モンテッソーリ教育のカリキュラムとは!? | モンテッソーリな時間~バイリンガルに魅せられて~

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中2の娘とワーキングママによる2歳からのホームモンテッソーリとバイリンガル育児の足跡を綴っています。

 

「モンテッソーリって何ですか」

 

今まで出会ったどのモンテッソーリアンに聞いても、最も返答に困るのがこの質問だといいます。

 

事実を端的に述べるとすれば「イタリア生まれのマリア・モンテッソーリという女性博士の名前」ということになるのでしょう。しかし、実際には「モンテッソーリ」と名の付くものは色々とあります。

 

    

モンテッソーリ教育

モンテッソーリ・メソッド

モンテッソーリ教具

モンテッソーリ教師養成講座

 

などなど。

 

それは哲学なのか、カリキュラムなのか…。

そうだとも、そうでないとも言えるこの曖昧なコノテーションがモンテッソーリ教育には付きまとっていると言えるかもしれません。

 

しかし、そんな中でもはっきりと線引きできる点と言えば。

 

「モンテッソーリ教育とは従来の学校教育のカリキュラムとは違う」ということ。

 

 

従来の学校教育のカリキュラムと何が違う!?

 

単なる教科の違いにとどまらず、従来のカリキュラムが知的発達を促すことが主眼に置かれているとすれば、モンテッソーリ教育のカリキュラムは、知的発達のみならず情緒的発達の両方がバランスよく組み込まれているという点が一番大きな違いと言えるかもしれません。

 

 

本来、カリキュラムとはその子ども達が属する社会目標とニーズによって構築されるもの。

日本のような識字文化の社会は読み書きは大切なものであるのに対し、文字を持たない文化圏では狩猟活動に必要なスキルが重視されているかもしれません。

 

こんな社会の目標やニーズだけではなく、その年代の発達段階が最大限に考慮されているのがモンテッソーリのカリキュラムです。個の育成が大切な幼児期には先生から1対1で提供を受けて個人活動を中心に行うモンテッソーリ幼稚園。そして何よりも仲間が大切になる学童期には、モンテッソーリ小学校では自然とグループ活動が多くなります。

 

また、競争ではなく協力というレンズを通じて仲間同士が様々な議論を交わすことで、より成熟した思慮深い人間育成のために実践されるのは、モンテッソーリ中学・高校におけるソクラテスセミナーです。

 

このような、それぞれのステージに合った学びを、モンテッソーリの環境では実践していきます。個を育んでいる段階で無理に集団に合わせるよりも、仲間が何よりも大切な時期に一人黙々と学びに向かうことよりも、自然な発達段階に合わせて学んでいくことが出来る、そんな環境がモンテッソーリのカリキュラムには用意されています。

 

 

長期的な視点を持てるようになる!?

 

また、今という瞬間だけを見るのではなく、人間の発達を長い目で見守ることが出来るのがこの教育の醍醐味。こんな長期的な視点を心の片隅に置いておくと、「まだ〇〇が出来ないけれど、大丈夫かな?」などと我が子の成長に対する不安感が驚くほど払拭されます。

 

現在小6の娘。

我が家の子育てのキーサードはまさにこの①情緒的発達②長期的な視点でした。

 

この2つを意識していると、自然と知的発達もついてくると感じています。

子ども自身が満たされていると、知的な学びにも集中が出来るということなのかもしれません。

 

来年中学生となる娘ですが、我が家の子育てのキーワードはこれからも変わることはなさそうです。

 

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今朝の朝読はこちら。

何度読んでも、学びがある1冊。

モンテッソーリ教育にただ傾倒するのではなく、「どうしてモンテッソーリ教育なのか」を自分の中で確信が持てるようになります。

 

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