A社の事前チェックで室内に関して少し触れましたが、家の中のメンテナンスは大工さんが、外側リフォームは板金屋さんや塗装屋さんと業者さんが異なるので、リフォーム会社的には分けて契約する場合があります。でも頼む側としては一括発注するから、外側の仕様がだいたい固まったところで、室内について触れておきます。



どの会社も大工さんが来てチェックしたところ、床のフカフカは床板の合板の劣化だから床板の張替で処理するという見立ては一致した。特にフカフカがひどい部分ははがして床板をはめ、上から全体に12㎜の床板を貼る。

当初は、1階の玄関、ピアノのある大きな部屋、2階の廊下の3カ所を考えていたが、2階の廊下はそれほど必要ないという業者さんもいて、そう言われると確かにそれほど気にならないので、今回は玄関とピアノの部屋の2カ所に縮小する。

 

大工さんが床下収納から床下の根太や状態を見ようとしても、残念ながら増築を重ねているので潜っても基礎の壁があって確認できない。5年に一度は床下にシロアリ駆除をしているので、まあそれなら大丈夫だろうと。万が一、床板を外して中を見た時に白アリや腐食が見られたら、その段階で対処することになった。

 

さて、ピアノのある大きな部屋というのは、その昔、30年以上前、母が小学生向け個人塾を家で開いている時に教室として使っていた元リビングで、週2日は子ども達が30人ほど出入りしていた。父の転勤に伴い塾をやめ、私が大学に入った時にグランドピアノを買って、以降、ピアノの部屋となった。

ちなみに私は高校1年まではピアノの道を目指していたけれど、その後は完全にやめたので、なぜこのタイミングで買ったのかと普通は不思議に思うでしょう・・・

まあそれは置いといて、床の張替に一番ネックになっていたのがピアノの運搬。ピアノはヤマハグランドピアノC3E型で、重さ400㎏近くある。ピアノを設置して以来動かしたことが無い。

7年ほど前にも消耗がひどい部分だけ床をはがして張り直したことがあるが、ピアノは動かさずできる範囲で、上から補強の床板も貼っていないし、いよいよ修繕しないといけない状態になっていた。

ピアノを動かしながら床を張り替えるのだろうか?

 

今回、3社の大工さんに見てもらうと、ピアノの構造から見てジャッキで下から持ち上げられるんじゃないかなと言う人もいたが、実際のところ、どの社も経験がなく、実施するにも心もとないのでひとまず昨年調律してもらった楽器店に聞くことにした。

 

店の人によると、店ではスタッフが3人がかりでピアノの足を一つずつ持ち上げ、そのすきに1人がキャスターを置いてある皿を外して、それを1本ずつ処理してからキャスターを転がして平行移動させることはあるという。

でもやっぱり素人がやるには重くて危険だし、床の張替をする大工さんのところでピアノの足を持ちあげる要員を4人確保するのは現実的に無理じゃないだろうか。

 

そこで、その楽器店がピアノ運搬専門業者さんに問い合わせてくれ、部屋内の移動料金を聞いた。すると、1回1万円と、意外に安いことがわかり、ピアノを隣の部屋にひとまず動かし床を張り替えてもう一度ピアノを戻してもらうのがいいだろうということになった。(別の部屋に移動する場合は値段が変わります、念のため)

何でもその道のプロに聞くのは大事おねがい

 

☆ピアノの部屋(だいたい片づけた状態)

奥の左側の和室にひとまず移動します

 

ピアノ移動の問題が解決したので、室内に関して3社の見積ってもらうのは、床材と大工さんの施工料くらい。あと、あまりピアノを弾くことがないとはいえ防音措置として、床を貼った後にやっぱりカーペットを敷くことにした。
 

 

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