以前、こんな記事を書いたことがあります。
「子どもをどう変えるかではなく、大人がどう変わるか」
これは間違いなく、我が家のホームモンテッソーリの中の核となっていること。
と言っても、2歳でモンテッソーリ教育を家庭で実践し始めた頃は、このような想いは微塵たりとも持ち合わせませんでした。
当時は、とにかく良いものを与えたい。
与えることばかりに執着していた母。
しかし、モンテッソーリ教育を学べば学ぶほど、モンテッソーリ教育とは子どもに何かをしてあげるのではなく、自然な育ちをサポートすることだと気付かされます。その時に必要なのは、大人の心構え。大人の心が整っていないと、子どもと上手く関われないということを経験から嫌というほど学びました。
ホームモンテッソーリのお手伝いでよくいただくご質問の一つがこの「大人の自己変容」。
果たしてどう自分自身と向き合うのか。
母が継続して救われているのは、ご存知の方も多いかもしれませんが、UCLAの精神科医ダニエル・シーゲル博士の著書やワークショップ等の数々です。心の健康と幸福を高めるための科学的知見を精神科医という立場から紐解く時間は、「科学的教育法」と呼ばれるモンテッソーリ教育とも重なる部分が多く、2016年にモンテッソーリ教師養成講座の課題図書の1冊であった以下を拝読してから、ずっと助けられています。
トップ写真は我が家のリビングの一角の書棚。
相良敦子先生同様、シーゲル博士のコーナーがあります。
書籍以外にも、シーゲル博士がエグゼクティブディレクターを務めるMindsight Instituteで受講したコースも多くなってきました。
絶版になってしまっている和書もありますが、どう子どもと向き合うか、自分の心にブレーキがかかってしまった際にはぜひお手に取ってみてください。いつも心に留めておきたい言葉が、散りばめられています。
わが子の安全を守るために、親ができる2つのこと
第1に、危険から守ること。
第2に、恐れや脅威の原因にならないこと。
生き抜く力をはぐくむ 愛着の子育て P.114
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