STEM教育という言葉を頻繁に聞くようになったのは、娘が幼稚園に入園してからだったと思います。
オバマ前大統領が国家戦略として取り上げてから数年経っていたでしょうか。
保護者会に出席する度に、2大キーワードとなっていたのが「アクティブラーニング」と「STEM教育」。
当時はまだプリキュアになりたいと言っていた我が子には無縁だと思っていましたが、あれから数年。
科学者になりたいと言っている現在は、このキーワードが彼女の中でも大事なものとなっているようです。
実はこのSTEM教育とモンテッソーリ教育。
驚くほど共通点が多いと言われています。
わざわざSTEMというキーワードを出さなくても、まさにモンテッソーリ教育の中に含まれていると言う意見が海外では多くあります。海外のモンテッソーリスクールではSTEMまたはSTEAMについて触れているスクールも少なくありません。
教科横断型の学びの典型ともいえるモンテッソーリ教育。
目の前の課題に対して創造的に問題解決を行うこの手法は、モンテッソーリ教育のバックボーンとも言えるでしょう。
朝登園しておしごとを選ぶ子どもたち。けれども、モンテッソーリ教具は各教室に1つずつしかありません。もし、自分が使いたい教具を使ったおしごとをお友達が行っていたとしたら。幼稚園生であれば自分が他にやりたいおしごとを、小学生であればワークプランに書かれた自分に必要な別のおしごとを。問題解決するところから、子どもの1日は始まります。
物事を論理的に順序立てて考えるSTEM教育同様、モンテッソーリ教育にはいつもシークエンスが存在します。体系的なカリキュラムから、おしごとを難易度順並べる教具棚まで、そこにはいつも順序が存在。また幼児期から教師の提示にはいつも「手順」が存在し、始まりと終わりを意識することが早い段階から子どもたちには意識づけられます。
感覚教育、算数教育のみならず、モンテッソーリ教育のすべての分野で「集合、対応、比較、分析」といった知性を働かせている子どもたち。この数学的思考はまさにSTEM教育につながるものであり、我が家のホームモンテッソーリのベースにもなっています。
先日、ETC Montessoriにて購入したこちらのSTEMシリーズ。
娘にとっては実験をベースとした楽しいおしごとの一つに過ぎないかもしれませんが、母にとってはまさに21世紀型の教育システム。理数探求のような側面よりも、科学的思考を言語化する部分で非常に役立っています。特に、まだまだアカデミックな語彙が不足している9歳には、英語のカリキュラムはバイリンガル育児の部分でも非常にプラスです。
今後ますます推進していきたいSTEM×Montessori。
いや、アート大好きな娘にはSTEAM×Montessori。
楽しみです♡