モンテッソーリ・算数教育「ピンクタワーの数値化に必要なのは集中力!?」 | モンテッソーリな時間~バイリンガルに魅せられて~

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中2の娘とワーキングママによる2歳からのホームモンテッソーリとバイリンガル育児の足跡を綴っています。

 

送辞を読ませていただいた卒業式も無事終了し、春休みに突入。

年度末は何かと忙しい毎日でしたが、やっと解放され、しばしのブレイクタイムを楽しみたいと思っています。
 
春休み最初に娘が手に取ったのは、幼児期から親しんできたピンクタワー。

 

 

幼児期は垂直に積み上げて塔をつくるというシンプルな活動でしたが、小学生になると「大きい」「小さい」という属性だけではなく、これを数値化してみるという更なる活動ができるようになります。

 

ピンクタワーの最小の立方体は1㎤。

最大の立方体は1000㎤です。

 

本来は自然色のピンクタワー用立方体という教具があるのですが、我が家にはないため、立体の容積計算に使う容積計算用立方体と呼ばれる1㎤の立方体が1000個揃ったキューブを代用しています。

 

 

こうやって合わせると、最小のピンクタワーの立方体と同じであることが確認できます。

 

さぁ、それぞれのピンクタワーの立方体はこの1㎤の立方体が何個分なのか。

 
すべて容積計算用立方体で並べていくのは時間がかかるので、数値化されたピンクタワーを元に、確かめて行っています。
 
数値を出していくこのおしごとは、何と言っても根気が必要です。
最後の1000㎤の立方体は1㎤の立方体を積んで確認すると崩れやすいため、ピンクタワーを横に置きながら積んでいく11歳。この辺りは、やはり効率を考える児童期ならではだと感じます。

 

見事に10×10×10=1000まで来ました!!

 
それぞれの数値化された答えをラベリングしてこの日は終了。

 

まだまだ二項式の数値化や公式への発展、累乗についてなど、展開できる部分も多いのですが、この日は永遠並べただけで満足の様子だった娘(笑)。この後、彼女がさらに発展活動を行うのか、それとも全く違ったものへといくのか見守りたいと思います。

 

娘がピンクタワーに触れている姿を見ながら、3歳の頃の彼女を思い出していた母。

わざとだったのか、それともまだ順番通り積むことが出来なかったのか、判断すらつかなかったあの頃。

順番通りに積むことをしない娘にモヤモヤ。

 

「それじゃないでしょ。」

 

何度そう注意したくなったか分からないほど、苦しい時間でした。

きっとあの頃は、どこか身につけて欲しいという親の下心ばかりで、楽しいはずのおしごと時間が苦しかったのでしょう。

 

でも今は、頻度は激減しても、余裕がある時はこうしておしごとを自ら楽しむ姿に、それだけで嬉しくて仕方のない母。答えを間違えても、手順が適当でも、一緒に楽しむことが出来るだけで感謝しかありません(笑)。

 

 

◆◆

 

今朝の朝読はこちら。

発売当初、何度も書店で見かけていながら今まで手に取ることはありませんでした^^;

今学期の大学院の授業では、モンテッソーリ教育のみならず幼児教育全般について学ぶ時間が続いています。

 

 

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