イメージを覆してきた十字星…

『氷艶2024 ー十字星のキセキー』が開幕した日から早いもので一週間が経ってしまった。

今も音楽とともにそのシーンが鮮やかに蘇るキラキラと輝く世界だった。

（https://twitter.com/mainichiphoto/status/1799419783785672855）

実際に観た「十字星のキセキ」は、当初抱いていたイメージを大きく崩すものだった。

重すぎるあらすじ、初の現代劇、現代劇ゆえの衣装やビジュアル、そしてゆずの楽曲とフィギュアスケート、どれも想像ができなくてワクワクさせるものではなかった。

（想像力が足らなかった）

初日は緊張もあってか、音程を外すところがあったり、妙な間（多分セリフが飛んだ）があったりしたけど、

点でしかなかったシーンの数々が、2日目以降シームレスに繋がり、一つのストーリーに変わっていった。

2日目の第一部を見終わった時には、初日とは全く受ける印象が変わっていることに気がついた。

正直、初日は疑問しかなかった。

アイスショーとしてはありだとは思うけど、これは氷艶シリーズなのだろうか。

確かにストーリー仕立てではあるけど、これは日本文化（日本文化をどこまでとするかのイメージの齟齬）なのか、銀河の星を旅する物語は時空を超えて世界を旅した『LUXE』のようなものではないのか。

初日が終わった後に修正してきて、2日目には進化した姿を見せ、初日に抱いた疑問、当初のイメージを大きく覆してきた。

2日目以降は、ストーリーに芝居と音楽がうまく溶け込み、3日目からは没入感も出てきて、素晴らしい氷上の舞台となった。

ホームページで情報が公開された時、スタッフの情報から今回はプロジェクションマッピングを利用しないことはわかっており、大きな舞台装置ができるのではないかと予測していた。

しかし、実際には巨大LEDモニターはあるものの、とってもシンプルなつくりだった。

セットも最低限で、映像を駆使している。

（https://twitter.com/luxe_hyoen/status/1800517458945839194）

あとはアンサンブルスケーターがセットの一部も担う形で、銀河鉄道はアンサンブルスケーターだった。

（https://twitter.com/luxe_hyoen/status/1799418598894784736）

大ちゃんは役を演じるというよりも、自然体でカケルという役を生きていたように見えた。

本気で感情をのせながら、ときに泣きながらカケルを表現していたように思う。

涙が目からこぼれ落ち、リンクに一粒一粒落ちるところを何度か目にした。

（拓朗くんの涙も演技での涙というよりは、トキオとして生きていた涙だったような気がした。）

千穐楽はカケル号泣だったけどね。

（きっと開幕するまでの大変だったこともあって、感情があふれてきちゃったんだろうな）

今回の『氷艶』には驚きがいっぱい。

スケートを始めてたった3週間での救世主拓朗くんの仕上がり具合
拓朗くんがスケート靴で階段を駆け上がったり、駆け下りたり
エハラマサヒロさんのお芝居、歌、スケートの上手さ
大ちゃん、初の陽キャラ
高志郎くんを大ちゃんがリフト
大ちゃんの氷上での側転と倒立
友野くんの説得力あるお芝居と歌の上手さ
エリアンナさんと長谷川開さんの圧倒的な歌唱力
まりゑさんの氷上でのお芝居
松橋さんがしゃべった
ストーリーにゆずの楽曲がピタリとハマる見事さ
テレビとは比べ物にならないゆず生歌唱の迫力

などなど。

第一部の最後の［イロトリドリ」での高志郎くん、

（https://twitter.com/luxe_hyoen/status/1799780987284427244）

第二部の「命果てるまで」の友野くん。

（https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/385f1f8488af7204af5561c522c33c6e72ffa7a2）

