先日綴ったアメリカの博士課程との別れ。
2年に渡る準備期間を経て、これ以上ベストな選択肢はないと自負していた母。
そして、1校は辞退、もう1校は退学という想像すらできなかった展開となったこの夏。
友人の一言で再度動き出した夢!?
これまでの間、ずっと相談に乗ってくれていたアメリカの友人からこんな質問がきました。
「今回、どうして退学を決めた学校を選んだのか?なぜ、もう1校ではなかったのか。」
実はこの2校は、学部も違えば学位も違いました。
今後の人生、モンテッソーリ教育者としてこの哲学を研究することができるスキルを身に付けることが最大の目標であり、学部や学位は重要ではありませんでした。
それよりも大切だったのは今の生活との両立。
天職とも言えるフルタイムの仕事
とにかく大切なホームモンテッソーリのお手伝い
そして何よりも思春期を迎えた娘との時間
これらはすべてなくてはならないもので、どうすればこれらをこの先も大切にしながら、研究に励むことができるのか。
博士課程選択にあたり大切だった意外な点
そう考えたとき、母にとって大切なのは、オンライン授業の形態でした。
1校はsynchronous(同期型)。
もう1校はasynchronous(非同期型)。
同期型とは、決まった曜日と時間に受講生が参加するライブ授業。
非同期型とは、決まった曜日と時間に参加する必要はなく、1週間のうち、自分の好きな時間にログインをして録画されている授業動画を見たり、その他の教材を使用しながら学ぶ授業形態です。
時間があらかじめ決まっている同期型授業は、時間の制約がされてしまうため、修士の時も授業形態は非同期型であることがプライオリティーでした。今回も迷うことなしに選択したのは非同期型授業。それが、退学を決めた学校に入学を決意した一番の理由でした。
しかし、顔が見える同期型の授業とは違い、受講生とのやり取りは掲示板がメインとなる非同期型の授業は、学びの形態としては最善ではないということも理解していました。修士の時も、クラスメートたちとオンラインで繋がることの出来た不定期な時間はかけがえのない時間であり、これが定期的に繋がり合えたらさらに友情も深まったのではないかと少し残念な気持ちもありました。
「今の生活も大切だけれど、やっぱり欲しいものを手に入れるためには、犠牲も伴うもの。朝起きるとすぐに仕事に向かうルーティーンが崩れるのは不安かもしれないけれど、早朝の同期型授業は悪いものじゃないはず。辞退した学校に、再度入学許可が下りないか掛け合ってみたら?」
確かに、この学校の位置するアメリカ東部の夜の授業は、日本だと早朝。ラッキーなことに出社前に授業を受講することができるため、何とかやりくりをすればできないこともないかもしれない…。
そして何よりも世界中にいるドクター候補生と教授陣たちとライブで繋がることのできるかけがえのない場所になるのかも…。
友人のアドバイスに動かされ再考した結果、辞退した学校に再度入学許可をいただくことはできないかと掛け合うこととなりました。
しかし、もう新学期開始まであと1週間。
次回に続きます。
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