休校中の娘。思いの外、英語時間が長く、おしごとは夕方から夜の時間帯に集中しています。
先日記事にしたETC MontessoriのEconomic Geography Mat。幼児期から親しんできた山のようなSafari社のToobを配置して、街づくりに精を出しています(笑)。
この日のおしごとは、
地域住民が共に生活をする場所「地域社会(コミュニティー)」の紹介。このマットは、実はそれぞれ機能別にエリアに分かれていることを告げ、それが何なのか一緒に考えました。
それぞれのエリアごとの名称カード。どれもお馴染みの単語でも、娘の中ではどこか抽象的で概念が掴みづらいものもあった様子。
「ここは人口が集中している場所だから、"urban"だね。」
そんなことを言いながら、マットの上で語彙を見ると、非常にしっくりいったようです。
彼女にとって概念が掴みづらかったのがこの"civic"という単語。けれど、こうして"government"とセットにすると理解できた様子。
"Industrial"も"civic"同様、”factory”とセットにすればしっかり意味がわかります。工場地帯のこの地図が目の前にあれば、一目瞭然。
都市に隣接する意味の"Suburban"も、「郊外」の意味がイマイチ伝わっていなかった9歳にはボーナスとなった語彙。
"Rural"と"forest"の関係性も納得した様子です。
娘の中では、残念ながら「地域社会」という単位で今まで自分の生活を省みたことがなかったようです。こうして、改めてコミュニティーというものを見てみると、なんとなくバラバラに存在していたものが繋がった様子。
今後深めていきたい地域社会や地域経済における人的資源など、今まで経験したことのない切り口になったのではないかと思います。
このマットは、ただの空間的な広がりだけではなく、実は地域社会におけるそれぞれの基盤があることを学んだ娘。本来、共通の価値観、文化的な背景や歴史の上に成り立つはずのこの共同生活も、都会ではなおさら希薄化する人間関係。そんな部分も含めて、今後彼女と話し合う材料がたくさんもたらされた今回のおしごと。
ホームモンテッソーリを実践していく中で、何よりもの恵みはこのように話し合いの材料が増えたこと。知識を注ぎ込むのではなく、探求に繋がる材料を提供できるこの形が、娘にはピッタリと合っているようです。
今後のモンテッソーリの経済学。
どんな方向に進むのか楽しみです^^