文庫革 長財布 | 翡翠のブログ

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昨日は立春でしたが、まだまだ寒いです。関東圏で積雪しているらしいことを思えば、今日は雨で雪ではなかったので春に近づいているといえるかもしれませんが。

 

ずっと使っていた長財布のファスナーのプルトップが取れてしまって、開け閉めが不便だったので新しい財布に買い換えました。私が持っている革製品は黒が多く、カバンも基本、黒が多いので、黒に黒で見えない、見つからないことから、思い切って明るい色、デザインのものを今回は選んでみました。小物だけでも、なんだか春らしい。

 

白地の文庫革の長財布。

 

「夢幻のタピ」というデザインです。タピはフランス語で絨毯という意味だそう。宝石のような鮮やかな赤と青や、周りの葉模様の淡い色のグラデーションが美しいです。

 

購入したのは文庫屋大関という店。

 

初めて見た時には、あまりの鮮やかさに正直プリントかと思ったのですが、白い牛革に型を押し、手作業で筆で彩色し、錆入れ(漆で古びをつける行程)を施した革を縫製し作られていると知って驚きました。

 

持ってみた感じとしては、少し気恥ずかしいというか、初めて使う日には気おくれしたのですが、実際のところ人が使う財布なんて、そんなジロジロ見るものでなし、自分だけが見ると思えば、奇麗で華やかで気持ちが上がります。

 

ただ、中側の実際のお金の収納部分、出し入れ部分の革の手触り感は、前に使っていたものがいまだに極上で、惜しくて捨てられません。さすが革の専門店としてトップクラスのものだけある感触。あと、カードの出し入れしやすさ、ファスナーの動きも以前に使っていたものの方に軍配が上がります。慣れて手に馴染んでいるだけかもしれませんが。本当は修理も受け付けているはずなので、こちらはこちらで、まだ取っておくかもしれません。

 

新しい財布を大事に、可愛がって手に馴染ませていこうと思います。