「安心」と「共感」がひらく、子どものこころの扉 -15ページ目

「安心」と「共感」がひらく、子どものこころの扉

ポリヴェーガル理論をもとにした神経の仕組みから考える不登校支援の新しいアプローチ
心理的安全性を土台にした対話(NVC/共感的コミュニケーション)による子どもとのつながりのヒントをお伝えしています。

フリースクール全国ネットワークからのシェアです。

 

 

ゴールデンワーク明け、学校を休みたいと子どもが言ってくれたときのおとなの対応に関する注意喚起の共同声明を「登校拒否・不登校を考える全国ネットワーク」さん、「多様な学びプロジェクト」さんと出しました。

 

以下、共同声明本文です。

 

<< 子どもが「学校休みたい」と言った時の子どもを追いつめる対応に関する注意喚起の共同声明 >>

 

 

2025年5月7日

特定非営利活動法人フリースクール全国ネットワーク

特定非営利活動法人 登校拒否・不登校を考える全国ネットワーク

特定非営利活動法人 多様な学びプロジェクト

 

 

【趣旨】

 

新年度を迎えた子どもたちの中には、ゴールデンウィーク明けに「学校を休みたい」と訴える子どもがいます。また、頭痛や腹痛を訴える子どももいます。そのような子どもは、4月からの新しい環境に緊張やストレスを抱えてきた子どもで、これからの生活に大きな不安を抱えています。そのような子どもが「学校休みたい」と言ってきたときの大人の対応次第で、子どもは心身に支障をきたすばかりか大人への信頼感を損ない人間関係も悪化します。しかし、子どもに寄り添う対応をすると、子どもは安心感に包まれると同時に、大人への信頼も増し人間関係が良好になるきっかけにもなります。

 

 子どもが「学校休みたい」と訴えてくれた時は心がストレスや不安でいっぱいいっぱいの状態なので、まずはゆっくり休ませてください。大人も不安になると思いますが、まずは子どもの気持ちを最優先にしてください。理由を問い詰めたり感情的になって怒ったりすると子どもは心を閉ざして、例え登校しても勉強も身に付かないどころか自己否定が強くなって自傷行為を行ったり、「消えたい」という思いを持つ子どももいます。子どもの命を守ることを最優先に子どもへの寄添いをお願いします。

 

多くの大人は子どもから「学校休みたい」と言われたら、戸惑い悩みながらも登校することを強いるでしょう。その心理は「一旦休むとズルズルと休み続け不登校になる」、「休みを許すことは甘やかしで、子どものために厳しく育てなければ」、「勉強が遅れると進学に影響してどんどん落ちこぼれる」、「学校へ行けない子どもは将来、社会に出ていけない」などの思い込みや刷り込みから起きていると思われます。不登校が増えている近年、そのような発言がメディアに取り上げられることを危惧しています。

 

私たちは、多くの「不登校をしたけど笑顔で生きている子ども若者」を知っています。休むことで心身ともに安心し、意欲も主体性も取り戻し自分らしく生きている子ども若者を知っています。その子どもたち若者たちも「学校休みたい」という思いを大人に受けとめ寄り添ってもらえたからこそ今があります。

 

学校に行くことが苦しい子どもが勇気を出して「学校に行きたくない」と言ったとき、一番絶望を感じる対応は大人の価値観や思い込みで登校を強いることです。一番安心できるのは子どもの心を尊重し思いを受けとめること(休ませること)です。その安心感の中で意欲も湧き将来の笑顔にもつながります。

 

「学校休みたい」という子どもに笑顔が消えていたら、まずは休むことを受け入れてください。

 

 

【具体的なお願い】

 

(1)子どもが「学校休みたい」と言ったときに登校を強いない。まずは休ませてください。

 

 ○「学校休みたい」と言われた大人も不安になるでしょうが、理由を問い詰めたりせずに「子どもの命を守る」という意識でまずは休ませてください。国が定めた教育機会確保法の第十三条でも子どもの「休養の必要性」が明記されています。子どもが「学校を休みたい」と言ったときこそ、休養が必要なときだと認識してください。

