なんでもない、ふつうの日々を愛おしむ、
暮らしのジャーナリスト
 
くらしスト
国際薬膳師国際中医専門員(旧国際中医師)
やくぜんもとこです





先週から空梅雨から一転、戻り梅雨となり

なかなか晴れ間が見えず、やきもき


ようやく、晴れ間が見えた今日

先月の梅仕事で漬けた梅の土用*干しが

はじまりました


*土用は、中国の陰陽学説が元になっています

年に4回、立春・立夏・立秋・立冬の前にある

季節の変わり目の18日間がそれにあたります


今年の夏の土用は7月20日から8月6日

本来ならば、この期間のよく晴れた3日間を選んで、梅を干すのが、土用干しです


ただ、我が家はあまり気にせず、毎年、ほぼ晴れる、海の日の連休に干しています


上に載せた、赤紫蘇を取りのぞいてから、菜箸でひとつひとつ梅をとりだし、梅酢をキッチンペーパーなどでよく切ってからザルヘ


赤紫蘇に近い上の梅は真っ赤に、下の方の梅はオレンジに近い赤に染まっています


ザルの外側から置いていったら

美しい茜色のグラデーションが現れました





熟しすぎて柔らかいために、重みで潰れたり、皮が破れる梅が、毎年2〜3個あります


これは、味見と称し、干さずにその場でパクリ


「くーっ、今年もいいしょっぱさ」

ひと口でほおばり

夫と2人、顔がしわくちゃに


ベランダいっぱいに広がる梅の匂いに

思わず、口のなかに唾が溜まる


今日から3日間、晴天が続きますように


お天道さまのパワーをいただいて

今年も美味しくなりますように


若い頃には気づけなかった、愉しみに

気づける、今に感謝


季節の保存食作りは

自然や日常へのありがたみを再確認する

手仕事なのかもしれません





最後までお読み下さいまして

ありがとうございます