今年のシルバーウィークは帰省を控え、のんびりとおうち時間を満喫することに。
ホームモンテッソーリではこの休みに合わせて予定していたモンテッソーリ小学校のコスミック教育「グレートレッスン(宇宙のはじまり)」についての提示を行いました。毎年子どもの家で年度初めに行われる提示のため、今まで家庭では娘の興味のある部分の提示のみを行うに留めてきたグレートレッスンですが、子どもの家を卒業した今年は、通しのグレートレッスンを行いました。
小1の頃作った火山は今でも健在^^
太陽、地球、雨、火山など、今目の前で手に取ることは出来なくても、語られるこの世界にどんどん惹きつけられていく小4の娘。語りと共に、チャートと数々の実験が目の前で繰り広げられ、身を乗り出しっぱなし。
●太陽と地球の大きさ
●光の速さ
●水の三態
●引力
●地球の層構造
●火山
などなど。
これらを知識として学ぼうとするとある程度の労力も必要そうですが、お話を通して知るこれらの世界はまさに体験。宇宙のはじまりへとタイムスリップしたかのようなロマンがあるようです^^
「グレートレッスン」を行うに辺り、和書の参考図書はやはりこちら。
前回の記事でも綴った通り、モンテッソーリ小学校で特に大事にされている“Storytelling”。お話形式のこの手法が、子どもたちの心を呼び覚まし、いつまでも記憶に残るアートの形式であることは間違いないでしょう。まだ読み書きが存在しなかった古代の人々にも、「語り継ぐ」という習慣があったからこそ、今の文化が存在するのだとすれば、やはりこの「語る」というパワフルな手法は、使わない手はないのだと感じます。
45年以上モンテッソーリ教育と関わってきたMichael Dorer氏の以下の著書では、「Storytellingとは」「ストーリーの伝え方」「グレートレッスンのスクリプト」「自らストーリーを作る」など、モンテッソーリ小学校の提示で使われる100近くのチャートを含めて紹介しています。モンテッソーリ教師たちのマスト本とも言われるこの1冊。母も1週間に何度手に取るか分かりません^^;
誰からも強制されず自分の心のままに受け取ることのできるストーリー。
母という人物はこのような壮大なストーリーの語り手としては非常に頼りない存在ですが、それでも上手い下手に関わらず、娘はしっかり繋がっていることを確認した時間でした。
語り継ぐ時間とは心を繋げてゆく時間。
シルバ―ウィークという時間に親子で手を取り合いながら笑った時間は、これからも色褪せずに心にずっと残り続けていく時間となりそうです。
何度やっても楽しい重曹+フードカラー+お酢の火山の噴火♡
追記:コメントでご質問いただいた「植物の進化」について我が家が参考にしている書籍等のリンクです。
ご訪問、誠にありがとうございます