数多いモンテッソーリ関連書籍、何を読む!? | モンテッソーリな時間~バイリンガルに魅せられて~

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中2の娘とワーキングママによる2歳からのホームモンテッソーリとバイリンガル育児の足跡を綴っています。

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ついに大学院の夏学期が来週で終了。
今日はこの後録画しなければならないプレゼンの原稿をチューターへと提出し、フィードバックを待っている状態です。
 
あと2つビデオ撮りが待っていますが、母の中では区切りがついたため、久しぶりに読書時間を楽しみました。
 
我が家の溢れる本棚から手に取ったのは、敬愛してやまないあべようこさんのこちら。
 
きっと、モンテッソーリ教育に関心のある方だったら、読まれた方もたくさんいらっしゃるのではないかと思います。
 
 
名著「ママ、ひとりでするのを手伝ってね!」が、なぜ漫画なのか!?
 
もしかすると、オリジナルである故相良敦子先生の以下の書籍を読まれた方も多いかもしれません。
今回、マンガ化されたこちらを再読してみて改めて感じたこと。
 
このオリジナルと漫画版。
それぞれに違った役割があり、すべてのモンテッソーリ教育の関連書籍がマンガ化されればいいのにと心底感じました。
 
モンテッソーリ教育を難しくしているのは、「おしごと」「敏感期」「秩序」などまず最初に耳慣れない言葉の数々。
そして、賞罰の概念がなかったり、訂正をしないことだったり、通常の子育てとは全く違った側面があるということ。
 
今まで私たち親世代が一般的に受けてきた教育とは違い過ぎるゆえに、なかなか受け入れられないという点は、日本のみならず、アメリカでも多くのモンテッソーリ研究者のリサーチ結果としてエビデンスが残っています。
 
あべようこさんのマンガの素晴らしい点は、これらの用語を見事に噛み砕き、100%伝わるようにしてくださっているところ。また、通常の子育てとはどう違うのか、漫画を通じて、日常のシチュエーションとして描いてくださっている点だと思います。そして、情報量を詰め込み過ぎず、消化不良にならないよう「最重要ポイント」に絞ってくださっている点が、とにかく優しいと感じます。
 
 
知識を与えることよりも、実践を可能にしてくれる1冊

 

モンテッソーリ教育の哲学は膨大過ぎて、1冊の書籍ですべてを網羅するのは不可能でしょう。
実際、10年ほぼ毎日これらの書籍に触れてきた母ですが、今でもどれほどこの教育法を理解しているかと聞かれたら半分にも達していないと感じています。
 
モンテッソーリ教育の知識を得るための書籍は山のようにありますが、あべようこさんのシリーズに共通して感じるのは、「家庭におけるモンテッソーリ教育の実践を可能にしてくれる」本であるということ。
 
読んだその瞬間から、実践できる、子どもの見方のヒントがふんだんに散りばめられています。
母が、1度読んで終わりではなく、主人公のセリフを暗記するほど手に取りたくなる理由は、ポイントがしっかりとまとまっていて、何よりも優しい。そして、どこかホッとするそんな安らぎを感じられるなのかもしれません。
 
秋学期の大学院のクラス開講は10月。
久しぶりに追われない時間、何をしようかと考えた時、やっぱりしたいのは「読書」。
これからも、あべようこさんのマンガにはずっとずっとお世話になる時間が続きそうです♡
 
 
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