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「安心」と「共感」がひらく、子どものこころの扉

ポリヴェーガル理論をもとにした神経の仕組みから考える不登校支援の新しいアプローチ
心理的安全性を土台にした対話(NVC/共感的コミュニケーション)による子どもとのつながりのヒントをお伝えしています。

先日、対話部3期の最終回を迎えました。

 

 

 


 

 

 

 

最後の会では、

これまでの歩みを振り返るように、

全員でじっくりと時間をかけての

チェックイン&チェックアウトを

行いました。

 

 

ひとりひとりが、

自分の内側に

静かに耳を傾けながら、

今感じていることや

この場で得た気づき、

大切にしたい思いを

言葉にしていきました。

 

 

その語り口はどの人の言葉も、

とても温かくて、深くて、

心にまっすぐ届いてくるものでした。

 

 

みんなのシェアを聴いているうちに、

 

「ああ、ここは本当に

安心して話せる場所だったんだな」

 

「このメンバーと過ごせた時間は、

かけがえのないものだった」

 

と、じんわり胸が熱くなりました。

 

 

言葉にならない想いも、

その場にただあるだけで、

互いに響き合っているような感覚。

 

仲間とのつながりを

深く実感できる、

そんな豊かな時間となりました。

 

 

 

対話部としての活動は

一区切りとなりますが、

この場で育まれた信頼や共感は、

これからもきっと私たち一人ひとりの中に

生き続けるのだと思います。

 

 

 

これから先も、

かたちは変わっても、

想いを大切にしながら、

いろいろなかたちで

つながっていけたら嬉しいです。

 

 

 

先日、修復的対話ファシリテーター長田誠司さんと、対話部ファシリテーターのメンバーで、長野県内の公立小学校6年生を対象に「修復的司法・NVC」をベースにした授業に参加しました。

 

 

 

 

 

 

誠司さんから、感情やニーズに関する説明と、その背景にある心と身体のつながりについて、ポリヴェーガル理論に基づいた身体感覚の視点も含めて、わかりやすく丁寧にレクチャーしていただきました。

 

 

 

今回の授業では、NVC(非暴力コミュニケーション)の「感情」と「ニーズ」という新しい概念に、子どもたちが初めて触れる機会となりました。

 

 

授業の冒頭、担任の先生が自らデモンストレーションに立ってくださり、ご自身が日々感じている悩みや不安な気持ちを言葉にして、子どもたちの前で静かに、真剣に分かち合ってくれました。

 

 

後半は、班ごとに分かれて6~7人のグループでエンパシーサークルを行いました。

 

 

エンパシーサークルというのは、参加者が円になって座り、お互いの気持ちや考えを安心して語り合い、聴き合う対話の場です。

 

 

目的は「正しい・間違い」や「評価」をすることではなく、その人の感じていることや大切にしていること(=ニーズ)を、ただ受けとめて聴くことにあります。

 

 

NVC(非暴力コミュニケーション)の考え方に基づいており、「共感=相手の世界に寄り添う」姿勢を育むためのとてもあたたかな方法です。

 

 

教室の中に「本音を話してもいい」「気持ちを出しても大丈夫」というあたたかい空気が広がっていくのを感じました。

 

 

 

 

当日は、担任の先生だけでなく、校長先生もエンパシーサークルに参加してくださいました。

 

 

大人が真剣に耳を傾け、子どもたちの言葉に一つひとつ丁寧に共感を寄せる姿に、子どもたちの表情もどんどん嬉しそうに和らいでいきました。

 

 

 

最後の感想共有の時間には、ある女の子がこう話してくれました。
 

 

「みんなが自分の気持ちをこんなにも分かってくれることがビックリしたし、嬉しかった。この班のみんなのことがもっと大好きになりました。」

 

 

その言葉を聞いた瞬間、同じ班の子どもたちの表情がぱっと明るくなり、照れくさそうに微笑んだり、うなずいたりする様子がとても印象的で、胸がいっぱいになりました。

 

 

目に見える変化ではないかもしれませんが、確かに子どもたちの間に「わかってもらえた」という安心感とつながりが芽生えたことを感じた瞬間でした。

 

 

 

最初は「感情ってなに?」「ニーズって難しそう」と戸惑いを見せていた子どもたちでしたが、少しずつ自分の心の中を言葉にすることに慣れていき、授業が深まる中で「自分は本当は悲しかったんだ」「本当はわかってほしかったんだ」と、驚くほど自然に感情やニーズを言葉にするようになっていきました。

 

 

 

NVCとの出会いが、子どもたちにとって自分自身を理解し、大切にする第一歩になったことを実感した授業でした。

 

 

 

何より、子どもたちの心の中に「分かち合える安心感」が残っていたら、それが何よりの成果だと思っています。

 

 

 

今回の実践を通して、子どもたちの中に確かな変化と可能性の芽が生まれたことを感じています。

 

 

この小さな一歩を、次の対話や学びにつなげていけるよう、今後も継続して関わっていきたいと願っています。

 

 

 

 

 

今回の対話部のテーマは、

無意識の決めつけを知る

 ~自分の中にある「信念」と出会う~

 


私たちは日々、

何気ない選択や言葉の裏側に、

自分でも気づかない

「決めつけ」や「思い込み」を

たくさん抱えて生きています。

 

 

たとえば、

「ちゃんとやらなきゃいけない」

「他人に迷惑をかけてはいけない」

「私はこうあるべき」

など…。

 


それらは、知らぬ間に、

私たちの行動や言葉、

人との関わり方にまで

大きな影響を与えています。

 

 

 


 

 

今回はまず、

自分にとって

  「つい手が伸びてしまうニーズ」

「光って見えるニーズ」

「いつも現れるニーズ」 

を選ぶところからスタートしました。

 

 

そのニーズは、いつから

私たちの中にあったのか?

  • 「安心が欲しい」

  • 「認められたい」

  • 「大切にされたい」

  • 「自由でいたい」

どんなニーズを選ぶかは人それぞれ。

 


でも、そのニーズが自分の中で

強く反応するのには、

必ず理由があります。

 

 

 

 

 

 

そのニーズを感じた

「最も古い記憶」まで遡ってみる。

 


まだ幼かった小さな自分が、

そのニーズを初めて感じたとき、

どんな出来事があったのか?
どんな気持ちだったのか?

 

 

ワークを通して、

一人ひとりがそれぞれの

「原体験」と静かに向き合いました。

 

 

その過程で見えてくるのは、

自分の中に根付いていた 

「○○であるべき」

「○○はいけない」

「○○は許されない」 

といった無意識の“信念”たちでした。

 

 

 

今回のワークの目的は、

まずは、信念に「気づくこと」。

 

 

自分の中にどんな信念が

あるのかに気づくことで、
今まで自動的に選んでいた反応や行動を、

「本当に自分が望む選択」へと

変えていくことができます。

 

 

気づきは、自由への第一歩。

 


「今までは仕方ないと思っていたけど、

もしかしたら違う選択肢も

あるかもしれない」と、

あたたかい未来が見える瞬間を

味わいました。

 

 

 

今回の対話部も、

安心できる場の中で、
それぞれが静かに、

自分と深くつながる

時間となりました。

 

 

 

無意識に反応していた

自分に気づくことで、
人との対話も、自分との対話も、

少しずつやわらかく、

優しく変化していくといいな

と思います。

 

 

ご参加くださった皆さん、

ありがとうございましたラブラブ