 

   ※ 参照:教育機会確保法第十三条

       国及び地方公共団体は、不登校児童生徒が学校以外の場において行う多様で適切な学習活動の重要性に鑑み、個々の不登校児童生徒の休養の必要性を踏まえ、当該不登校児童生徒の状況に応じた学習活動が行われることとなるよう、当該不登校児童生徒及びその保護者(学校教育法第十六条に規定する保護者をいう。)に対する必要な情報の提供、助言その他の支援を行うために必要な措置を講ずるものとする。

 

 ○子どもによっては「学校休みたい」と言葉にできず「頭が痛い」、「お腹が痛い」という身体症状で苦しさを訴えてくることがあります。そのような場合も無理はさせずに休ませてください。

 

(2)家庭がまず安心できる居場所であるようにしてください。

 

○学校に行かないことに対し将来や成績などに対する不安を煽ったり、ゲームやスマホなど子どものものを取り上げるなどの対応は親子関係を悪化させることにつながります。

 

○大人の焦りを抑えて、子どもの思いを受けとめてください。

 

○学校に行きたくない子どもにとって、まず家が安心できる居場所であることを大切にしてください。「家の居心地を悪くすればイヤでも学校に行く」という考えは危険であることをご理解ください。

 

(3)親の不安を吐き出せる安心できる場を確保してください。

 

○親の不安は同じ悩みを持つ親同士で出し合うことで軽くなります。どうか、近くの「親の会」に不安を話してください。わかりあえる人と出会えると思います。

 

○親の不安を煽るような他人の話は真に受けないでください。良かれと思ってアドバイスする人も不登校に対する理解が乏しかったり、自分の価値観を押し付けたりしていることもあります。

 

○「学校休みたい」と言えるまでに子どもはかなりの時間と勇気を要していますし不安を抱えています。優しい子どもほど「自分は親を苦しめている」と二重の苦しみを背負ったりします。子どもも親も心が軽くなるような親子の時間を過ごすことをお勧めします。

 

(4)相談は複数の機関にすることをお勧めします。先生方からの相談もお待ちしてます。

 

○不登校に関する相談も、その子どもその家庭で要因や背景等様々です。一ヵ所の相談結果を鵜呑みにせず複数の機関に相談して自分にあった相談先を見つけてください。

 

○不登校の相談で高額な料金を請求するところや、不安を煽ったり決めつけたアドバイスをしたり保護者をも追い詰めるような対応をするところがあるのでご注意ください。

 

○学校の先生方も生徒の不登校で悩まれたときは学校だけで考えるのではなく、親の会やフリースクール、子どもの居場所などにご相談ください。民間機関は学校と協力して子どもを育むパートナーとして、ともに子どもの最善の利益のために協力したいと考えてます。ご相談お待ちしております。

 

(5)学校の先生方へ 子どもたち、親たちの気持ちにご配慮よろしくお願いいたします。

 

無理な「学校復帰」「登校」の促しはお辞めください。

 

○子どもが「学校を休みたい」と訴え学校に登校しないことは、学校に来なくなるのではないかと不安を感じる先生方も多いと思います。しかしながら「お子さんは引っ張ってでも学校に連れて来てください」「学校に連れて来ればなんとかなります」など登校や学校復帰を迫ることは、親に対してプレッシャーにつながります。親は子どもと先生との板挟みになり、辛い思いをします。

   まずは子どもや親の気持ちを受け止め、学校主導で進めるのではなく子どもの気持ちを第一に尊重していただきたいと思います。

 

〇学校に行けなくなって一番辛い思いをしているのは子どもであり 親です。甘えや怠けという見方ではなく、むしろ「学校に行きたくない」と親に言える親子関係であることを評価していただけたらと思います。

 

無理な促しで、表面的には学校に行けたとしても、心は傷ついたり、信頼が壊れてしまうことがあります。学校に行く、行かないといった見方ではなく、苦しんでいる子どもたち、親たちの心に寄り添った対応をしていただけたらと思います。

 

 

 

 

 

\対話部で一緒に活動している

志賀アリカちゃんの記事をシェアします📚✨/

 

 

本を通して人と人が出会い、

つながる場を大切に育ててきた

図書館館長のアリカちゃん。


その温かな想いが詰まった、

小布施町立図書館の“これから”を

一緒に創ってくれる仲間を募集しています!

