「かかっているのはたかだか国家の存亡だ。
個人の自由と権利に比べれば大した価値のあるものじゃない。」
ヤン・ウェンリーのこのセリフ、最初は単に反権威主義的なリベラル発言のように思ってたけど、今は違うと思う。
“国家なんてものは所詮はタダの外殻に過ぎず、本質は国民の自由(意思と行動)と権利(生存)にある”という意味で、例え家を焼かれ国土を喪っても、国の生存者にその意思があれば、国家の再興は可能だと言うこと。
つまり国の本質は国土やインフラにあるのではなく、国民そのものが国なのだと解釈できる。
政府は、国の本質、本体たる国民の命を保全する方策をまず確立した上でなければ、国民に命を投げ出す要求などしてはならない。
これは矛盾してるように見えるけど、要するに国民に命を要求する代わりに、命を保全する選択肢も同時に差し出さなければならないということ。
あくまで選択するのは国民。
その選択肢すら提示せず、本来国の外殻に過ぎないはずの国土を守るために、先の見えない徹底抗戦を国民に要求する政府の対応は、いたずらに国そのものである国民の命を地獄の業火に投げ落とす愚策でしかない。
「かかっているのはたかだか国家の存亡だ。個人の自由と権利に比べれば大した価値のあるものじゃない。」
— 門前仮面black (@monzenkozo21) March 10, 2022
ヤン・ウェンリーのこのセリフ、最初は単に反権威主義的なリベラル発言のように思ってたけど、今は違うと思う。 https://t.co/iE68D72Uyi