女性であれば経験がおありの方は多いと思う。PMS(Pre‐Menstral Syndrome)ー生理前症候群。月経の前に起こるさまざまな体の不調。頭痛、腹痛。怒りっぽくなったり落ち込んだりもある。
私はたいてい子どもに些細なことで不思議なくらいにガーっと怒ってしまって、あとで考えたらPMSだったというようなことが多い。人によって程度も症状も違うと思う。私は身体的症状より精神的な不安定さの方が多いようだ。満月の時なんか特にそれは増幅されるような気がする。わぉーん。
夫とは若いとき、この忌まわしきPMSが元で喧嘩になったことが何度もある。あとで思うと
「なんであんな言い方したんだろう」
と自分でも不思議。
一度発せられた言葉は心に残る。
後悔しても後の祭り。
最近は子どもらにカリカリしてしまうと、カレンダーをチェックして
「あんたたち、お母さんはたぶんPMSやから気ぃつけや」
と注意換気。
自分のことだけど、制御不能の他人事のように思われるのだ。
子どもに
「PMSって何の頭文字なん?」
と聞かれて
「Pre‐Menstral Syndrome。月経前症候群。でもお母さんは、Pプリン M めっちゃ S好き、やな」
とまたまた冗談で答えて以来、わが家ではこの「お母さんが謎に不調」のPMS期はみんなで
「今、お母さんプリンめっちゃ好きやねん。やさしくしてね」
で意味が通じる。
夫は私が時おり「プリンめっちゃ好き」なのが何故なのか、知らないかもしれない。
私が説明しても話がまどろっこしくて
面倒になってしまうのか
「はあはあ」
と聞いているのかいないのか。
「どうせまたわけのわからんこと言ってる」
と流されている気がする。
プリンめっちゃ好き
命を生み出す性ゆえに不都合なことは多々あるけれど、みんなの理解が深まれば平和な時間は増えると思う。人類の半分は月に一度遠吠えしたくなるのだから、幼い頃からの性教育は人類の平和のために絶対必要だと思う。
これは京都市長選に出馬を表明している福山和人弁護士のパートナーおかねともこ(イラストレーター)が、「家族の目から見たふくちゃん」を綴ったエッセイです。
2018年府知事選のときの「ふくふく家族」と同様、リラックスしてお楽しみください。
前回のシリーズはこちら→http://www.fukuyamakazuhito.jp/fukufukufamily

