世界的ベストセラー「7つの習慣」を初めて手にしたのは、独身の頃でした。
しかし、当時は読み漁っていた自己啓発本の1冊という存在にしかすぎず、この書籍の真価に気付きませんでした。今思うと、まだまだ自分自身を知らず、世の中についても知らなかったのだと思います。残念ながら、当時の書籍はもう手元にも残っていませんでした。
しかし、この「7つの習慣」が再び母の元に舞い降りてきたのは2年前。
大学院で知り合った、アメリカのモンテッソーリの中学・高校に勤務するクラスメートたちが、事あるごとに“Seven Habits”という言葉を口にするのです。
モンテッソーリの中学・高校では多くの学校で“Personal World”や“Personal Reflection”と呼ばれる、日本で言う「道徳」のようなカリキュラムの中で、毎日生徒たちは自らを省みる時間が設けられているといいます。
モンテッソーリ博士は、思春期に入った子ども達には自己認識を探究する傾向にあり、それが思春期の子どもたちのアイデンティティーを育むと考えていました。慌ただしい現代社会において、自らの目標を振り返り、ビジョンを思い描き、そして自分らしさを創造するための時間として、生徒たちは日誌を通じた自己認識活動に取り組みます。
その中の1つの活動として取り入れられているのがこの「7つの習慣」を通じた活動です。読んで思ったことを書くのも良し、あらかじめモンテッソーリガイドによって作られた質問に答えるのも良し、また市販のワークからヒントを得るのも良いかもしれません。
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娘がこの「7つの習慣」と出会ったのは、まんがのシリーズの小説版でした。日頃、まんがはあまり手にしない我が家ですが、この書籍に関しては母自身が読みたく購入したのがきっかけでした。
「まんがはあまり想像力が掻き立てられない」
という娘に、用意したのがこちら。大当たりでした。
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幼児期から「礼儀と気品」や「社交的なふるまい」と呼ばれる自己や他者への配慮について自然と話し合う機会が多かった子どもにとっては、このような内省の時間は非常に心地の良いものなのでしょう。
実際、日本の小学校でもこの「7つの習慣」の活動を実践している学校が多くあるようです。これら2冊は家庭で取り入れる際の大きなヒントになるかと思います。
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娘にとっても母にとってもこれらの書籍は、励ましを与えてくれると同時に守ってもくれる、お守りのようなもの。良書という存在が、自分たちの精神に栄養を与えてくれていると日々感じています♡
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