私も乳がんに罹患する前まではこの違いをあまり理解していませんでした。。

乳管の細胞から発生する乳管癌は、最初乳管内に留まっています。これが非浸潤性乳管がんです。
非浸潤がんが進行して乳管の膜を破り、乳管の外に出てしまったものが浸潤性乳管がんになります。

お解りの方はピンときたかと思いますが…、非浸潤と浸潤では大きな差があります。

癌が乳管内に留まっている非浸潤性乳管がんの場合は、リンパ転移、遠隔転移は起こしません。
一方で浸潤性乳管がんは、乳管を破ってしまっているので、リンパ転移や遠隔転移を起こす可能性があります。なので術後補助療法としてサブタイプによる全身療法(抗がん剤治療やホルモン療法)が必要となります。

非浸潤性乳管がんは、乳管を破って乳管の外に出ていないので、しっかりマージンを取って部分切除(*)または全敵すれば完治です。

『全身療法(抗がん剤の投与やホルモン療法)は一切必要ありません』

局所再発を防ぐためにホルモン療法をすることを言われたり、「飲むかどうかご自身で決めて下さい」と言われたりすることがあるようですが…、投薬によって局所再発リスクを下げると言う明確なエビデンスはないようですし、“生存率”にも関係ないようです。

(* )部分切除の場合は、乳腺が残っているので原則切除後放射線治療を行います。

薬を長く服用することは、別の記事にも書きましたが(『10年生存率…』よかったら読んでみて下さい)更年期障害に悩まされたり…、骨粗鬆症や他、体に色々な不調をきたす恐れがあると私は思っています。肝機能にも影響が出ることだってあるかも知れません…。

ここで一つ大事だなと私が思うことは…
非浸潤癌でも浸潤癌でも 疑いがあるようであれば、

『センチネルリンパ生検をしっかりと的確にやってもらう』

ことです。

乳がんになってからSNSを色々読んでいると

『センチネルリンパ生検の手技の大切さ』

を知ります。

組織診断も含めて…

『後々後悔しないように完璧にできる医師にしっかりと生検してもらうことをお勧め致します』

今お話ししましたように、非浸潤癌と浸潤癌とでは予後はかなり違います。
そのために…

『早期発見、早期確定診断、早期治療』は

『とっても大切❤️』

病気を治療することの研究は日夜進んでいますが、どんなに研究が進んだとしてもこの

『早期発見、早期確定診断、早期治療』

は、乳がんだけでなくどんな病気にも

『大切❤️』

と私は心から思うので、皆さんにも常にそう思っていて欲しいなと思います。



今日のお昼は昨日の残りをちょろっとアレンジ…。意外と美味しかった ニヤニヤ





病気の記事書いています ちゅー。。
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