人間にもサナギの時期が必要 | ささいなことにも動揺し、人一倍敏感で繊細な子(HSC)の幸せ子育てレッスン

ささいなことにも動揺し、人一倍敏感で繊細な子(HSC)の幸せ子育てレッスン

育てにくい子にはわけがある!
傷つきやすく感受性の強い個性を持った子が、
敏感な自分と上手に付き合う方法を知り、
その子らしさを輝かせて笑顔で過ごせるようになる子育てのコツをお伝えします。

 

 

 

「思春期とは、

サナギのような時期である。

 

 

サナギというのは

硬い殻に包まれて

死んだように動かず、

外から見ると

何が起こっているのか

わからない。

 

 

しかし、

サナギの内部では

いもむしが蝶になるという

大変な変化が渦巻いている。

 

 

いもむしが無事に蝶になり、

飛び立つためには

外側に硬い殻を築き、

サナギの時代を過ごさねばならない。

 

 

同様に人間にも、

サナギの時期が必要である.。

 

 

子どもが「さなぎ」の時期に入ると、

親としてはどうしていいか

わからないような気持になるときがある。

 

 

お互いの間に

気持の交流がないように

感じるからである。

 

 

子どもがどこか他の世界に

行ってしまったように感じる。

 

 

しかし、

焦らずに、

外側から見守るような

気持ちでいると、

子どもはだんだんと成長し、

またお互い話し合ったり、

理解し合ったりできるようになる。

 

 

さなぎから

蝶が生れてくるのだ。






これは、

有名な臨床心理学者の

河合隼雄さんの言葉です。

 

 

 

 

不登校の子どもたちにも

同じようなことが

いえるかもしれません。

 

 

 

学校に行かない

 

親と口をきかない

 

本心を話さない

 

 

 

自分の内側で

たくさんの不安や恐れを抱えて

葛藤しているのに

さらに

外からの刺激にもさらされたら

自分が壊れてしまいそうに

なるのかもしれません。

 

 


河合隼雄さんは、

このようにも

書いていらっしゃいます。


 

「親は心配だから、

あれやこれやと理由を訊いてみたり、
何とか学校に行かせようと、

お小遣いをあげようと言ってみたり、
逆にひどく叱って

無理に家から出そうとしたり。



でも、

不登校になっている本人は、

そういうレベルのとこに

いる訳じゃないから、
親が怒ろうと、

理由と問いただそうとも、
自分でも、何が何だか

訳が分からないわけ。
 

 

それがわかって

口に出せるくらいだったら、

学校に行ける。

 

で、こういう時、

やってしまいがちなのが、
『さなぎ』になっているわが子の、

かろうじて自分を守っている

殻をひっぺがして、
強引にでも理由を

言わせようとしてしまうこと。


『さなぎ』の中で

何が起こってるんだろう?

って我々は不思議に思うけれど、
 

だからといって、

それを知るために、

『さなぎ』を解剖してしまったら、
もう、その『さなぎ』は死んでしまう。


つまりは、そういうこと。
 

 

『さなぎ』になっている間は、

そばでじっと

本人が出てくるのを待つしかない。


中で、生きているのか、

死んでいるのか分からないけれど、
その中に命の息吹があることを信じて、
いつ出てきてもいいように、

本人にとって安全で

安心できる環境を整えて、
じっと待つ。



親としては不安で

心配でたまらなくなるけれど、

『さなぎ』の中の子どもだって、
硬い殻の中で『変容』という

大変な状態に耐えている。



ただ、それが表に見えないだけ。
 

 

チョウチョになる力があると信じて、
決して『さなぎ』の中身を

開いて引っ掻き回すようなことをせず、
羽化して出てくるのを待つのが大事。

 

 

 

 

 

 

 

私も以前

子どもが

「学校に行きたくない」

と言ったとき

 

 

質問攻めにして

理由を問いただしたり
何とか学校に行かせようとして

「○○買ってあげるから」

と言ってみたり、
無理に家から出そうとしたり

散々やっていました(笑)

 

 

 

でも、

今ならよく分かりますが

不登校は

私を苦しめるための

罠ではありませんでした。

 

 

 

その出来事のおかげで

わたしは本当の自分と

向き合うことを

余儀なくされました。

 

 

その出来事と向き合う中で

ひたすら周囲に自分を

合わせることばかりを考え

自分の心を殺して

生きてきた自分に

次第に気づいていきました。

 

 

 

一見つらい出来事も

私を成長させ

本当の自分として生きるための

通過儀礼だったのです。

 

 

自分を苦しめるだけだと思っていた

つらく悲しい出来事に

大切な意味があったこと。

 

 

悩んだり

もがき苦しんだことすべてが

私が本当の自分で生きるために

必要だからこそ起こっていたこと。

 

 

つらい出来事ですら

ギフトの中にあります。

 

 

愛やギフトは

常にそこに存在しています。

 

 

むしろ

つらい苦しみの中にいるときの方が

本当の自分に気づき

本来の自分で生きていくよう

人生が強く背中を

押してくれているのかもしれません。

 

 

 

「最悪」だと思っていたことが

「最高」の出来事になりうるのです。

 

 

 

人生で起こることは

すべて自分がより幸せになるために

起こっています。

 

 

そんな人生を

ぜひ信頼してみて下さいね。

 

 

 

 

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