今まで見せたことのない才能を遺憾なく発揮していた。

友野くんの客席に向けた「生きてるのに死んだ人がいる」っていう言葉に毎回ドキッとさせられた。

高志郎くんと友野くんファンは、今回の『氷艶』を観ないと後悔するレベルだったと思う。

二人とも、2024年は『滑走屋』『氷艶』を経て転機になる年になるんじゃないかな。

これからどこまで化けていくか楽しみでしかない。

また、ゆずの生歌唱は想像以上の迫力！

（最後にゆずが全部もっていっちゃった感はあれど）

ファンタジーオンアイスやアートオンアイスでアーティストの生歌唱は何度も聴いてきたけど、これほど迫力があったのは初めてだった。

（スケーターとコラボしている時は、スケートが主になるように、アーティスト側はかなり抑えているんだろうな…）

（https://twitter.com/yuzu_official/status/1799420677734514972）

主題歌『十字星』だけの歌唱だけでなく、『虹』と『ビューティフル』の3曲も披露。

さすがに『虹』はバンクーバー五輪を思い出してしまい、反則だわ〜と思いながらも、自然と口ずさみながら聴いた。

まさかこのあと北川悠仁さんがミニステージを降りて、ショートサイドの舞台まで歩いていき『ビューティフル』を歌唱！

その舞台に大ちゃんも上がるとは思わなかった。

（北川悠仁さんに誘われて実現したらしい。）

大野拓朗さんのファン（拓友）もゆずのファン（ゆずっこ）も、とても喜んでくれるアイスショーになって本当に良かった。

次回、推しが出ていなくても『氷艶』を観に行きたいと言う声もあり、観る人の裾野を拡げることにも成功したようだ。

ただ、運営側としては今回かなり厳しかったはず。

そもそも、従来よりも公演日数が増えて横浜アリーナを借りている期間が長くなっているにもかかわらず、1日1公演しかないので収益は従来よりもかなり減る設計。

そこへきて、パンフレット、グッズ、ビジュアル撮影や衣装の作り直しもあった。

どれだけコストオーバーしたかわからない。

今回、グッズが極端に少ないのも致し方ない。

運営側も本当にお疲れ様でした。

（2年後に再び開催できる余力があるといいな。

『滑走屋』は低価格にチャレンジしているしな…）

とにかく、救世主の拓朗くんによって、「十字星のキセキ」が中止にならず、まずは次の『氷艶』につながる作品になってよかった。

初めて『氷艶』を経験したキャストたちも、すっかり氷艶の虜。

次回の氷艶にも出たいと言っている。

今回の経験を経て、次の『氷艶』はもっと素敵なものになるに違いない。

ただどんな挑戦でもいいけど、アイスショーであることを忘れずにという根底はブレないようにお願いしたい。

しかし、この氷艶ロスをどうにかしなければ…

（HAMO、逢いたい、表裏一体、奇々怪界、かける、がグルグルと頭の中で鳴り響いている）

【写真】

氷艶公式：

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⋱#氷艶2024 初日公演終演✨️⋰

ご来場くださったみなさま
ありがとうございました❗

5年ぶりの #氷艶
いかがでしたでしょうか？

明日もまた銀河鉄道へのご乗車
心よりお待ちしております🌌#氷艶2024
🗓️6/8,9,10,11
🚩横浜アリーナ
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— 氷艶2024 (@luxe_hyoen) 2024年6月8日

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⋱#氷艶2024 2日目公演終演✨️⋰#ゆず楽曲とアイススケートで紡がれた
銀河鉄道の夜を11日までお楽しみください🚂

＼\ #氷艶2024 開催中 /／
🗓️6/11まで
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リピーター割、当日券ご用意しております pic.twitter.com/rVFSoJ3BNo
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⋱#氷艶2024 3日目公演終演✨️⋰#氷艶も残すところあと1日❗
カケルとトキオの物語を
最後までお楽しみください

あすの千穐楽公演は#日テレプラスで生中継放送も🎶

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— 氷艶2024 (@luxe_hyoen) 2024年6月10日

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◥◣✨ #氷艶2024 閉幕 ✨◢◤

会場へ足を運んでくださった方
生中継をご覧くださった方#氷艶をここまで応援してくださった
すべてのみなさまのおかげで
無事に千穐楽を迎えることができました

本当にありがとうございました❗

みなさまと
まためぐり逢える時まで…https://t.co/c3jVQ0NzeL pic.twitter.com/Jzvp505k8v
— 氷艶2024 (@luxe_hyoen) 2024年6月11日