今回の旅は私ときな子、女2人旅でした。
あん子は、学校があるのでパパとお留守番。
出発は夜
短い滞在を最大限に生かすため、夜行バスを利用…計画立てた時はこんなはず(病み上がり)じゃなかった![笑い泣き](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/015.png)
夜の新宿・バスタより出発
夜行便でママと2人旅で。
いつもの家族旅行と違うシチュエーションの旅
きな子はわくわくした様子でした![キラキラ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/079.png)
「空港みたい」![驚き](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char4/645.png)
「色んな人がいて、ちょっと怖い」
中島みゆきの「流星」みたいな一晩の移動。
きな子はころんと入眠。
ほぼ熟睡できたようです。
翌朝6:00すぎ。まだ暗い中、京都駅に到着
荷物をロッカーに置いて近鉄に乗り。
朝日が昇るのを見ながら、一路奈良へ!
電車から見た平城宮跡、復元された大極殿。
近鉄奈良駅前には行基像
興福寺五重塔
近鉄奈良駅前の老舗パン屋さんの開店を待って、モーニングをいただいてから散策開始。
きな子、食欲が戻らず、セットのパンを一つ持ち帰りました。
念願の「奈良の鹿🦌」にもご対面
意外に上手に(怖がらず)鹿せんべいもあげられました![立ち上がる](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char4/650.png)
南大門には、きな子ブームの「金剛力士像」!!
-阿型・吽型で左右に安置
-高さ8メータ40センチ♩(水曜日のカンパネラ)
2人歩きながら口ずさむ
大きい!
力強い!!![驚き](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char4/645.png)
この「力強さ」は、この後に天平仏たちの実物を
見て、比べたことで実感できるのね。
そして盧舎那仏を見に行く。
これも、彼女にとっては
中の大仏も、大きい!!![驚き](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char4/645.png)
新鮮な感動の連続だったようです。
資料の写真で見てるよね、と思っていたけど。
大人の感覚では、実物をすでに見て知っているものを写真で見ているだけですが。
子供にとっては、大仏殿も唐招提寺も正倉院も全て、テキストでは同じ5cm四方の写真で同じ大きさに調整されて並んでいる。
こんなに大きいものとは想像してなかったのかも。
本物を見ることの大切さを、娘の反応から再認識しました。
これは、この旅の後々まで感じたこと。
事前に教えておいた、柱の穴潜り
「大仏様の鼻の穴と一緒の大きさだよー、ププ
![チュー](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/008.png)
」と話しておいたので、すごく楽しみ
![ニコニコ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char4/637.png)
にしていたよう。
思ったより小さい穴だったようで
「通れないよー!」
一瞬怯んだものの、1人で潜り抜けていました✨
この時で9:30。
まだ行列もなく、すんなり体験できました。
大仏殿を出る頃には、団体客が到着し、受付には列ができ始めていました。
寺社は朝の開門も早いので、観光は早い方がいいですね。
確か、ここには古い四天王像があったはず。
東大寺の職員の方に伺うと、戒壇院というところで拝観できるというので、そちらへ。
奈良時代から伝わる四天王像が拝観できます。
大仏殿から離れ、わざわざ行く感じの場所なので拝観者はまばらですが、とても美しい仏像が見られます。
係の方から、四天王のポーズ(それぞれ重ならない構図になっていることや、足元の邪鬼の造形が対になっていること)についてを教えていただく。
母の言葉より、職員さんの言葉の方が入るよね。
ユーモラスな邪鬼、表情豊かな四天王が面白い。
きな子も意外と食いついて見てくれました。
奈良公園内もだいぶ人が増えてきました。
たくさん国内外の観光客もいましたが、奈良は文化財に対して公園部分の土地が広いせいか、休日の浅草みたいな混雑には合わず済みました。
(文化祭の混雑比較みたいな感想
![ニヤリ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/003.png)
)
“天平の美少年”
←キャッチコピー![爆笑](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/001.png)
阿修羅像ですよー。
国宝館では、まさに国宝目白押し。
運慶快慶作ではないけれど、等身大サイズの金剛力士像がまた一対。
血管や筋肉の一本一本もよく見えるリアルな造形。
先ほどの天平仏(四天王)のどちらかというと柔らかな造形とは明らかに違うもの。
![ほっこり](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/055.png)
鎌倉芸術の特徴を、さらに近くで鑑賞できたかしらん。
八部衆像
改めて眺めると、阿修羅像だけ鎧を身に付けてなくて明らかに軽装。
“阿修羅と楽しい仲間たち”みたいだなあ〜、と観る。
八部衆は、それぞれキャラが立っていて、きな子は迦楼羅が鳥みたいで気に入ったようでした。
この後、ならまちにてお昼を食べて、JR奈良駅前から路線バスで西の京へ。
1時間に一本しかない西の京方面へのバスですが、時間が合えば近鉄を乗り継ぐより楽です。
きな子は20分ほどの車内を、お昼寝に充てることができました。
私は起きていたので、バス路線沿いに朱雀門と、復刻された遣唐使船を眺めることができました。
正面の金堂は、奈良時代の創建当時のものが残っており、中の乾漆造りのご本尊他はいずれも奈良〜平安時代のほとけさま。
ご本尊・盧舎那仏の光背の小さな仏様を思わずカウントする我々親子
![爆笑](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/001.png)
千手観音の手の多さは、1人でも多くの人を救うため。
「本当に千本ありそう〜!」
スピリチュアルは全く気にしない私ですが、時を経た仏像からは、冒し難いオーラを感じますね。
現世の千手観音、来世を救う薬師如来だそうです。
ここの須弥壇の四隅にも、四天王像。
「仏像なんてどこにあるのも同じ!
