2023秋旅(奈良) | 問わず語りの中受記録2025

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ごくごく平均的小学6年生きな子の中学受験2025記録。時々2022受験終了組の姉の話も
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今回の旅は私ときな子、女2人旅でした。

あん子は、学校があるのでパパとお留守番。

 

 

出発は夜

短い滞在を最大限に生かすため、夜行バスを利用…計画立てた時はこんなはず(病み上がり)じゃなかった笑い泣き

 

 

 

夜の新宿・バスタより出発

 

夜行便でママと2人旅で。

いつもの家族旅行と違うシチュエーションの旅

きな子はわくわくした様子でしたキラキラ

 

「空港みたい」驚き

「色んな人がいて、ちょっと怖い」

 

 

 

 

中島みゆきの「流星」みたいな一晩の移動。

きな子はころんと入眠。

 

ほぼ熟睡できたようです。

翌朝6:00すぎ。まだ暗い中、京都駅に到着

 

 

早速イノダと記念撮影

 

 

 

荷物をロッカーに置いて近鉄に乗り。

朝日が昇るのを見ながら、一路奈良へ!

 

 

奈良へ

 

 

電車から見た平城宮跡、復元された大極殿。

近鉄奈良駅前には行基像

興福寺五重塔

 

 

 

 

近鉄奈良駅前の老舗パン屋さんの開店を待って、モーニングをいただいてから散策開始。

きな子、食欲が戻らず、セットのパンを一つ持ち帰りました。

 

 

 

東大寺

 

念願の「奈良の鹿🦌」にもご対面

意外に上手に(怖がらず)鹿せんべいもあげられました立ち上がる

 

 

 

南大門には、きな子ブームの「金剛力士像」!!

 

-阿型・吽型で左右に安置

-高さ8メータ40センチ♩(水曜日のカンパネラ)

 

2人歩きながら口ずさむ

 

大きい!

力強い!!驚き

 

この「力強さ」は、この後に天平仏たちの実物を

見て、比べたことで実感できるのね。
 
 
 
そして盧舎那仏を見に行く。
 
これも、彼女にとっては
 
大仏殿、大きい!驚き驚き
 
中の大仏も、大きい!!驚き
新鮮な感動の連続だったようです。
 
 
資料の写真で見てるよね、と思っていたけど。
大人の感覚では、実物をすでに見て知っているものを写真で見ているだけですが。
 
子供にとっては、大仏殿も唐招提寺も正倉院も全て、テキストでは同じ5cm四方の写真で同じ大きさに調整されて並んでいる。
こんなに大きいものとは想像してなかったのかも。
 
本物を見ることの大切さを、娘の反応から再認識しました。
これは、この旅の後々まで感じたこと。
 
 
 
 
事前に教えておいた、柱の穴潜り
 
「大仏様の鼻の穴と一緒の大きさだよー、ププチュー」と話しておいたので、すごく楽しみニコニコにしていたよう。
 
思ったより小さい穴だったようで
「通れないよー!」
一瞬怯んだものの、1人で潜り抜けていました✨
この時で9:30。
まだ行列もなく、すんなり体験できました。
 
 
 
 
大仏殿を出る頃には、団体客が到着し、受付には列ができ始めていました。
寺社は朝の開門も早いので、観光は早い方がいいですね。
 
 
 
確か、ここには古い四天王像があったはず。
東大寺の職員の方に伺うと、戒壇院というところで拝観できるというので、そちらへ。

 

 

 

 

 

奈良時代から伝わる四天王像が拝観できます。

大仏殿から離れ、わざわざ行く感じの場所なので拝観者はまばらですが、とても美しい仏像が見られます。

 

係の方から、四天王のポーズ(それぞれ重ならない構図になっていることや、足元の邪鬼の造形が対になっていること)についてを教えていただく。

母の言葉より、職員さんの言葉の方が入るよね。

 

にっこりユーモラスな邪鬼、表情豊かな四天王が面白い。

きな子も意外と食いついて見てくれました。

 

 

 
 
 
 
サムネイル
 

この後、興福寺国宝館へ

 

奈良公園内もだいぶ人が増えてきました。
たくさん国内外の観光客もいましたが、奈良は文化財に対して公園部分の土地が広いせいか、休日の浅草みたいな混雑には合わず済みました。
(文化祭の混雑比較みたいな感想ニヤリ)

 

興福寺 国宝館

 

“天平の美少年”←キャッチコピー爆笑
阿修羅像ですよー。
国宝館では、まさに国宝目白押し。
 
 
運慶快慶作ではないけれど、等身大サイズの金剛力士像がまた一対。
 
血管や筋肉の一本一本もよく見えるリアルな造形。
先ほどの天平仏(四天王)のどちらかというと柔らかな造形とは明らかに違うもの。
 
ほっこり鎌倉芸術の特徴を、さらに近くで鑑賞できたかしらん。
 
 
八部衆像
改めて眺めると、阿修羅像だけ鎧を身に付けてなくて明らかに軽装。
“阿修羅と楽しい仲間たち”みたいだなあ〜、と観る。
 
八部衆は、それぞれキャラが立っていて、きな子は迦楼羅が鳥みたいで気に入ったようでした。
 
 
 