 

「図書館ってもっと自由でいいんだ!」
「地域と関わる仕事がしたい」
「本が好き。人が好き。」

 

そんな方にはきっと

ワクワクする内容です✨


気になる方はぜひ以下の

アリカちゃんの文章を

チェックしてみてくださいね👇

 

 

 

【まだ間に合う!4月30日まで!小布施町立図書館館長の募集】

 

私の長かったようで短い5年の任期も、いよいよこの10月に退任と終わりが見え始め、春から次期図書館長の募集がはじまっています。

今日は、記念すべき日。

なぜなら、私が館長の公募を見つけた日だからです。

忘れもしない公募締め切りの4日前。

人生を変えたのは、夫(当時は婚約者)の深夜の一通のLINEでした。

当時はコンサルを辞めた直後で、本当に心が動く仕事と出会うまでは先走らずにゆっくりしていようと決めていた私(平たく言うと無職)。

そう心に決めたのも束の間、夫から2021年度採用の小布施町立図書館の館長公募のURLが届き、「アリカ、館長とか合うんじゃない」の一言。

それまで、全く図書館の勉強をしてきたわけでも、圧倒的に本が好きな人だったわけでも、館長になりたいと思ったことがあったわけでもなかった私ですが、雷が落ちたように「これは面白いかも」と思って翌日には小論を書き、速達で送ったのです。(そしてご縁が繋がって今に至る)

まぁそもそも、館長になる。というビジョンがなかった。

当時は27歳でしたし、館長と言うと、完全な偏見ですが既に多くの社会経験を積まれた方々が最後の社会貢献というような形で就任されているイメージ(そしてこれもまた偏見ですが、初老の男性で笑顔が優しくて眼鏡なイメージ)だったので。

応募自体もダメもとで出したので、採用いただいた時に逆にびっくりしました。

けれど、ピンと来てしまった。

図書館って私にとっては最後のリベラルアーツの砦であり、

真に人を選ばず万人に拓かれた唯一無二な場であり、

緩やかな変容や変化と共にあれる場であり、

セーフティーネットでありつつも、未来を拓くための先駆的な価値も出さねばならない場であり、

ニーズに応えること以上に、これからの世界や日本、ひいては地域(私の場合は小布施町)の未来のためにどんな情報を揃え、編集し、場を作っていくのかを問い続けなければならない、

そんな器の広い場所だと感じたからです。

ここでならば、地に足をつけながらも、人にとって、生きるうえで本当に必要な緩やかな変容や繋がりをつくっていけるかもしれない。

あって欲しい社会像、の絵姿を自分自身で見出しに行けるかもしれない。

そんな期待があって、筆をとったら手が止まらず、あっという間に小論も書き上げていました。

いざ丸4年、地縁も血縁もない小布施に移住し、図書館で館長として働かせてもらって思うのは

【本当に来てよかった】

ということです。

勿論大変なこともたくさんありますし、想定以上にタフではありました。

私は認識が甘く、”公募館長”なので、企画や演出など、図書館という箱を与えられたプロデューサー的な役割で働くつもりで当初は思っていたのですが、蓋を開けてみたらベンチャー経営と何ら変わりありません。

中長期のビジョンを描き、人を雇い、育て、トラブルの仲介をし、企画を組み、賛同者やファンを募り、ブランディングし、構造化し、自分なしでも回るように持続性のあるシステムを考案し、予算や補助金を申請し、議会対応をし、クリエイティブを作り、広報をし、伝票処理をし、契約書をつくり、様々な意見要望等に応え…

