娘が中学生となり早1ヵ月。
幼稚園を卒園してから小学校に入学して間もない頃感じたギャップ。
「この間まで幼稚園生だったのに…。」
それが今では…。
「この間までは小学生だったのに…。」
と同じセリフが出ています(笑)。
スマートフォンを手にしたことで行動範囲が広がり、行動の中心はお友達との時間。
まだ部活が始まっていないため、少しは自由時間があるかと思いきや、放課後は必ずお友達と閉館まで図書館通いのため、本当に家で過ごす時間が少なくなりました。
ゴールデンウィーク最後は、お友達と寺院訪問。
歴史の宿題の一環だったようですが、住職さんがとにかく魅力的な方で、2時間以上もお話を伺う機会に恵まれたようです。
現在、ホームモンテッソーリスクールでは、「中高生のモンテッソーリノート」というカテゴリーを増設し、現在進行形の母の学びをノート代わりとしてこのサイトにまとめ始めています。
主に海外の書籍やワークショップ等、母が心に留めておきたいことの記録として公開し始めているこのノートですが、その中で出てきたこの言葉。
『中高生の学びは、知的作業以上のものでなければならない』
まさに、このような体験型の学びは学童期以上に大切なのではないかと感じました。
そして学童期と違うのは、ただ与えてもらったものを体験をするという受け身の学びではなく、必要なものを自ら精査し学び取る力。
中高生のモンテッソーリ教育では「エルドキンダー」と呼ばれる、知的労働と肉体労働の両方の参加を推奨するプログラムが存在します。言い換えるなら、「社会生活に必要な要素が詰まった経験の学校」。
今回住職さんとお話をさせていただいて、またお寺に伺いたいと目を輝かせて帰宅した娘。
自ら用意した質問以外にも、多くの知恵を授けていただき、お寺の中を案内いただく中で、「もっと知りたい」という知識欲が刺激されたようです。
残念ながら、日本ではエルドキンダープログラムは存在しませんが、学校で学んだことをベースに自ら社会と関わり、多くを学ぶ機会はいくらでも探究できるのかもしれません。身体的な成長や知識の量は著しくても、まだ内面は成長過程である思春期の子ども達。
こうして社会との繋がりを自らが構築しはじめるこの時期、親としてできることはもう多くはありませんが、何かアドバイスが必要な時、継続して娘の心の安全基地でいられるよう、自分自身の心を整えておきたいと感じます。
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