「安心」と「共感」がひらく、子どものこころの扉 -3ページ目

「安心」と「共感」がひらく、子どものこころの扉

ポリヴェーガル理論をもとにした神経の仕組みから考える不登校支援の新しいアプローチ
心理的安全性を土台にした対話(NVC/共感的コミュニケーション)による子どもとのつながりのヒントをお伝えしています。

 

 

先日、小布施町図書館で開催された
NVC調停(ミディエーション)ワークショップ
参加しました。

 

 

 

 

今回は特別に、
NVC調停の実践をされている
素敵なファシリテーターの方々が来て下さって、
対立の場に第三者として関わるプロセスを
体験的に学ぶ時間となりました。

 

 

 

 

 

NVC調停(ミディエーション)とは

 

 

NVCの調停とは、
対立状態にある二人の話し合いに
第三者として関わっていく対話の方法です。

 

 

ここで大切にしているのは、
どちらが正しいかを

決めることではありません。

 

 

それぞれの人の奥にある

  • 何を大切にしているのか

  • どんな願いがあるのか
     

その「ニーズ」に耳を傾けながら、
失われてしまった理解やつながりを
少しずつ取り戻していくプロセスです。

 

 

 

この考え方は、
心理学者の
Marshall Rosenberg
が提唱した

NVC(Nonviolent Communication:非暴力コミュニケーション)

を土台にしています。

 

 

 

 

ワークショップで起きていたこと

 

 

今回のワークショップでは、

・対立の場に第三者として関わるとはどういうことなのか
・NVC的な調停の視点とはどんな感覚なのか
・調停の場では何が起きているのか

を、頭だけではなく
実際に体験しながら学んでいきました。

 

 

ロールプレイを通して見えてきたのは、
対立の表面にある言葉の奥に、

「わかってほしかった」
「大切に扱われたかった」
「尊重されたかった」

そんな切実な願いが

どんな人にもあるということ。

 

 

多くの人は、対立を見ると
「どちらが正しいのか」
「どう解決すればいいのか」

と考えがちです。

 

 

けれどNVC調停では、
解決を急ぐことよりも、
お互いのつながりを
取り戻すこと
を大切にします。

 

 

第三者が共感的に関わることで、
それまで届かなかった言葉が
相手の心に届くことがある。

そのプロセスを体感する時間でした。

 

 

 

対立は、
壊れてしまう関係の始まりではなく、

本当の願いに出会う入り口
なのかもしれません。

 

 

 

今回、貴重な学びの場を

創ってくださった
ファシリテーターのお二人に
心から感謝しています。

 

 

これからも、
人と人のあいだに理解とつながりが生まれる
対話の場を大切にしていきたいと思います。

 

 

 

子育てをしていると、

子どもに強く言いすぎて
自己嫌悪になる日もあれば、


本当はイヤなのに
我慢して飲み込んでしまう日も
ありますよね。。。

 

 

実はこの揺れには、
“力の使い方”のパターンが
関係しています。

 

 

今日は、NVC(非暴力コミュニケーション)の視点から、
3つの力のかたちについてお伝えします。

 

 

 

 

 

そもそもNVCとは?

 

 

NVCは、
Nonviolent Communication(非暴力コミュニケーション)の略で、

心理学者の
Marshall Rosenberg
によって体系化された対話法です。

 

 

特徴は、

・相手を責めない
・自分も我慢しない
・感情の奥にある「大切にしているもの(ニーズ)」を見る

というアプローチ。

 

 

テクニックではなく、
“つながりを回復するプロセス”です。

 

 

 

 

 

Power Over(支配の力・力で押さえる)

 

 

「早くして!」
「なんでできないの?」

 

正しさや不安から、
相手をコントロールしようとする力。

 

 

責任感が強いお母さん、
ちゃんと育てたい
気持ちが強い人ほど、
この形が出やすいです。

 

 

その奥には、

「安全でいてほしい」
「困らないようにしたい」

という愛があるのに
その愛は、子どもには
伝わりにくくなります。

 

 

 

 

 

Power Under(自己抑圧の力・自分を抑える)

 

「まあいいか…」
「私が我慢すればいい」

自分の気持ちを後回しにする力。

 

 

優しい人、衝突が苦手な人ほど、
この形に傾きやすいです。

 

 

ただ、この抑圧が続くと心が疲れ、
ある日突然爆発することもあります。

 

 

 

 

Power With(共創の力・共にある力)

 

NVCが目指すのはここです。

 

どちらが上でも下でもなく、

「私は今、こう感じている」
「あなたはどう?」

と、お互いの大切に
しているものを尊重しながら
解決を探す関わり方。

 

 

これは“優しさ”だけではなく、
自分のニーズも同じように
大切にする姿勢です。

 

 

 

 

大事なのは、
 Power Over(支配の力)が悪い
 Power Under(自己抑圧の力)がダメ

という話ではないこと。

 

 

私たちは誰でも、
育ってきた環境や経験によって
“傾きやすい方向”があります。

 

 

気づかないままだと
無意識に繰り返してしまう。

 

 

でも、

「あ、今  Power Overだな」
「今は Power Under に入ってるな」

と気づけた瞬間から、
 Power With(共創の力)
に向かう選択が生まれます。

 

 

 

 Power With(共創の力)の
関係が育つと、

子どもは
「支配されている」でも
「気をつかっている」でもなく、

“安心して本音を出せる”

という土台を持ちます。

 

 

そしてお母さん自身も、

我慢でも罪悪感でもなく、
“満たされるつながり”を
感じられるようになります。

 

 

 

 

もし、

・私はどのパターンが多いんだろう?
・具体的にどうやってパワーウィズに近づくの?
・感情とニーズって実際どう扱うの?

