その64  喉をいたわる | 『続 ふくふく家族』 by おかねともこ

『続 ふくふく家族』 by おかねともこ

京都市長選の予定候補・福山和人弁護士のパートナーおかねともこ(イラストレーター)が「家族の目から見たふくちゃん」を綴ったエッセイです。
2018府知事選のときの「ふくふく家族」同様、リラックスしてお楽しみください。

相方は差し入れにのど飴やハチミツをもらってくる。キンカンの砂糖煮の時もある。一日中話し続ける喉をいたわってくださるのだ。

 

この間、帰宅した夫の声が初めて少し枯れていて

「ハチミツは喉のための蜂蜜レモンをつくってやってほしい」という皆さんのお心遣いかと、その時初めて気づいたトロい私。

さっそく蜂蜜レモンをつくり、子どもたちもお相伴にあずかった。

相方は調べものの手を止めて

「ウマイ!」

とマグカップを空にしていた。

 

声を使う仕事をしていたので経験があるが、喉は痛めると、一瞬でぽそっと声が無くなる。無くなるともう「うんともすんとも」言えなくなる。

あきれるほど丈夫にできている夫の体も、尋常じゃない回数の演説をぶっていたら、やはりぽそっといくのかもしれない。

 

私は急に焦った。

頭には走馬灯のように恐ろしい出来事が流れた。

 

ー街頭で演説に立つ候補者の声が出ない。皆慌てる。マイクのスイッチ入ってるか?あれ?声か?

 

筆談でスピーチはできない。

万事休す。

 

ー仕方ないから候補者の後ろで影武者弁士がマイクを握り、候補者は口パク 

そんなアホな。

 

街宣はキャンセル。

みんなに声が届けられない。

政策が語れない。

 

ーテープをかけながらビラを配る候補者

 

そんなことダメ!

 

無駄にバカな走馬灯が何周かしたが

 

その夜は他のことに紛れて寝てしまった。

 

明くる朝、果たして相方の声は復活していた!

タフだ。タフ過ぎる。

いただいたハチミツに何か特別なものが入っていたのだろうか?

 

選挙戦はまだ何日もある。

ハチミツ、のど飴、皆さんのいたわってくださる気持ち、みんな大事にいただいて、最後まで元気にかっ飛ばしてほしい。

 

 

 

これは京都市長選に出馬を表明している福山和人弁護士のパートナーおかねともこ(イラストレーター)が、「家族の目から見たふくちゃん」を綴ったエッセイです。

2018年府知事選のときの「ふくふく家族」と同様、リラックスしてお楽しみください。

前回のシリーズはこちら→http://www.fukuyamakazuhito.jp/fukufukufamily