この後、ならまちにてお昼を食べて、JR奈良駅前から路線バスで西の京へ。
1時間に一本しかない西の京方面へのバスですが、時間が合えば近鉄を乗り継ぐより楽です。
きな子は20分ほどの車内を、お昼寝に充てることができました。
私は起きていたので、バス路線沿いに朱雀門と、復刻された遣唐使船を眺めることができました。

 

西の京

 

唐招提寺に至る

 

 

正面の金堂は、奈良時代の創建当時のものが残っており、中の乾漆造りのご本尊他はいずれも奈良〜平安時代のほとけさま。
 
ご本尊・盧舎那仏の光背の小さな仏様を思わずカウントする我々親子爆笑
 
千手観音の手の多さは、1人でも多くの人を救うため。
「本当に千本ありそう〜!」
 
 
スピリチュアルは全く気にしない私ですが、時を経た仏像からは、冒し難いオーラを感じますね。
現世の千手観音、来世を救う薬師如来だそうです。
 
ここの須弥壇の四隅にも、四天王像。
この旅で四天王と邪鬼宇宙人くんを覚えましてよにっこり
 
 
 
「仏像なんてどこにあるのも同じ!
面白くない」
と興味を示さない子もいるだろうに、ちゃんと観てくれて嬉しいなあ。
旅して来た甲斐があったなあと思いました。
 
 
 
鑑真和上像は、6月数日間の特別拝観のみ展示とのこと。
お身代わりの模作の像にお詣りしました。
 
 
境内は植樹がされて紅葉🍁が綺麗
ゆっくり散策するのもまた良きハート

 

 

さらに、境内の宝蔵が…びっくり
 
こんなところに校倉造!!驚き
本当に木材が三角だー!
ねずみ返しもある!
 
正倉院はパスして見学していなかったので、嬉しい誤算でした。
 
 

 

サムネイル
 

薬師寺へ

 

鄙びた道を1kmばかし南へ進むと、薬師寺の裏門に至ります。
 
もう、ちょっとかなりヘロヘロなわたくしたち。
 
 
 
 
フェノロサが「凍れる音楽」と呼んだ東塔。
極彩色の西塔、金堂など周囲の建物と比べて、ひとり静かな佇まいでした。

 

疲れて西塔の写真がない…笑い泣き

 

 
東塔は10年以上の大修理が終わって見学できるようになっています。
 
 
中村晋也作「釈迦八相像(東塔因相・西塔果相)」も特別公開中。
 
釈迦の一生を八つの場面に分けて現したブロンズ像。
サグラダファミリアの「生誕・受難・栄光のファサード」みたい!
きな子にとってはお釈迦様の生涯なんて「天上天下」のエピソード以外、初めてだったかも。
立体像なので子どもにも見てわかりやすく、興味深そうに見学していました。
 
 
仏足石、十大弟子の像。
そろそろ国宝でお腹いっぱいの我々。
 
 
びじゅチューンで大好きな吉祥天女は、一月しか公開しないとのことで、少し残念。
 
玄奘塔という建物の方にある、平山郁夫の壁画を見学して、奈良歩きの終わりとしました。
 
 
平山郁夫。
この夏の旅で覚えた画家ですおやすみ
ラピスラズリを用いた青い空の描写が綺麗なんだなあ〜
バーミヤンの光景は、見るたびに胸が痛くなる。
 
 
 
 
 
 
なんだかんだ、朝から20,000歩以上歩きました。
たくさんの古いお寺、仏様を見て、いろんなことを感じたようです。
 
 
旅はまだまだ続きますが、この日が一番いろんなものを観た日でした。

 

 

無印良品の奈良県スタンプは大仏でした。
 
 
 
 
 
 

 

サムネイル
 

旅の便利メモ
奈良旅行をしたい方向け備忘録

 

紅葉旅のお供は、木簡型一日乗車券(期間限定らしい)
習ったものがモチーフだと嬉しいねニコニコ

 

 

バス移動中は病み上がり娘を適当に休ませられるzzz

市内ドライブも兼ねて利用できました。

 

 

 

紅葉飲食店の定休日注意

夏の宮島でも、狙ってたお店が定休日では入れなかった…今回も調べていた古民家カフェがお休みでざーんねんハートブレイク

 

 

紅葉現金は多めに

拝観料は現金のみ。

奈良は寺社内の売店も交通系使えないところが多かった。

この1日目の拝観料だけで6,000円くらいでした。

さらにお昼ご飯も現金のみのお店だったもので…

現金は多めに持って行ったつもりでしたが、みるみる減っていくさまにびっくり。

 

しかもキャッシュレス決裁は使えてもカード、もしくはPaypayが多かったです。

交通系ICメインで使ってる身には辛かった💦

わかっていたら、Paypayにたくさんチャージしておいたのに…