 

そんな疑問があれば、

NVC講座で、理論と体験の両方から
丁寧に学ぶことができます。

 

 

頭で理解するだけでなく、
日常に落とし込める形で
練習していきます。

 

 

ご興味のある方は、
下記のお問い合わせフォームから
お気軽にご連絡ください。

 

 ※お問い合わせフォーム

 

https://www.reservestock.jp/inquiry/31865

 

 

 

怒りすぎる私も、
我慢しすぎる私も、
どちらも大切なサイン。

 

 

そこから一緒に、
“つながりの質”を育てていきましょう。

 

 

 

 

 

先日、娘の高校の卒業式がありました。

 

正直に言うと、まさか高校の卒業式でこんなに泣くとは思っていませんでした。

 

特に心に残ったのは、最後のホームルームの時間。


子どもたち一人ひとりが前に立ち、自分の思いを言葉にしていきました。

 

「毎日お弁当をつくってくれてありがとう」
「反抗ばかりだったけど感謝しています」

 

声を震わせながら、涙をこらえながら話す子。

途中で言葉に詰まってしまう子。

 

そのたびに、クラスのみんなが静かに待って、「大丈夫だよ」と言うような、あたたかい空気が教室に流れていました。

 

 

涙を流しながら、感じていることを一生懸命伝えてくれる若者たちの姿。

仲間の想いをあたたかくうなずきながら聞いているクラスメイト。
涙をぬぐう先生。


そのまぶしさに、こちらの涙も止まりませんでした。

 

どの子の言葉にも、親への感謝、先生への感謝、そしてクラスメイトへの思いがあふれていました。

 

「本当にいいクラスだった」
「この3年間が宝物です」

 

そんな言葉を聞きながら、ああ、この子たちはこの時間を一緒に生きてきたんだなあと、胸がいっぱいになりました。

 

 

中には、
 

「将来のことで不安にさせてしまってごめんなさい」
「わがままばかり言って迷惑をかけました」
 

と話す子も多くいました。

 

でも、きっと多くの親が思っていたはずです。

 

それは全然、迷惑なんかじゃない。


むしろ、子どもが成長していく時間を一緒に過ごせたことが、親にとってはかけがえのない喜びなんだと。

 

 

小さな赤ちゃんだった子どもたち。


「ママ、ママ」と後追いして、一身に求めてくれていたあの頃。

 

そこから少しずつ世界が広がり、ランドセルを背負って、はじめて一人で歩いて通った小学校。

 

少し大きすぎるランドセルを背負って、揺れるように歩く小さな背中を、何度も振り返りながら見送った朝を思い出します。

 

友達と出会い、たくさん遊び、時にはけんかもしながら、小さな社会の中で毎日を過ごしてきました。

 

中学校では、部活や友達関係の中で悩んだり迷ったりしながら、思春期の大きく揺れる気持ちと向き合う時間。

 

親に向かって「関係ないでしょ!」なんて言葉が飛び出すこともある、反抗期の時期もありました。

 

それでも、その奥には、自分の人生を歩き始めようとする大きなエネルギーがあったのだと思います。

 

そして高校。

 

仲間と時間を重ね、笑ったり悩んだりしながら、少しずつ自分の未来を考える3年間。

 

 

あの小さかった子どもたちが、自分の言葉で感謝や思いを語る姿を見て、ああ、立派な大人になってきたんだなあとしみじみ感じました。

 

 

 

娘も、この3年間で本当に大きく成長しました。


その姿を見られたことが、ただただ嬉しくて、感動しています。

 

4月からは県外の大学に進学し、一人暮らしが始まります。


正直、親としては心配でたまりません。

 

でも、だからこそ。


不安よりも「あなたなら大丈夫」という気持ちで、背中を送り出してあげたいと思っています。

 

 

そして、こうして子どもが巣立っていく節目に思うのは、「親子で一緒に過ごせる時間には限りがある」ということです。

 

子育ての毎日は、忙しくて、思い通りにいかなくて、ついイライラしてしまったり、ぶつかってしまうこともあります。

 

でも振り返ってみると、その一つ一つの時間が、もう二度と戻っては来ない、かけがえのない親子の貴重な宝物の時間だったのだと感じます。

 

だからこそ、子どもと一緒に過ごす「今」という時間の中で、気持ちを聴き合い、思いを伝え合いながら、つながりを大切にしていけたらいいなと、あらためて感じました。

 

 

この春、卒業を迎えた皆さん、そして保護者の皆さん。本当におめでとうございます。

 

子どもたちのこれからの人生に、あたたかく輝く祝福がありますように。