これを乗り越えたキセキの全てに感謝。
新潟合宿前日に大野拓朗くんにオファーして、快諾をもらい、翌日の新潟合宿から参加できたこと。
運良く1ヶ月も予定が空いている歌の上手い、主役級の芝居が務められる俳優をよくこのタイミングで見つけてこれたなと思っていた。
当初は急遽、演技指導に関わることになった誠治にーやんからの提案かと思っていた。
公演中に『LUXE』で共演した当銀大輔さんが関わったと判明。
(3公演目が終わったあと、拓朗くんが当銀さんに『氷艶』との縁を繋いでくれたことに感謝している投稿があった)
この話は、6/16の大野拓朗くんのインスタライブにて詳細が明かされた。
新潟合宿前にプロデューサーと大ちゃんの話の中で、大ちゃんが候補者として大野拓朗くんの名前をあげたという。
プロデューサーは大野拓朗くんの連絡先を知らなかったので、大野拓朗くんと共演経験があって『LUXE』にも出演していた当銀大輔さんに連絡し、繋いでもらったらしい。
パンフレットの高橋大輔×大野拓朗の対談で、共通の知人がいて過去に1度電話で話したことがあると書いてあった。
大ちゃんに聞けば、共通の友人から連絡先を聞くこともできたと思うけど、
(育三郎くんでも、大貫勇輔さんでも知っていると思うし)
そうはしなかったところを見ると、主役級の俳優降板の状況を説明されたときに、誰かいないかとさらっと聞かれただけだったような気がする。
当銀さんから大野拓朗くんに氷艶のプロデューサーに繋いでもいいかという打診があり、深夜1時にプロデューサーから大野拓朗くんに電話。
その日の昼に会ってビジュアル撮影を実施し、翌日の新潟合宿から参加となった。
USM側も新潟合宿初日に、スケート靴を用意し、合宿に支障ないように対応した。
奇跡的にファーストシューズがピッタリだったという。
スケート靴の問題はいつも大変で、「月光かりの如く」ではあーやさんの靴がなかなか合わなかったのも知っているので、本当にキセキである。
キャストに松橋さんがいらっしゃるので、靴のメンテナンスも随時してもらえる強みもあったよね。
本当によく、この期間に仕事を入れずにスケジュールが空いていたというキセキ。
開幕まで時間がない中で快諾してもらえたキセキ。
スケート靴がピタリとあったキセキ。
この救世主の誕生に、まさか大ちゃんが絡んでいたとはね。
また、ひょうえんずが今回のピンチを助けているのも事実。
- 演出統括を引き受けてくれた菊之丞先生
- 演技指導を引き受けてくれた誠治にーやん
- 拓朗くんに繋いでくれた当銀さん
- シークレットボイスで参加してくれたあーやさんと誠治にーやん
『氷艶』での出会いは、その後も強い絆でつながっている。
あーやさんがシークレットボイスに参加した経緯はあーやさんのブログにしたためられている。(詳細)
まさか大ちゃんからのオファーだったとはね…。
それだけ、裏側はドタバタだったんだと思う。
ちょっと「破沙羅」味があったり、「LUXE」味があったり、(ときには『氷爆』味があったり。)
急ごしらえなので仕方ないこともあるけど、そんなことが気になったのは初日だけ。
見事に新しいエンターテインメントに昇華させた。
あと今回の共演者たちが、ポジティブに楽しく取り組んでくれたことにも感謝している。
今回の「十字星のキセキ」のアンサンブルスケーターの中でもセリフや歌も任されている吉川友真さんと占部亜由美さんは、ディズニーオンアイスのゆうまお兄さんとあゆみお姉さんである。
吉川友真さんは『LUXE』のときに誠治にーやんが出演できない初日の代役を務めてくれた。
このときはコロナ禍でディズニーオンアイスも中止だったので叶ったキャスティング。
今年は来月からディズニーオンアイスのジャパンツアーが始まるけど、今年のジャパンツアーはMCがないという。
だからこそ契約に縛られず、二人は『氷艶』に参加できたんじゃないかなと推測。
また、今回、スケーターが多かったことも幸いだった。
しーちゃん、哉中ちゃんは言わずものがな、『氷艶』や『LUXE』から共演してきているメンバー(松橋さん、美和さん、吉川友真さん、晃平くん、真理恵さん、樹希ちゃん)がいた。
そのうち2人(晃平くん、樹希ちゃん)は、大ちゃんと同じ長光組のスケーターでもある。
いくつものアクシデントを乗り越えた『滑走屋』メンバー(樹希ちゃん、友野くん、高志郎くん、櫛田くん、木科くん、光翔くん、晴也くん)もいる。
不安な想いはあっただろうけど、きっとどんなアクシデントが起こっても、大ちゃん座長だし、今回も大丈夫という信頼があったような気がする。
特に、大ちゃんと同じ岡山にゆかりのスケーター(櫛田くん、木科くん、高志郎くん)は、あの倉敷ヘルスピアの閉鎖危機を救った救世主が大ちゃんだと知っている。
占部亜由美さんと杉田明花里さんは2013年当時は臨海スポーツ所属で、あの臨スポ閉鎖危機を救った救世主は大ちゃんだと知っている。
それにPIWチームを経験しているプロスケーターたち(松橋さん、美和さん、誠也くん、晃平くん、真理恵さん、樹希ちゃん、よーじくん)がしっかりと脇を固めていた。
このスケーターたちの謎の安心感が、俳優陣側への動揺も軽減させていたかもしれないし、
逆にエハラマサヒロさんをはじめとする俳優陣のいつでも前向きに取り組むポジティブな姿がアンサンブルスケーターに安心感を与えたかもしれない。
自然とお互いを支え合う良い関係が築けたのも、このアクシデントを乗り越えられた理由かな。
バックには沢山のひょうえんずがいるしね。
今回ばかりはいくつものキセキが積み重なったように思う。
『氷艶』は、ステキな仲間たちと出会い、縁をもち、その仲間を増やしていく旅でもあるね、
…と、しみじみ感じる「十字星のキセキ」だった。
【記事】
AERAdot.:
高橋大輔、「氷艶」でみせた同志との“全力滑走” エンターテイナーとしての胆力を示す
(文/沢田聡子)
https://dot.asahi.com/articles/-/224782
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