中学生になる娘への贈り物 | モンテッソーリな時間~バイリンガルに魅せられて~

モンテッソーリな時間~バイリンガルに魅せられて~

中2の娘とワーキングママによる2歳からのホームモンテッソーリとバイリンガル育児の足跡を綴っています。

 
現在、小学6年生の娘。
この間、小学校へ入学したと思ったのに、来年には中学生となります。
 
コロナ禍でオンライン授業が続き、あっという間だった高学年。
学年委員、学校行事、課外活動で大忙しの日々。
けれど、最近以前と違うと感じるのは学校の勉強をするようになったこと(笑)。
 
塾、通信教育、問題集など全く縁のないまま過ごしてきた我が家。
ホームモンテッソーリ1本で、まさか小6まで過ごせるとは、小学校入学当時は予想も出来ないことでした。

 

しかし、高学年になり、最近は驚くほど学校の勉強をしている彼女。
今までホームモンテッソーリで培った学びの軸を、自ら学校の学びにも当てはめているように見えます。娘の学校でも、中学進学の際に、外新生との差が出来ないよう早いうちから通塾されているご家庭が多い印象ですが、我が家が唯一行っていることと言えば…。
 
「中学生の子どもとの向き合い方」を母が学び続けているということ。
 
これが、我が家には唯一娘にしてあげられることのような気がするからです。
 
 
中高生が新生児と同じ理由!?
 
 
モンテッソーリは発達の4段階の第3段階(12歳~18歳)の青年期の子ども達を
 
「social newborn(社会的新生児)」
 
と呼びました。
 
この時期の子ども達は、自分が世界の中でどのような存在なのか、大人社会でどのような立場をとるべきかを学んでいます。
 
新生児が、自分の生まれた新しい世界を毎日探検し続けているように、大人社会の入り口に立とうとしている青年期の子ども達も、自分の居場所を見つけるために、周りの世界を理解しようとしています。

 

発達の4段階とは
モンテッソーリの子どもの見方、児童観としてとらえていくことができます。モンテッソーリは子どもの肉体的、精神的、社会的、知的特性に応じて発達段階を4段階(第1段階(0歳~6歳)、第2段階(6歳~12歳)、第3段階(12歳~18歳)、第4段階(18歳~24歳))に分けています。(「モンテッソーリ教育が見守る子どもの学び」、松浦公紀、学習研究社、2007、208-209頁)

 

 

中学生になる我が子、どう援助する!?

 

 
自分が社会の中でどのような存在なのか。
どうすれば貢献できるメンバーになれるのか。
自分の役割は何なのか。
物事の全体像の中で自分はどこに位置するのか。
 
そんな時に、やはり道しるべとなるのは大人の存在。
乳幼児期とは違い、手とり足取りではなく、精神的な支えとなるべく姿勢が求められていると感じます。
 
小学生時代に身に付けてきた「自己選択」と「時間管理」というスキルをさらに洗練させ
どうすれば自分が自分の人生の主役となれるのか。
 
友人との付き合いが密になり、親から離れていく時期だからこそ、精神的な繋がりが最も大切な気がするのです。
 
乳幼児期、児童期とは違ったサポートの仕方が必要とされる青年期。
 
実際中高生のお子さんをお持ちのお母さんから話を聞いたり
中高生のモンテッソーリガイドに指示を仰いだり
書籍を読んだり
 
そして、何よも現在の我が子を観察し、出来る限り成長を見逃さない
 
そんな時間が続いています。
もう、何かを教えたり、何かをしてあげたりというサポートではないけれど、そんな時間が結果的には娘への贈り物になる気がするのです。
 
幼稚園でも小学校でも中学校でも、先生はその年齢の子ども達の専門家。
しかし、私たち親は我が子の専門家です。
 
生まれてから今日という日まで1日も休まずにしてきたことは、我が子を見守ること。
こんな大仕事、きっと後にも先にもないはず。
 
だからこそ、この仕事を全うできるその日まで伴走者でいさせてほしいと感じます。
 
◆◆
 
突然の悲報に胸を痛めています。
安倍元首相のご冥福を心よりお祈りいたします。
 
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