モンテッソーリ教育に浸った1日 | モンテッソーリな時間~バイリンガルに魅せられて~

モンテッソーリな時間~バイリンガルに魅せられて~

中2の娘とワーキングママによる2歳からのホームモンテッソーリとバイリンガル育児の足跡を綴っています。

 

ついに今学期の博士課程の授業も来週で終了。

なんとか学期末のペーパーを書き終え、プレゼンの資料も作り、残すは当日の発表のみとなりました。

 

これも何年か後にやってくるDissertation(博士論文)とDefense(口頭試問)の準備のためなのですが、諮問委員会に対して自分が自信を持って発表している姿などは到底想像できず…。自分の未来が全く描けません(笑)。

 

今日は娘と一緒に、近所のコーヒーショップへ。

もうこれ以上直しはないと思っていた自分のペーパーを店で読み返すと、家で読み返した時には全く気付かなかった数々のミスに気付き・・・。所変わると、見えてくるものも違うと感じます。

 

「もうこれで完璧!」

と自分に言い聞かせ、母が取り出した本日の最大のご褒美はトップ写真の2冊。

 

AMI(国際モンテッソーリ協会)の3歳~6歳のモンテッソーリアンMary Flewelling-Pinchen先生によるモンテッソーリ教育の解説書です。実際には解説書というよりも、年間を通じたモンテッソーリ教師の心構えが綴られています。

※残念ながらAmazonでの取り扱いはなく、当時購入したMontessoi Servicesでも現在は欠品のようです。

 

 

ホームモンテッソーリのお手伝いでは、折角おしごとを準備したのに、子どもが興味を持ってくれない。そんなお声がたくさん寄せられます。

 

もちろん、我が家も、当然経験済みのシナリオです。

海外から廉価版とはいえ、決して安くはない教具を取り寄せ、提示練習にも励み、それでも娘は見向きもしない。

 

「折角買ったんだから」

「折角練習したんだから」

 

そんなコストや時間なんていうのは、大人の事情であり、生まれてまだ数年の娘には当然知る由もありません。

 

Lessons given without wonder, joy, and love my inform but, in all likelihood, will not engage the child's spirit. We cannot inspire unless we impart our own joy in discovery as we guide our students' learning.

驚き、喜び、愛情をともなわない提示は、情報を与えることはできても、子どもの心を動かすことはできない。子どもの学びを導きながら、私たち自身が発見の喜びを伝えない限り、感動を与えることはできない。

 

Mary先生の書籍の中のこのメッセージは、まさに当時の母に足りないものでした。

ただ伝えることだけに必死になり、自分自身の中には驚きも喜びもまだ生まれていない状態。

そんな提示を見ても、娘の精神には響かなかったのだと思います。

 

我が家のホームモンテッソーリが本当の意味で楽しくなったのは、母自身が、我が子という誰かのためではなく、自分自身のために必要だと感じ、心からモンテッソーリ博士の言葉に耳を傾け体現したいと感じるようになってからだったと思います。

 

「これがいいらしい」

 

それだけでは、娘の心は動かない。

子どもはそう単純ではない。

これが当時、娘から教わったメッセージだった気がします。

 

久しぶりに思う存分、モンテッソーリ教育に触れた1日。

なかなか学期中は、丸一日モンテッソーリ教育に浸るという贅沢は出来なくなっていますが、学期終わりの束の間の時間、こうして触れられることが何よりもの贅沢で至福な時間だと感じています。

 

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