1人何役なのかな…という感じで企画特化型かと思いきや、がっつり行政の中枢にも関わるので、最初は悲鳴をあげそうでしたが、振り返ってみれば、私の未熟だったマネジメントとしての能力を非常に鍛えてもらった時間でもあったなと思います。

営利企業とは異なる体質ですが、それでもだからこそ、お金を生まない或いはないなりにどのような座組にすれば三方良しを作れるのか。

人がいないならいないなりにどう工夫するのか。

起業とは違って、自分でチームを0から組成できるわけではない。様々な背景や流れで、たまたま今この場に辿り着いている価値観や言語が異なる人とどうチームになっていくのか。

そういう意味では、むしろ頭が少しは柔らかくなったかなと思ったりもします。

図書館は、箱です。魅力的な箱。

本・そして人という情報が集まり、行き交う交差点でもあります。

それをどうデザインするかについては可能性は無限大で、

福祉に特化しようと思えばそうなりますし、教育に特化することも出来れば、地域経済の活性化を意識すればそういう箱になる。

館長次第で、どうとでも変容できる本当に面白い(言い方がいいかわかりませんが)プレイグラウンドとも言えます。

なので、是非そういう面白さを味わって作りたい社会像、やってみたい社会実験がある人にこそ、館長という役割に挑戦してみて欲しいと個人的には思っています。

本が好きかどうか、たくさん読んでいるか、図書館のヘビーユーザーかどうかは二の次かなと。(正直私なんて読書家の友人と比べたら足元にも及びませんし、本は借りるより買う派です)

偏愛があるかどうか、世界観を持っているか、のほうが私個人としては大事です。

そういう人は、大抵その領域には異常に詳しくて、本を含む情報収集には長けているものです。

「図書館、ありだな」

と思うかどうか、これに関しては、直観。

本気で取り組めば絶対に無駄にはなりません。

だってどんなに長くても5年なんですから。

年齢も資格も不問なのに、館長として変幻自在な箱をマネジメントできる機会、なかなかないです。

是非、様々なバックグラウンドから館長に応募してくださる方がいらっしゃるといいなと思っています。

https://www.town.obuse.nagano.jp/docs/301254.html

不登校のご相談を伺っていると、お子さんの中には、繊細な特性を持つHSC(Highly Sensitive Child)の子どもたちがたくさんいます。

 

 

 

HSCの子どもたちは、その繊細や感受性の高さから、環境や人間関係に大きく影響を受けるため、学校生活が負担になることが少なくありません。

 

 

 

 

HSCの特徴と学校生活の相性

 

 

HSCの子どもたちは、次のような特徴を持つことが多いです。

 

  • 感覚の鋭さ:光や音、匂い、温度などの刺激に敏感で、教室の環境(ざわつき、大勢の人、騒音など)がストレスになることがあります。

    友達の話し声、笑い声、噂話、机や椅子の動く音など、小さな音でさえも、HSCにとっては過剰刺激になることがあり、集中力を奪ったり疲労を引き起こしたりします。

    クラスの人数が多いと、それだけでも視覚的な刺激(動き回る人や物の量)も増えるので、そこにいるだけでも(ただ座って息を吸っているだけでも)疲れてしまい、神経の負担になります。
 
  • 感情の共感力: 他者の感情にも敏感で、深く共感するため、人間関係のトラブルやクラス内の雰囲気に強く影響されます。

    クラスの人数が多くなると、友達関係やグループ活動での競争や人間関係の複雑さが増すので、周囲の期待に応えようとしたり、まわりの空気を読みすぎて疲れてしまうことがあります。

     
  • 自己内省の強さ: 自分の言動や周囲の反応を深く考えすぎて、不安や自己否定感に繋がることがあります。
     
  • 変化への敏感さ: 新しい環境やスケジュールの変化に適応するのが難しい場合があります。

     

学校は集団生活を基盤とし、「みんな一緒に」という同調圧力が強く、一定の規律やルールに従う必要があるため、HSCの子どもにとってはその環境自体がストレスフルになることがあります。

 

 

 

 

 

HSCと不登校の関連

 

 