面白くない」
と興味を示さない子もいるだろうに、ちゃんと観てくれて嬉しいなあ。
旅して来た甲斐があったなあと思いました。
鑑真和上像は、6月数日間の特別拝観のみ展示とのこと。
お身代わりの模作の像にお詣りしました。
境内は植樹がされて紅葉🍁が綺麗
ゆっくり散策するのもまた良き
![ハート](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/081.png)
さらに、境内の宝蔵が…
![びっくり](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/014.png)
こんなところに校倉造!!![驚き](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char4/645.png)
本当に木材が三角だー!
ねずみ返しもある!
正倉院はパスして見学していなかったので、嬉しい誤算でした。
鄙びた道を1kmばかし南へ進むと、薬師寺の裏門に至ります。
もう、ちょっとかなりヘロヘロなわたくしたち。
フェノロサが「凍れる音楽」と呼んだ東塔。
極彩色の西塔、金堂など周囲の建物と比べて、ひとり静かな佇まいでした。
疲れて西塔の写真がない…![笑い泣き](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/015.png)
東塔は10年以上の大修理が終わって見学できるようになっています。
中村晋也作「釈迦八相像(東塔因相・西塔果相)」も特別公開中。
釈迦の一生を八つの場面に分けて現したブロンズ像。
サグラダファミリアの「生誕・受難・栄光のファサード」みたい!
きな子にとってはお釈迦様の生涯なんて「天上天下」のエピソード以外、初めてだったかも。
立体像なので子どもにも見てわかりやすく、興味深そうに見学していました。
仏足石、十大弟子の像。
そろそろ国宝でお腹いっぱいの我々。
びじゅチューンで大好きな吉祥天女は、一月しか公開しないとのことで、少し残念。
玄奘塔という建物の方にある、平山郁夫の壁画を見学して、奈良歩きの終わりとしました。
平山郁夫。
この夏の旅で覚えた画家です![おやすみ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char4/647.png)
ラピスラズリを用いた青い空の描写が綺麗なんだなあ〜
バーミヤンの光景は、見るたびに胸が痛くなる。
なんだかんだ、朝から20,000歩以上歩きました。
たくさんの古いお寺、仏様を見て、いろんなことを感じたようです。
旅はまだまだ続きますが、この日が一番いろんなものを観た日でした。
無印良品の奈良県スタンプは大仏でした。
![紅葉](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/309.png)
旅のお供は、
木簡型一日乗車券(期間限定らしい)
習ったものがモチーフだと嬉しいね![ニコニコ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char4/637.png)
バス移動中は病み上がり娘を適当に休ませられる![zzz](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/071.png)
市内ドライブも兼ねて利用できました。
飲食店の定休日注意
夏の宮島でも、狙ってたお店が定休日では入れなかった…今回も調べていた古民家カフェがお休みでざーんねん![ハートブレイク](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/085.png)
現金は多めに
拝観料は現金のみ。
奈良は寺社内の売店も交通系使えないところが多かった。
この1日目の拝観料だけで6,000円くらいでした。
さらにお昼ご飯も現金のみのお店だったもので…
現金は多めに持って行ったつもりでしたが、みるみる減っていくさまにびっくり。
しかもキャッシュレス決裁は使えてもカード、もしくはPaypayが多かったです。
交通系ICメインで使ってる身には辛かった💦
わかっていたら、Paypayにたくさんチャージしておいたのに…