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やっと・・
オリジナリティを感じるフランス料理店に出会えることが
できましたので、久しぶりのフランス料理店のUPです。
代官山の“L’eclaireur レクレルール”へ。
久しぶりの代官山を散策すると、
気に入っていた雑貨店が無くなっていました。
ずいぶんと様変わりしているようです。
おそらくここ最近になって人出がやっと戻ってきているようです。
この日の代官山は賑わっていました。
代官山の北口方面に向かって、
閑静な住宅街を5分ほど歩くと、
生き生きとした観葉植物、窓から明るく照らされたライト、
お洒落な雰囲気の外観です。
田熊シェフは、
デザートに定評のあった白金台の“リーブル”閉店後、
※2019年3月blog掲載
新たに今年の9月、代官山に
“L’eclaireur レクレルール”をオープン。
明るいライティングで照らされた店内は、
円卓、椅子、そして壁、天井とオフホワイト系で纏められ、
エレガントな雰囲気を感じます。
テーブル席の奥は、段差のあるオープンスタイルの厨房には、傍で薪火が燃えており、まるでステージのようです。
●CHAMPAGNE TAINTER
テタンジェのシャンパーニュからスタートです。
バニラ、白い花のような香りが広がり、
軽やかさとフレッシュな味わいです。
●ホウズキのモザイク マンゴー シトロン
お皿に並べられたホウズキたち。
「判りやすいホウズキを・・」と誘導されますから、
「一番上に置いてあるホウズキね。」と選びますが、
意表をついて、端のホオズキを選ぶ人もいるのでは?
なんて・・妄想し、クスっ。
間違いのないホウズキを選び、口の中へ。
ホオズキのように包まれた実が砕かれると、
甘いマンゴーと酸味のシトロンがひんやりと口の中で弾けます。
●バターナッツと大葉のフレンチタコス
青魚と紅心大根 発酵ミルク
テーブルに置かれた不思議なお料理。
一瞬、どのように食べるのかしら・・?
拘りの薪焼きされた鯵の香ばしい香りが広がります。
赤い絨毯のような紅心大根を鯵、大葉と一緒に巻き込み、
バターナッツのパリパリで包みタコスのように一緒に食します。
面白い演出ですね。
●鮮魚の薪焼き パルメザン レモンムース
香ばしい香り漂う青魚の上にはレモン風味のスプーマ、
ハーブがフレッシュさを。
下にパルメザンチーズのクリスピーでクリーミーなお味に。
●オニオンスープ
岩塩の上に一個の熱々のオニオン。
こんもりと焦げたコンテチーズの中にスプーンを入れると、
烏賊、蛸、松茸が入っており、濃厚なオニオングラタンスープで
とっても美味。
◆サイドにお口直しに。
ライスグラタンの上に、ホタテ、リンゴを
サンドし、爽やかなお味に。
●秋刀魚 自家製リコッタとアボガド
キャビア
真っ白なソーサーに映え、思わず“カワイイ”。
自家製のリコッタチーズ、シブレット、アボカドのソースの上に、
薪で火を入れた旬の秋刀魚の香ばしい香り。
その上に丸いラディッシュ、キャビアがお洒落にON。
●白子 発酵バターを使ったコーヒームース
鹿児島産じゃがいも
田熊シェフのスペシャリテは、
その時節の食材に合わせたコーヒームース。
器を開けると、こんがり白子の周りには
コクのあるコーヒームースがふわふわ。
中にホクホクのじゃがいもが隠れており、
薪の香りとコーヒーの苦味のコンビネーションが味を引き立て、
素晴らしく美味。
◆MACON VERZE マコン・ヴェルゼ
大好きなルフレーブの白、迷うことなく
オーダーです。
豊富な果実味、ミネラル感のバランスと満足のゆく味わいです。
●魚料理 海老のコンソメと木の芽
思わず“キレイ”。
大根に包まれた白身、その周りには木の芽、
エディブルフラワー、
ディルが華やかさを添えています。
海老の出汁をしっかり感じるコンソメの
ソースもとても美味。
◆ここでブレッド。
●フランス産 仔牛のロース
タナーとブルーベリーソース
熟成させたコーヒーKombucha
火入れした仔牛のロースは、美しいロゼ。
とにかく絶妙な火入れに感動です。
上に置かれたカブ、ニンジンのチップス、
タンニンの強いブドウ品種のタナ、ブルーベーリーのソースは、
程よい酸味のバランス。
周りの白いパウダーは、
マルトセックとオリーブオイルでパウダー化したものです。
ここまでかなりボリューム感のあるお料理が続きましたが、もちろん全て完食です。
こちらのメニューもかなりレベルが高いと感じた一品です。
●黒イチジクとエルダーフラワーシロップ
ヴァシュラン
オレンジ グレープフルーツとヨーグルト
カボスのジュレ
思わず“素敵”。
真っ白なお皿に、真っ白なメレンゲの重なり。
中にはヨーグルトにフルーツがたっぷり。
クリーミーなヴァシュロン、コーディアルを
使っているのも美容効果もプラスです。
●ハーブティとミニャルディーズ
ヴェルベーヌのハーブティ、
飴細工の中にマンゴーとレモンムース、
奥のギモーブはマシュマロに包まれたグレープフルーツと餡。
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L’eclaireur レクレルール(代官山)
全ての火入れに薪を使用することに徹底されており、
一つ一つメニューにオリジナリティを感じ、
食する前に一瞬考えるなど、目で見て楽しみ、
口に入れて驚きと感動の連続です。
楽しい時間を過ごすことができました。
ありがとうございます。
素敵なものを探し続けて~*
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