今日はスイスのIsland唯一のアルバムPicturesです。
Ambitious Loversの才人Peter Schererが世に出た作品として有名です。
本人はこのアルバムが大嫌いらしく、参加していることすら否定しているそうな。
噂ではスイスの金持ちの息子が自己資金で作ったものだそうですが、ProducerはイタリアでPFMなど数多くの名作に携わっていたClaudio Fabi、ジャケットはGigerで録音などもイタリアのRicordiで自主製作の域を超えて非常にしっかりしています。
あくまでも推測ですがPeter Schererの才能があったからこそ出したかったアルバムなのではと思っています。
曲構成、演奏どれをとっても一級品で、A面の出来は77年という年代を考慮すると衝撃的でよくぞ世に出してくれたと感謝したいくらいです。
ジャケット的にものすごく暗黒っぽい感じがしますが、案外聴きやすくヘビーでダークながらメロディアスであっという間にA面が終わります。
B面はややテンションが落ち、若干アバンギャルド方向なので聴きづらさはありますが及第点でしょう、といっても私はほぼA面しか聴きません。
スイス盤しかなく、オリジナルはこの時代のスイスのレコードに多い、Unipakっぽい構造になっているもので、レコードのレーベル面がフラットで、M+LだかSUISAだかの四角枠の刻印がレーベル面にないものになります。
海外では今でも人気が高く結構高いですが、日本ではそこまで人気がないので海外よりも安く流通しているようです。
音質は再発でもそれなりですが、オリジナルの方がレンジが広く、余韻の空気感は圧倒的にオリジナルが良く、余すところなく作品の世界に浸れると思います。
CDもありますが音質はわかりません。
遅れて登場して流れ星のように消えていったグループの作品ですが、プログレを代表する一枚といえるでしょう。
