毎朝の散歩も、Zoomに追われるテレワークも、仕事の合間に見る娘の学校の課題も、どこか新たな日常として定着してきました。緊急事態宣言解除により、少しずつ次のフェーズに移行している地域もある中、夏までの休校が決定している娘。
家庭で過ごすこの時間が、今後の彼女の人生においてどのように左右するのか。
母という人間をこれほど間近で24時間見続けたことがない彼女の目にはどのように映っているのか。
自身を省みる時間も以前より増えました。
歴史的分岐点と言われる今のこの状況の中で、心の変化を感じています。
毎日同じような日々を過ごしていても、いかに与えられているものが日常に溢れているか、今まで以上に感じるようになりました。毎日このウィルスと闘ってくださる方々がいるから、自分たちは家にいることができる。毎日休校中の学びを真剣に考えてくれる先生方がいらっしゃるから、娘は絶えず学び続けることができる。家族を代表して買い物に行ってくれる夫がいるから、食事をすることができる。
もう生活のすべては与えられていると言えるほど、人々に支えられて生きていると感じます。
恥ずかしながら、これほど感謝の気持ちを持って生きてきた時期はなかった。
本当にそう思います。
そして、これほどまでに「与えること」について真剣に考えた時期もなかったように思います。果たして今の自分に何が出来るのか。どうすれば、誰かの役に立てるのか。人間は与えてもらうだけでは満たされない生き物なのだということを改めて感じました。無力な自分ではダメだということを、これほど痛感したのも初めて。日々忙しく過ごしていると、与えられることの意義も与えることの意義も埋もれ、一日が過ぎ去っていく。
★★
モンテッソーリ教育への想いで埋め尽くしてきたこのブログ。
一度は離れた時期もありましたが、7年間こうして変わらずホームモンテッソーリを追い続けることができたのは、共感してくださる方々がいたからだと思います。
綴ることの原動力を日々与えていただいています。
12歳までのモンテッソーリ教育の学びを一通り終えた今。
改めて感じたことは、モンテッソーリ教育は我が子だけではなく、全ての子どものためにあるということ。
これからが、還元していく時期だと思っています。
ご訪問、誠にありがとうございます