娘が中学に入学し、自分の大学院もひと段落した今。
最近、自分自身について考えることが増えてきました。
娘の今後の進路について考えることはもちろん重要ですが、
案外それと同じくらい大切だと思っているのが自分自身のこと。
子育てをしているとどうしても子どものことが優先となり
自分自身のことは後回しという方々も多いかもしれません。
ただ母の中では、自分という軸がぶれると、確実に子育てに影響してくるため
自分自身を省みるという時間を継続的に持たないと回るものも回らなくなってしまう。
そんな風に感じています。
「将来子どもにどんな風になって欲しいか?」
よく聞かれるこの質問。
ふと母自身、「自分はどんな風になりたいか?」そんなことをよく考えます。
もし1つだけ答えるとしたら、
「謙虚な人になりたい」
というのが今の答えかもしれません。
「モンテッソーリ教育」というと、どこかマリア・モンテッソーリという女性が自分の教育法を発明したかのような印象を持たれる方もいらっしゃるかもしれませんが、モンテッソーリ博士が行ったのは発明ではなく発見。
子どもが元々持ち合わせる「学びたい」という気持ちは、適切な環境と自由さえ保障されれば、自然と誰もが学ぶことができるという発見でした。
これほどまでに壮大なこの教育哲学を「発見」という一言に集約したモンテッソーリ博士の謙虚さに触れると、如何に自分が傲慢な人間であるかということを思い知らされます。
世界平和を提唱していたモンテッソーリ博士。
平和は内面からしか生まれないと言うこの言葉が、今日も母の支えとなっています。
「いい大学に入ること」
「いい職に就くこと」
もしかすると、これは現代の共通の価値観となっているのかもしれません。
けれども、モンテッソーリ教育はこれらを実現するための術ではなく、自分の人生を最大限に愛するための術であるのだと、この11年間のホームモンテッソーリが教えてくれています。
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今朝の朝読はこちら。
大学院で学ばなければ、絶対に出会わなかったであろう1冊。
じっくりと読んでいきたいと思います。
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