HSCの特性が学校生活のストレス要因と重なる場合、不登校に繋がりやすくなる可能性があります。

 

 

 

  • 教師との関係に悩む: 朝、教室に入ってくる先生の機嫌や表情を見ただけでもも疲れてしまう子もいます。ましてや、厳しい指導や叱責に対しては強い恐怖や不安を感じます。

    ・HSCは他人の感情を直感的に読み取る力が強いので、先生が少し不機嫌だったり、表情が硬かったりするだけで、「自分が悪いことをしたのではないか」と感じたり、「怒られるかもしれない」と過剰に心配してしまいます。

    ・子どもにとって先生は大きな存在であり、言葉や態度に敏感に反応します。HSCの子どもにとって、先生が機嫌が悪そうだとそれだけで緊張が高まり、ストレスを感じやすくなります。

    ・HSCは「安心・安全」を求める特性が強いです。先生が怒りっぽかったり、不機嫌だったりすると、教室という空間が「安全な場所」だと感じられなくなり、不安を感じて疲労が蓄積します。

     
  • 疲労や不安感: 集団生活で感覚的・感情的な負担が大きく、疲れやストレスが蓄積し、登校が難しくなることがあります。
     
  • 自己否定感の増加: 「みんなと同じようにできない」「学校に馴染めない」という気持ちから、自己肯定感が低下してしまうことがあります。
     
  • 具体的な子どもの様子や反応

    ・先生が不機嫌だと感じると、不安や恐怖を感じるので、必要以上に緊張し萎縮してしまう。

    ・自分に関係のない怒りでも、友達が起こられている様子を遠くから見るだけでも、まるで自分が怒られているように感じるてしまう。

    ・授業中に先生の顔ばかり気にしてしまい、授業の内容に集中できない。

    ・家に帰ると「先生が怖い」「学校に行きたくない」と言い、泣いたり、かんしゃくを起こしたり、体調不良(頭痛や腹痛)を訴えることが増える。
 

 

 

HSCを育てる親の苦労

 

 

  1. 子どもの反応が予測しづらい

    • 普通なら気にしないようなささいな音や光、他人の言動に過敏に反応するため、親が「何がトリガーになるのか」を常に気にして生活しなければならない。
       
  2. 親自身がストレスを感じやすい

    • 子どもの繊細さに合わせて対応することで、親も神経をすり減らし、自分の時間を持てなくなることがある。
       
  3. 周囲の理解不足

    • HSCへの理解がない場合もまだまだ多く、家族や学校の先生、他の保護者から「ただの甘やかしでは?」「もっと厳しく育てるべき」などの誤解を受けやすく、孤立を感じることがある。自分の苦しみを周囲の誰にも理解してもらえないつらさがある。
       
  4. 子どもの気持ちを汲み取りすぎる負担

    • HSCの子どもは感情の起伏が激しいことがあり、親が常に感情の受け皿となることで疲れ果ててしまうことがある。
       
  5. 自分の対応に不安を感じる

    • 「これでいいのだろうか」「私の育て方が悪いのでは?」と悩むことが多い。

 

 

 

対策とサポート方法

 

 

 

 

◇学校側の取り組み

  • 安心できる環境作り: 集団行動を重視する学校の構造が、個々の感受性に配慮する余裕を持ちにくい。また、学校では、競争や評価が重視されることが多く、HSCの子どもにはそれが負担になることがある。HSCの特性を理解し、無理に「みんなと同じ」を求めない柔軟な指導を心がける。教室内の音量を下げるための工夫(机や椅子にフェルトをつけるなど)をする。

     
  • 静かな時間や場所を提供: 教室外で休める場所、図書館や別室など、休憩できる場所を設ける。HSCの子どもは、静かで落ち着ける環境で能力を発揮しやすい特性がある。騒がしい教室では自分を落ち着ける時間や場所がないため、ストレスが蓄積してしまう。

