久しぶりに小6の娘のモンテッソーリの活動の記録を残しておきたいと思います。
モンテッソーリ教育ではこの活動のことを「おしごと」と呼びます。
大人にとっては「仕事」というと、どこか大変でつらいイメージがありますが、子どもにとっては自分を創り上げるとっておきの時間。
大人には一見面倒な作業に見えるような活動も、喜んで向かい合うのがモンテッソーリ教育における「おしごと」です。
幼児期には、娘のおしごと時間の記録をこのブログにもたくさん残してきましたが、小学生になるとモンテッソーリ教具を使ったおしごと時間そのものが減ったのはもちろんのこと、母自身も幼児期ほどピッタリとついていることがなくなり、写真に収める機会も激減。
前回のブログ記事を書きながら、おしごとの記事は、通常のブログ記事よりも時間がかかることから、ついつい遠のいてしまっていましたことを再確認。
…ということで、今日は久しぶりのおしごと記事です(笑)。
こちらは”Analysis of the Square”と呼ばれる「二乗を分析する」おしごと。
モンテッソーリのエレメンタリーでは、整数の四則計算⇒分数⇒小数と進んだ後に位置する「指数」の分野の中にあるおしごとです。
幼児期の頃から親しんできた100の金ビーズ(正方形)の中に、さらに正方形を作ってみると…。
輪ゴム2本を使い、上段は
6×6
4×6
に分け、下段は
6×4
4×4
に分け、それぞれ色ビーズで表しています。
実は今回行った10の二乗の分析とは、幼児期から何度もパズル感覚で親しんできた二項式のこちらと同じもの。
二項定理と呼ばれる、こちらの式を色ビーズを使って目に見えるようにしたものが、今回のおしごとが繋がっていく部分でした。
といっても、娘自身はこのような公式は知らず、二乗という世界を色ビーズで具体化しているだけ。まさに抽象の世界を具体化するというモンテッソーリの算数教育の目的が浮き彫りになった時間でした。
モンテッソーリの算数教育に馴染みがないと、全くもって意味をなさない記事となってしまったかもしれませんが(笑)、モンテッソーリのエレメンタリーの算数教育は高学年になると、日本では中高になって初めて学ぶような分野にまで発展していきます。今回娘が行っていたおしごとも、通常のモンテッソーリスクールであれば9歳頃から紹介していくおしごとです。
我が家は、残念ながら娘が高学年になってからは家庭でのおしごと時間はぐっと減ってしまったため、海外のモンテッソーリスクールで行われているようなカリキュラムの10分の1程度の内容ですが、それでも久しぶりにおしごとをすると、学校の算数とはまた別世界へと入り込むようで、いつもおしごと終わりには、新鮮な空気に包まれています。
◆◆
今週はこれからフルタイムの仕事。
そして来週からは、モンテッソーリの大学院の最終学期(+卒論)がスタート。
まだ見ぬ世界に怯えるばかりの母ですが、怯えっぱなしだったアメリカの大学院生活は、振り返ってみるとやりがいしかなかったと感じています。
本来であれば、冬休みの間に読了予定だった課題図書の1冊であるこちら。
今頃になって慌てて読み始めています^^;
現実逃避の生活も、ついに終わりを迎えようとしていることが寂しくて仕方がありません。
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