バラマキ積極財政バーサーカー | 門前小僧、習わぬ今日を読む

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反グローバリズム、反新自由主義、反緊縮財政。
アイコン,ロゴ画面はイラストレーターtakaさんより。
takaさんの詳細情報はブログ画面にて。

皆さん、おはようございます。

 

暑さも大分和らいできた様子ですが、

いかがお過ごしでしょうか。

 

私の方はというと、

 

なんか

バラマキカルトのかわいそうな子(ブロガー)に、

緊縮派そっちのけで藁人形まで持ち出す必死さで

ボッコボコに叩かれてるという

 

ある意味、

 

夏の暑さより鬱陶しい状況

乾いた笑いが止まりません。

 

財出限界論とかいう謎ワード

のレッテルをタイトルに貼り付け、

序盤は似非保守ネトウヨ系がよくやる

嫌韓韓国叩きかな〜?

と思わせといて、

 

お前なんか積極財政派ではない!

 

財政制約論は弱腰!

 

緊縮財政派の掌の上で踊らされるだけ!

 

とか、

論理もクソもない精神論持ち出しながら、

人のことを腰抜け呼ばわりして

ツバ飛ばしながらカルト染みた煽りで叩いてくる

という必死さ丸出しの記事を、

 

あろうことか

自分のブログではなく

寄稿先のブログポータルサイトに投稿してしまう

 

という

 

ほとんど発狂してるとしか思えない行動

を取ってしまうあたり、

 

彼の常軌を逸した精神状態を伺うことができます。

 

まぁそんな怒り心頭な状態では、

人の意見を聞いて理解するなんて

とても無理なのはよくわかるんですけどね。

 

取り合えず一言、言わせていただきますと、

 

誰と戦ってんだ

オメーわ

 

いやマジで。

 

矛先完全に間違えとるやろソレ。

 

 

さて、そんな発狂記事の内容に関してなんですが、

 

予算案の作成において

「本当に必要な予算に限定」

とか

「財出の中身をよく吟味する」

のを、緊縮派への妥協や譲歩呼ばわりしてます。

 

まぁ本当に必要かどうかってのは

為政者の裁量に任されてしまう範疇ではあるんですが、

国民生活に必要な予算というのは、

当然供給能力の許す範囲に限定されてしまいます。

 

これはもうどうしようもない話で、

例え財源的な問題がクリアになったとしても、

わざわざ限定するまでもなく決まってしまう

という話なんですけどね。

 

公共事業を受注できる企業の数、

その企業の持つ供給能力。

 

それ以上の支出は、

物理的に不可能なんですよ。

物理的に。

 

大切なのは、

 

単年度主義に囚われず、

中長期的な予算案の作成が必要

 

という話で、

 

例えば10年、20年スパンで

期間がハッキリ解る形で予算を組めば、

企業も安心して設備投資を行って供給能力を高め、

さらなる政府からの要求(公共事業発注)

に応えられるようになる。

 

そうすることで、供給能力が高まっていくし、

高まって行ったのが高度経済成長期であったわけです。

 

つまり

 

どんだけバラ撒けばら撒け言うても、

物理的に限界はあるんだよ?

 

という話に過ぎません。

 

まぁ、カルトの妄想内では

無限に出来るかもしれませんけど、

そこは現実の範疇内に収めておいて欲しいところです。

 

 

 

財政支出の中身も、当然吟味されて然るべき話です。

 

でないと、

 

 

 

 

なんてことも起こりますからね。

 

せっかく立てられた予算も、

全く関係のないものに使われてしまっては、

本当に必要としている人のところに回って来ない

 

こんなのは前提以前の前提として

ごく当たり前の話ではありますが、

 

まぁこれも、

緊縮財政の影響を抜きには

語れない部分でもあります。

 

要するに、

 

緊縮財政のお陰で、

それまで必要なところへ必要な予算が割かれなかった結果、

ロクに使い途も吟味されずに起こされた

莫大な復興予算が流用されてしまった。

 

つまり、

 

必要なところへ

必要な予算が割かれていれば、

こんなことは起こらなかった

 

という話ですね。

 

その結果、

 

緊縮財政派に余計な隙を与えてしまう

ということになっているわけです。

 

これは完全に

緊縮財政によるマッチポンプ

のような効果なのですが、

 

 

例え国全体が積極財政派で統一され、

いくら積極財政積極財政でバラ撒いても、

 

国民の元に恩恵がもたらされなければ

 

いずれ愛想をつかされ、

ルサンチマン煽りで緊縮財政派に逆襲されてしまう

という良いサンプルでしょう。

 

まぁ、

 

目先のことだけしか見てなけりゃ、

積極財政!バラマキマンセー!

