2023年秋学期よりスタートした博士課程も1年目を来月で終了。
『これ以上円安が続いたら休学!』
と誓いながらも、そのタイミングが未だ掴めず…
このまま2年目へと突入することに
かなりの罪悪感を覚えながらも
学べることは何よりものご褒美だと感じています。
今学期のクラスは発達心理学。
モンテッソーリ教育とも通ずる大切な時間です。
エリクソン、ピアジェ、ヴィゴツキーをはじめとする
さまざまな発達理論を特別支援教育と照らし合わせ
どのような意味合いを持つのか分析していくこの授業。
海外ではSpecial Needs(スペシャルニーズ)と表現されるこの言葉の意味について、改めて考える機会を得ています。
異なるというよりも似ているという大前提
母が産まれたとき。
- 仮死産
- 脱臼
- 斜頸
これまで受講したどの特別支援教育のクラスで言われてきた言葉。
誰しもが、周りに温かさや安心感を求め、成長を願い、刺激を欲している。
これらの基本的な欲求は、どの子どもにも共通しているもの。
定型、非定型に関わらず
『自立心』『自信』そして『自己信頼』を育む機会が
すべての子どもに与えられるべきであるという
この大前提こそがすべての出発点なのだと感じます。
発達段階を知るということ
どの子どもにも自己教育力が備わっており
自分を発達させたい意思を持っている子どもたち。
子どもの成長の全体像を把握するために
発達段階を知ることは、大人の大切な役割だと感じます。
私たち大人は義務教育で沢山のことを学んできたのに
残念ながら親になる準備は誰からも教わってきませんでした。
妊娠中の母親学級で学べることはあるにしても
それは新生児のお世話が中心で
なかなかその後の子どもの成長全般について学ぶ機会はありません
子どもの成長には個人差は当然あるものの、
それでもそれが正常と呼ばれる範囲内なのかそうでないのか・・・。
時には専門家の介入も視野に入れるという点でも
大人が発達段階を知っておくことはとても大切だと感じます。
子育て中ずっと意識したい「発達段階」
「発達段階」という4文字を書かない返信はない!
と言えるほど、常に意識をしています。
こんな時、絶対に必要となってくるのが「発達段階の知識」。
中2の娘の約14年間の子育て中。
大きく悩むことなくやってこれたのは
この発達段階を知っていたからだと感じます。
博士課程の発達心理学のクラスが終わっても
きっとこの先もずっと学び続けるであろう「発達」というこの分野。
これから本格的な思春期を迎える我が子と母を繋ぐ大きなお守りです
◆◆
最近また手に取ったのはこちら。
何度再読しても、新たな発見がある1冊。
人間の出発点を感じることのできる名著です。
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