おうちサイエンス、心がけていること | モンテッソーリな時間~バイリンガルに魅せられて~

モンテッソーリな時間~バイリンガルに魅せられて~

中2の娘とワーキングママによる2歳からのホームモンテッソーリとバイリンガル育児の足跡を綴っています。

休校がスタートして約1ヶ月半。今までは使用の度に出してきた実験器具類ですが、我が家の教具棚に常駐するようになりました(笑)。

 

 

今まで色々なサイエンスのおしごとを楽しんできた娘。しかし、理数探求というよりは、どちらかと言うとショーを楽しむような感覚がありました。実験にワーッと目を輝かせても、STEMで求められるような科学的な思考や検証フローがきちんと存在していた訳ではなく、どこか遊びの延長にあったサイエンス。それはそれで、彼女の好奇心に火を付けた部分は大きかったのですが、もう新4年。もう少しプロセスを意識したサイエンス時間にしてみようと意識し始めたことがあります。

 

それは、仮説を立てること。

 

今までも仮説そのものは立ててきたのですが、口頭でサラッと。この休校中から、仮説を立てる際には、きちんと文章にすることを練習し始めました。時には英語、または日本語、若しくは両方と全く定まらない娘ですが、あくまでも目的は仮説の立案なので、細かなルールは定めず、娘主導のサイエンス時間を楽しんでいます。

 
実験素材は、やはりモンテッソーリのGreat Lessonから派生したもの。この時期は、物質の三態変化について実験を繰り返しました。参照したのはETC MontessoriのSTEMシリーズです。
 
モンテッソーリ教育とSTEMの活動の際の最もゴールデンな瞬間は、仮説通りにならなかった時。自己訂正の機能が備わっているモンテッソーリ教具に親しんできた子ども達は、失敗を失敗と捉えず、次のチャレンジだと肯定的に考えることが出来るのは、モンテッソーリ教育の素晴らしさだと思います。まさに、クリティカルシンキングへと繋がるこのプロセスは、絶対に外せないもの。マジックショーで終わらさないために、この仮説を立てるプロセスを、今後なおさら大事にしていきたいと感じています。
 
仮説実験授業の提唱者、板倉聖宣先生のこちらの書籍。
今まで一度も手にしたことがなかったのですが、読んでみたいと思います。
我が家のおうちサイエンスのヒントがあるかな。
 

仮説実験授業のABC 第5版―楽しい授業への招待

 

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