でも良いのかもしれませんけど、

それもまた無責任な話ですね。

 

どっちにしろ、

 

野放図な財政支出が

貨幣を実体経済に溢れさせる、

なんてのは

バラマキカルトの妄想に過ぎません。

 

高度成長期、

政府の中長期に及ぶ巨大公共事業が起爆剤となり、

民間の活発な設備投資を促し、

急速な経済成長を達成しましたが、

 

それは同時に労働集約的な産業構造を

色濃く残す当時の情勢において、

設備投資以上に

活発な人材投資が行われた結果でもあります。

 

そして、

 

それが労働者=家計消費者の貯蓄をもたらし、

国民を豊かにしたのです。

 


つまり、

かつては供給能力強化が
国民の豊かさに直結していたわけですが、

今は違います。

資本集約型の産業構造へのシフトによって
付加価値生産性の効率化が至上とされ、
利益最大化に基づき、
人材投資は極限まで削られるような状況で、

供給能力がどれだけ向上したとしても
その恩恵が国民にもたらされなければ意味がありません。

賃金にしろ、
実物資産の活用にしろ、


適切な賃金、適切な物価に基づいて
多数派国民に分配されなければ意味がない。

要するに、

今の経済構造最大の問題点は
富の分配が歪である

 

と言うことです。

バラマキカルトや拝金主義者は
富=金(融資産)
だと考えるでしょうが、
そういう問題だけではない。

市場のグローバル化は、
国民不在の供給体制を作り上げました。

即ち、

資本のグローバル化で
企業が労働力を賃金の安い海外に求めるようになった結果、
国内の労働力は海外の賃金の安い労働力と
価格競争を強いられて、
買い叩かれるようになってしまっています。

そうして作りあげられた安い製品も、
やはりグローバルな価格競争に晒されて買い叩かれ、
そのしわ寄せは、全て労働者家計が負い、
最大化された利益は一部の人間が溜め込むという構造。

 

昨今のコロナやウクライナ情勢のように

世界が危機的な状況になれば、

容赦なく物価が上がり、

それが容赦なく国民に圧し掛かる。

いくら貨幣が実体経済に溢れようとも、
それが全て一部の人間の金融資産として流れ込み、
溜め込まれてしまうのでは、
意味がない。

国民をインフレに曝してインフレ耐性を付けさせる、
とか、
国民をコロナに曝してコロナの耐性を付けさせる
とか言うのと全く同じです。

それによって犠牲になる国民のことなど、
ビタイチ考えない暴論と言えるでしょう。

まぁ私も、
3年くらい前までなら積極財政派!
とかノーテンキに自称できてたんですけどね。

 

 

 

ここでも指摘してますが、

 

 

 

 

積極財政派に

目覚めちゃった()

竹中平蔵さん

の姿を見たら、

 

そりゃノーテンキさも吹き飛ぶ

ってもんでしょうよ。

 

財政の予算編成について

当たり前のことを言って

緊縮財政派の掌の上とか言うのなら、

 

未だにアホみたいに

積極財政だバラ撒けばら撒け一本槍の

バラマキカルトなんて

 

竹中平蔵の掌の上で踊ってる藁人形

みたいなもんです。

 
竹中氏にとっては、
緊縮財政だろうと
積極財政だろうと
どうでもいいんです。
 
極限まで突き詰めた低賃金コストカットによる
高い国際競争力を武器にした
グローバル大企業によって国を支え、
それによって海外からの投資を呼び込んで
為替を安定させつつ国内富裕層の所得を増やし、
それによって生じた格差貧困問題を
ベーシックインカムによって解決する。
 
ベーシックインカムによって増えた売上は
ほぼ全て株主投資家の懐に飛び込み、
それをエサに海外からの投資を呼び込む。
 
彼の描いている国家の青写真は、
端的に言えばそういうことです。
 
竹中ベーシックインカムは
緊縮ベーシックインカム!
 
とか、
 
寝言ほざいてるバカがまだ居ますけど、
 

>16分くらいから。
 
巷で言う竹中維新型ベーシックインカム自体を
竹中氏本人は否定しているわけです。
 
金額にしろ、制度設計にしろ、
これから議論して決めればいい。
 
日本ではまだ馴染みがないかもしれないが、
ベーシックインカムは、
世界では多くの有名な経済学者が議論している
 
云々。
 
まぁこの人が持ち込んでくる世界の議論て、
大抵ロクでもないんですけどね。
 
その代表格がコレ↓ 
 

 

敵を見つけて叩くにしても、

どこを敵とみなすのか、

誰を敵とみなすのか、
 
ってのは重要です。
 
財務省叩いて緊縮財政だけ叩くのでは、
高橋洋一と何ら変わりがありません。
 
単純なバラマキ積極財政論こそ、
バブル崩壊レジームを引きずった
緊縮財政に対する反動のようなものです。
 
まぁ、いいんですけどね。
 
理解する気も無い人に理解してもらおうとかまで
考えてるわけじゃないですし、
 
理解してくれそうな人に
理解してもらえるよう努力するので
私のキャパはいっぱいいっぱいですから。
 
とても
カルトの入信者を
脱会させるだけの余力は
今の私にはありません。
 
まぁそこは自己責任で脱会するか、
 
別に脱会しなくてもいいので、
 
余計なことにリソースを割かず、
緊縮派叩きでもやっててください。
 
私としてはベーシックインカムを批判してるだけで、
特定の言論にはビタイチ興味はありませんので。