迷っていた『モンテッソーリ建築』をついに入手!? | モンテッソーリな時間~バイリンガルに魅せられて~

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中2の娘とワーキングママによる2歳からのホームモンテッソーリとバイリンガル育児の足跡を綴っています。

 

国際モンテッソーリ協会(AMI)の以下のTalkを拝聴してから、気になっている1冊がありました。

 

 

日本語に訳すなら『モンテッソーリ建築: 学校のためのデザイン資料』とでもなるでしょうか。

 

 

お値段も張るため、購入するかどうしようか迷っていたのですが、きっと金額に見合った何かがあるはず!と入手。それは美しくもありスタイリッシュでもあるとっても素敵な1冊でした。

 

モンテッソーリスクールというと、美しく教具が並べられ、凛とした雰囲気が漂っている空間ということは多くの方々ご存知かもしれません。しかし、この1冊を手に取ると、モンテッソーリの「整えられた環境」とは一体何を意味し、教室の作りにはどのようなモンテッソーリの哲学が反映されているのか、今まで見たことも考えたこともないような視点で、眺めることが出来ます。

 モンテッソーリの教室の特徴①:床での作業

 

通常の教室とモンテッソーリの教室の最も顕著な違いといえば、この床での作業。

 

モンテッソーリスクールの子どもたちは、床に小さなラグを敷いて、自分で選んだ活動を行うための境界線をこのラグで決めます。

 

この書籍によると

 

床での作業のための十分なスペースの確保はもちろん、清潔や温度までもが考慮されているとのこと。

 

家庭においても、子どもにとって最も心地の良い場所はどこなのか。観察することで、色々と工夫できるポイントがあるかもしれません。

 

 

 モンテッソーリの教室の特徴②:天井や床の高低差

 

また、今まで母が持ち合わせていなかった視点はこの教室の中の高低差。

 

子どもの家やモンテッソーリスクールでは、立体的であるべきだと考えられているといいます。平屋の建物でも、床や天井を上げ下げすることで空間を表現することが可能になるとのこと。

 

思い返してみれば、娘が3歳から週1でお世話になった子どもの家にも段差があり、空間が分けられていました。当時は何も気付きませんでしたが、そのような意図があったのだと妙に納得がいきました。

 

 モンテッソーリの教室の特徴③:オープンな教具棚

 

モンテッソーリの教室の特徴といえば、このオープンな教具棚。シンプルで余分なものが存在しないこの空間は、子ども達がアクセスしやすい環境となっています。何よりも大人の手を煩わせることなく、自分で必要なものを必要な時に手に取れるという空間的秩序が大切なモンテッソーリの教室。

 

家庭においても、「ママ、〇〇やりたい」と言われて初めて出してあげるのではなく、自らが好きな時に好きな場所で好きなように向かえる環境こそが、子どもの自立を育むのだと、改めて感じます。

 

こうしてそれぞれのスクールの設計図と照らし合わせて、教室の特徴を一つずつ確認できることが何よりも興味深いこの書籍。。28項目に分かれたモンテッソーリの教室の特徴と各ご家庭におけるホームモンテッソーリを照らし合わせることで、環境設定のヒントになる部分が沢山あるのではないかと思います。

 

リビングの書棚にインテリアとしても置いておきたい1冊。

写真集やデザイン集として、世界中のモンテッソーリスクールを眺めるだけで、どこか癒されます♡

 

どこか自然の優しい香りが漂ってくるような空間。

改めて我が家の環境設定を見直したいと感じます(笑)。

 

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