先日、国立がん研究センターががん患者の10年生存率を公表しました。ここまで大規模に調査をしたのは初めてのことだったようです。
その調査には色々意見があるようですが、いつも観ている経済番組のコメンテーターの方が…

「これを見て、早期発見がいかに大事か…、はっきりと分かりますね。」

と話されていたのを聞いて…

「本当にそうだよね。」
と思いました。

私は約3年ほど前に乳がんに罹患したので、いかに早期発見が大切か、早期確定診断、そして早期治療が大切か身をもって経験しました。
乳がんについて今回のデータを見ると、ステージ1の5年後生存率は100%、10年後生存率は99.1%です。しかし、ステージ3、いわゆる進行がんになってしまうと、5年後生存率は80.6%、10年後生存率は68.3%になりその差は歴然です。

生存率を上げるために早期発見はとても重要であることは間違いありません…。
しかしそれだけではなく…、早期発見は投薬を長く続けることによる身体への負担や治療費による経済的な負担を軽減することにも繋がります…。
例えば、乳がんではステージ1で見つかって、順調にしっかりと治療を進めて行けばその後投薬などがない状態で“ほぼ完治”となることができます。

乳がんだけではなくどの病気でも投薬を長く続けることによる身体への負担は大きいです。

乳がんの治療は、術後サブタイプ
(下に記事をリンクしてますので
よかったら読んでみて下さいニコ)
によって治療法が決まりますが、一つ例に出してお話ししますと…
ホルモン陽性ハーツ陰性Ki67低値だった場合、抗ホルモン剤を5年(または10年)服用+LH-RHアゴニスト製剤(子宮からの出血防止のため)皮下注射(閉経前、閉経後はホルモン剤のみ)となります。
これによりホルモンが止まるので更年期障害の症状に悩まされることがあったりします。
また、このホルモン療法をしている間は妊娠出産はできません。休薬することで妊娠可能となりますが、休薬するタイミングをどうするかなど人によっては投薬意外のことで悩んでしまうこともあるようです…。
医療費では、高度医療費控除制度や各企業の健康保険、民間の保険などの支えがあったとしても、これもどの病気にも言えることですが…、抗がん剤などは大変高価になることが多いので、期間が長くなると家計への負担は大きくなり、保険適応外の自費診療となれば尚更その負担は大きくなってしまいます。

このような細かいことは、罹患してから“そうだったんだ…”と思うことが殆どです…。誰しも健康な時はそれほど複雑に考えないし、知ろうともしないのが普通ですよ…。

私もあと1年早くがんが判っていたら…
今の状況よりもっと良い状態で、もしかしたら術後直ぐ”完治“を狙えたかも知れない…。

自分が経験したからこそ心から

『早期発見、早期確定診断そして早期治療は大事』

と言えるので、ほんの少しですが具体的に皆さんに知っていただいて、
皆さんには…

『“超“早期発見』

をしてもらいたい。

『“超”早期発見に勝るものはない』

『一にも二にも”超”早期発見!』

そして…

『早期確定診断です!!』

このことを頭の片すみに置いていただけたらなと思っています…。

罹患した者だから言える…

『早期発見、早期確定診断そして早期治療』

の大切さを微力ながら啓蒙していけたらなと言う思いで今回記事にさせていただきましたデレデレ

『一にも二にも“超”早期発見!!』

そして…

『早期確定診断!』ですウインク

最後までお読みいただきました方、ありがとうございましたニコ



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