毎日寝ているのか起きているのかも分からないほど
時間の流れが急速すぎたアメリカの大学院生活もついに終止符を打ちました。
『モンテッソーリ教育学修士』という響きがやはりまだまだ耳慣れず…。
いつか自分の中でしっくりくる日がくるのでしょうか（笑）。
当時10歳だった娘からの『ママ、学校に戻ったら？』という一言で始まった
40代母によるアメリカの大学院進学への道。
フルタイムの仕事
娘のホームモンテッソーリ
ホームモンテッソーリのお手伝い
それだけで目まぐるしい日々だった毎日に
「モンテッソーリの大学院なんて！」と夢は夢でしかないと考えていたあの頃。
しかし、これを現実のものにしてくださったのは…。
紛れもなく『ホームモンテッソーリのお手伝い』の受講生の方々の存在でした。
0歳～12歳のモンテッソーリ教師養成講座のディプロマはあっても
モンテッソーリ教師としての経験は一度もない母。
あるのは、我が子の10年間のホームモンテッソーリという経験のみ。
けれども、教室におけるモンテッソーリガイドとしてではなく
家庭で我が子を見守るモンテッソーリガイドとしての視点を学びたいと
背中を押していただいて2020年よりスタートした「ホームモンテッソーリのお手伝い」。
3年目を迎えた現在、モンテッソーリ教育を愛する多くのご家庭との出会いがありました。
「モンテッソーリ教育のどこに惹かれ、何を難しく感じているのか。」
「日々どんな成功と失敗が繰り返されているのか。」
これまで、皆さんからの一つでも多くのインプットをいただく時期として
ご質問やご報告に対してできるだけ多くの情報をご提供することを心がけてきました。
しかし中には
「何を質問していいか分からない」「何も報告が出来ない」
というお声をいただくこともありました。
母自身もこの11年に渡るモンテッソーリ教育の学びの中で
立ち止まった時期が幾度となくありました。
思い返すと半年以上に渡り、娘のホームモンテッソーリを中断した時期もあります。
それでも、やっぱり心の中に常にあったのは
『平和は内面から始まる』と提唱したモンテッソーリ博士への想い。
こんな壮大すぎる理念に、我が子にどんな環境を準備し、何を与え、どう振る舞うべきなのか。
空回りだけが続き、ただただ立ち止まることしかできなかった時間。
しかし、そんな何もできない状況までも優しく包み込んでくれたのは
メンターでもあるモンテッソーリガイド達の存在でした。
いつかは自分も、モンテッソーリ教育を愛するご家庭の伴走者となりたい…。
その一心で挑んだモンテッソーリ教育学修士への挑戦。
不安で押しつぶされそうになりながら、必死で書籍を読み
リサーチをし、ペーパーを書くという繰り返しの時間でしたが
GPA4.0をキープしたまま修了することができました。
今日、アメリカの現地では、卒業式が行われています。
残念ながら出席することは叶いませんでしたが
今日もいただくホームモンテッソーリのお手伝いのメールが何よりもの祝福となっています。
我が子一人のためには絶対に実現することのできなかった夢。
夢を現実のものとさせてくださった皆さんに感謝しています。
◆◆
未だ続く地震。皆さまのお住まいの地域はいかがでしょうか。
どうかご無事でご被害が最小でありますこととを心よりお祈りしています。
大学院が無事終了し、ストップしていた朝読を再開しました。
今朝は敬愛するモンテッソーリ教育研究者の江島正子先生のこちら。
日本におけるモンテッソーリ教育の歴史から始まり、インクルーシブ教育、モンテッソーリ・ケアなどこれからの時代に更に大切となっていく示唆に富む提言が多くなされており、新たなバイブルが出来たと感じています。
現在ご提供中のサービス。
ホームモンテッソーリのお手伝い（「回数無制限コース」「月1回コース」の有料メールサポート）ホームモンテッソーリスクール（メールサポート会員専用、未就園児・幼稚園・小学生のモンテッソーリのおしごとサイト）
お問い合わせはこちらより ※2023年5月より「回数無制限コース」の再受付を始めました。
※「月1回コース」は、通年受付をさせていただいております。
インクルージョン教育ノート⇒モンテッソーリ教育とIEP
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