ホームモンテッソーリスクールでは、エレメンタリーの算数教育『分数』についてご紹介しています。実は、このモンテッソーリの小学校で分数の提示のご紹介を行うまでに綴ったレッスンは全20レッスン。
感覚的に分数を捉えることができるよう幼稚園生から導入できるものもあり、また「りんご」「水」など日常で触れているもの、「メタルインセッツ」のようにモンテッソーリのおしごとで親しんだものまで、さまざまな種類のおしごとが存在します。
- モンテッソーリの分数を学んでみよう
- りんごで分数を学んでみよう
- りんごで分数を学んでみよう(フォローアップレッスン)
- 等分できるものを探してみよう
- 分数の小人
- 分母の紹介(分数の家族)
- 分母の書き方(分数の家族)
- 分子の紹介(分数の家族)
- 分子の書き方(分数の家族)
- 水を使って分数を体験しよう
- メタルインセッツで『等分』を体験しよう
- 分数のアクティビティーいろいろ
- 分数ブックレットを作ろう
また、モンテッソーリ教育は独自のモンテッソーリ教具も存在するため、教具の紹介も同時に行ってきました。
- 【教具紹介】分数の小人
- 【教具紹介】はめ込み分数
- 【教具紹介】緑色の小人
- 【教具紹介】円の分割板
- 【教具紹介】分数のカード
- 【教具紹介】分数の問題用紙
- 【教具紹介】分数チケット
実際、分数のおしごとに入る前にこれほど多くの分数に関連する概念に親しんできた子どもたちたち。きっと、算数の教科書にあるような分数の問題に触れても、さっと答えが出るお子さんも多いかもしれません。
ただ、モンテッソーリ教育で目指しているのは計算を早く解くことでもなく、一度で正しくことでもありません。実際、娘のホームモンテッソーリを通じて感じてきたのは、純粋なテクニックを教えるのではなく、いかに子どもの心に残る時間とするのか。
まさにモンテッソーリ博士が目指した「心の成長」を促す側面が、モンテッソーリの算数教育には他の分野と同様、多く散りばめられています。
その1つが「ストーリーテリング」です。
ストーリーテリングは子どもの心と繋がる絶対の方法。
日々お子さん方と接する中で、何度もお気に入りの本を読んでとせがまれたり、「ママは小さい頃どうだった?」なんて質問されたり、きっと大人と子どもを繋ぐ手段として「ストーリー」があったことを思い出される方も多いかもしれません。
小学生になれば、幼児期ほどあまり読み聞かせをしなくなってしまったというご家庭ならなおさら、日々の学びに取り入れたいのがこの「ストーリーテリング」。当たり前のことを当たり前とするのではなく、ちょっとした疑問を少し先回りして調べるだけで、簡単にお子さんにストーリーテリングという手法を使って伝えることができます。
例えば、今回の「分数」。
トップ写真にあるのは「÷」という記号。
モンテッソーリの小学校ではこの「÷」という記号の由来を、ストーリーを通じて子ども達に伝えていきます。
なぜ「÷」という記号は、このような形なのか。
いったい、そこにはどのような意味が隠されているのか。
大人にとっては「×」も「÷」も見慣れた当たり前の記号ですが、まだこれらの表記を見たことがない子どもにはなかなか馴染めないものかもしれません。
実際、母自身、「÷」という記号についてはあまりにも昔すぎて何も思い出せないのですが、中学で初めて円周率「π」という特別な文字が出てきたとき、戸惑ったことを覚えています。
そんな苦手意識や不快な感覚を一切寄せ付けないのが、モンテッソーリの算数教育。
小さい頃から親しんできたストーリーという手段が、子どもを安心させ、大人と繋がることのできる感覚があるからこそ、もっと知りたい!もっとやってみたい!という気分にさせてくれるのだと思います。
中学生になった今でも手放すことが出来ない、モンテッソーリの算数教育の強い味方と言えばこちら。算数にまつわるストーリーがふんだんに載っていて、読み聞かせはもちろん、前もって大人が予習をしておき、ストーリーテリングの形で提示をしてあげるにも最適な1冊です。
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