     
  • 個別対応: クラスが多人数だと、発言や行動で注目を浴びる機会が増えることがあり、HSCの子どもにとってはこれが不安の原因になる。学級全体での活動や指導が「全員一律」で進められる場合、HSCの子どものペースに合わないことがある。教員がHSCの特性を理解し、必要に応じて少人数指導や個別学習の機会を増やす。HSCの子どもが過剰な負担を感じないように、授業や活動を調整する。

     

◇保護者の取り組み

  • 子どもの特性を理解する: 繊細であることを「弱さ」ではなく「個性」として受け止め、肯定的に接する。
     
  • 子どもの気持ちを受け止める: 「うるさい教室が辛い」という声を否定せず、共感的に話を聞く。子どもの気持ちに寄り添い、無理に「頑張らせよう」とせず、子どもが十分に感情を表出して、話を聞いてもらえる時間を持つ。
     
  • 休む選択を肯定: 無理に通わせず、子どものペースを大切にする。

     

  • 感情の境界を教える:「先生の機嫌は、先生自身の問題であって、あなたのせいじゃないんだよ」と伝えることで、子どもが必要以上に責任を感じないようにする。

     
  • 学校との連携: 子どもの特性について教師に説明し、理解を求める。子どもが感じるプレッシャーを軽減するために、先生にHSCの特性を伝え、配慮をお願いする。例えば、「少し柔らかいトーンで話してほしい」など。

     
  • 親自身が専門家などからサポートを受ける:HSCを育てる親にはたくさんの苦労があります。スクールカウンセラーや心理士に相談し、具体的な支援プランを立てる。必要に応じて通級指導やフリースクールの利用を検討する。

    また、親自身のつらい気持ちを共感的に聴いてもらったり、専門家からHSCの子どもに合った接し方や環境作りの方法を学ぶことで個別の対応が分かり「この対応でいいんだ」と安心感を得られ、孤独感や不安が軽減され、親も自信を持って育児に向き合えるようになる。
     

    HSCを育てる親がサポートを受けることで、子どもが親を安心の存在として感じられるようになり、親子の絆が深まり、子どもが自分の特性をポジティブに受け入れる力を育める。家庭が安心・安全な居場所となり、子どもが心のエネルギーを蓄えられる。


    HSCの親をサポートすることは、家族全体の幸福を高めるだけでなく、HSCの子どもたちが自分らしく生きるための基盤を作る重要な取り組みです。

 

 

まとめ
 

 

 

 

HSCの子どもは、その感受性の高さから学校生活に困難を感じることがあり、騒がしい教室環境や、先生の機嫌や表情にも敏感に反応し、それが疲労やストレス、不安の原因になることがあります。

 

ただし、これは子どもの「弱さ」ではなく、感受性が高いために起きる自然な反応です。

 

大人数のクラスでの不適応や先生との相性の悪さは、子どもの性格や能力ではなく、環境と特性のミスマッチによるものです。

 

大人がその特性を理解し、安心できる環境やサポートを提供することで、子どもは自分のペースで成長しやすくなります。
 

先生側や保護者が少し工夫するだけで、HSCの子どもが安心して学校生活を送れるようになる可能性が広がります。

 

学校と家庭が連携しながら、HSCの特性をじゅうぶん理解し、子どもに合った環境や支援を提供することで、子どもの安心感を支えることが鍵です。

 

HSCは敏感で繊細な心を持っていますが、それは素晴らしいギフトでもあります。その才能を伸ばせる環境を一緒に作っていくことが大切です。

 

 

HSC(ひといちばい敏感な子)の個別サポートについてお困りのことがありましたら、お気軽にご相談ください。

 


お子さま一人ひとりの特性に合わせた関わり方や、日常生活の中での声かけ・環境調整など、具体的なサポート方法をご一緒に考えていきます。

 

 

「うちの子、もしかしてHSCかも…」
「繊細すぎて、どう接したらいいのか悩んでいる」
そんなお声をよくお聞きします。

 

 

一人で抱え込まず、まずはお話をお聞かせください。

 


カウンセリングでは、安心してご相談いただける環境を整えていますので、ご希望の方はお気軽に以下よりお問い合わせください。

 

 

 

 

 

 

 

 

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