小4娘の『2歳からのホームモンテッソーリ♡ときどき英語』。
よろしければ自己紹介もご覧ください。
あと数週間で10歳を迎える娘。
この10年間の間で、彼女に贈った最高のプレゼントはやはり「モンテッソーリ教育」だったと思います。
※本人曰く、0.01%英語よりモンテが上で勝利だとか…(笑)。
モンテッソーリ教育を知ったがゆえに、「ああすれば良かった」と生まれる後悔もあれば、それでも知らなかったらさらに後悔したであろうと思うことも多々あります。
そのような中でも、モンテッソーリ教育のおかげで意識出来たことは
「日常を丁寧に生きる」
ということ。
教育現場に身を置いて20年。
「心」にあるべき重心が、「頭」に偏りつつある中でスタートした育児でした。
モンテッソーリ園で窓拭きを熱心にする女の子。
「掃除はいいから、算数など勉強になるようなことをやらせてください。」
と保護者から苦情が出たといいます。
確かに、モンテッソーリ教育の5つの分野の1つである「日常生活の練習」に対する価値を知らなければ、そう感じるのも当然なのかもしれません。
教育者の前に医師でもあったモンテッソーリ女史。
医師としての特筆すべきは、患者に対するホリスティックなアプローチだったようです。
貧しくて十分な食事も摂れなかった患者の家族に対し、スープを作ること、台所を清潔にしておくこと、床を整えることなど、薬を処方するのと同じくらい丁寧にアドバイスをしたと言います。
男女問わず誰しもが日常生活をこなすスキルから恩恵を受けることができると考えていたモンテッソーリ。
これが、「日常生活の練習」の基礎となったと言われています。
お粗末なホームモンテッソーリながらも、沢山の日常生活の練習のおしごとをしてきた娘。
「切る」「貼る」「掃く」「注ぐ」「拭く」などなど。
特に「注ぐ」ことが自分で出来るようになってからは、彼女の人生の自由度が一気に上がりました。
そしてこぼしても「拭く」という動作が出来るようになってからは、それはもう怖いものなし(笑)。
毎朝、トマトを丸ごと1つ食べる娘。
油断をして汚してしまっても、染み抜きを心得ている9歳は焦りがありません(笑)。
幼児期に身に付けた日常の一つ一つをあとは丁寧に実践していくだけ。
そんなロードマップがある程度出来上がっていると、しなければならないことが増える小学生以降、スムーズなのだと思います。
…と言っても、幼児期に身に付かなかった習慣も決して少なくない我が家^^;
もうティーンエイジャーとなってしまう彼女ですが、「疾うの昔」が身に付けるのに一番良かった時だとしたら、「今日」は二番目に良い日(笑)。
実践あるのみです♡
★★
日常生活の練習の決定版はこちら。
9歳でも見直したいポイントがまだまだあります。
小学校入学前に最適な一冊。正しいお箸の持ち方、洗濯の仕方、アイロンのかけ方など。提示のポイントが沢山詰まっています。
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