アメリカの博士課程、たった2日で退学!? | モンテッソーリな時間~バイリンガルに魅せられて~

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中2の娘とワーキングママによる2歳からのホームモンテッソーリとバイリンガル育児の足跡を綴っています。

 

以前、読んでいた書籍にある実業家の方の話が出ていました。

 

アイビーリーグスクールの博士課程に入学したものの、2日で退学。

そして退学した翌日から事業を始め、それが大当たりという話です。

 

「なるほどね…。そういうこともあるよね。」

 

当時は、そんな風に読み流していました。

 

先日綴った、博士課程のオリエンテーションの話。

時差を間違えてしまったため、最後の10分しか参加できなかったということを綴りました。

 

 

そして、ちょっぴり予告をした「まさか」の第2弾。

 

そしてついに始まった新学期。

実は、本当の「まさか」はここから始まります^^;

 
まさか、書籍で読んだあの実業家の方の話が、自分にもやってくるだなんて想像もしていませんでした!
 
結論から言ってしまうと…。
 
あれほどまでにリサーチをし、合格の2文字を夢見ていた博士課程。
まさか、こんな日が来るとは思ってもみませんでした。
 
…そう。
退学を決意しました。
 
学期開始前日に、いつものルーティーンで教授へのメールも済ませ…。
感触を確かめた母。
 
「10年前にカンファレンスで日本に行ったことがあるの。本当に美しくて素晴らしい国だった。」
 
少しお年を召した凛とした印象のアメリカ人女性の教授。
こんなメッセージをいただき、3カ月ぶりの院生活にワクワクが止まらなかったあの時。
 
現地時間の0時を回るとコースがオープンし、シラバスが解禁となりました。
20ページ以上あると思われるシラバスに目を通し、一文字一文字丁寧に読んでいくと、背中から汗がつたわってくるのを感じました。
 
読めば読むほど、どこか今までの大学院生活とは違った感触。
学校が違うからなのか、それともこれが博士だからなのか。
 
とりあえずこの日はもうこれ以上シラバスを追うのはやめ、次の日に落ち着いて読んでみようともう一度目を通すも…。
やっぱりダメだと、自分の心が泣き叫んでいる状態。
 
何度読んでも、やっぱり受け入れることができませんでした。
 
実際、シラバスは願書出願前から閲覧用のものを何度も目を通していて、どのようなことを学ぶのかはある程度分かっていたはずなのに…。
いざ、完全版のものを目にすると、自分には完全に欠落しているものがあることに気付きました。
 
それは「公教育への信頼」。
 
州立大学のこの博士課程には、まず共通認識として公教育への絶対的な信頼が必要なのだということに気付かされた瞬間でした。文字ではそのようなことは書かれていなくても、教育者として当たり前というべき視点だったのかもしれません。
 
実際娘の学校生活を見ていて、自分の頃と比べると、各段に改善されていると感じる部分が多くあります。けれども、やっぱりまだ未解決の部分も多いと感じてきました。だからこそ、我が家にはモンテッソーリ教育が救いであり、公教育を補完してくれる十分すぎる+α(プラスアルファー)なのです。
 
今回入学を決めた博士課程を続けることによって、どこか自分の心だけでなく学校をも裏切るような気がしてしまった母。最低でも4年以上は在籍するであろうこれからの道のりを考えると、幕を閉じるしかないと自分を納得させました。
 
たった2日間のEd.D(Doctor of Education)生活。
長くなったので次回へと続きます。
 
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