モンテッソーリ・経済地理学「9歳のはじめての経済地理学」 | モンテッソーリな時間~バイリンガルに魅せられて~

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中2の娘とワーキングママによる2歳からのホームモンテッソーリとバイリンガル育児の足跡を綴っています。

先日購入したETC Montessoriのマテリアルの中に、ひときわ分厚いカードストックが含まれていました。それは「経済地理学」の教材。モンテッソーリ教師養成課程では存在しなかった教科だけに、果たして小学生にどのように経済学を提示していくのか。興味津々だった母。
 
この経済学の教材と一緒に使用できるということで、コンサルタントの方におススメいただいた教具”Economic Geograpy Mat”。これで、まずは世の中の仕組みを見せていくという大から小への流れを意識したモンテッソーリ教育ならではの仕掛けに、これは食いつかない訳がないと120%の自信を持って提示をしたところ、我が家の9歳!!それはそれは、もうおおはしゃぎでした(笑)。
 
この教具についてくるのは、おなじみSafari社のToobのミニチュアたち。 
 

 

 

 

 

 

 
インストラクションの通りミニチュアを置いておくと、街が出来上がります。
 
4つのセクションからなるマット。1つ目は森林。ここで伐採された木は…。
 
貨物列車に運ばれて、工場へと着きます。
 
そこで製造されたのは鉛筆。ショップへと運ばれ、トラックがタウンへとやって来ると…。様々な職種の人々が。パン屋さんや獣医さんなどとは違い、警察官や消防士などは公務員であることをここで学びます。
 
最後のセクションは国家機関。日頃ニュースで見聞きする場所がこのように繋がってくることに、プチ感動だったようです♡
 
幼児期から大好きだったこういった街シリーズものは9歳となった今でも大好き。一つ一つ丁寧に並べていくこの感覚が今でも楽しくて仕方がないようです。
 
ホームモンテッソーリ「はじめての経済地理学」は大成功。
 
一見、おもちゃのマットのように見えても、実際には経済のモジュールのフレームワークが展開するというこの手法に、とにかく目から鱗の時間でした。宇宙からスタートして、地球→大陸→国といった大から小の流れの中で出会った今回のコミュニティー。こうして少しずつ細部に触れながら、自分の中で肉付けされていく感覚は、娘にとっても最高に楽しい時間のようです。
 
いくら教具が素晴らしくても、使い方次第では毒にも薬にもなると言われるモンテッソーリ教具。子どもの現在のレベルを把握しないまま、急き立てたり、時間をかけすぎたり、この進み方一つで、ホームモンテッソーリ時間は全く違ったものになることを今まで嫌というほど経験してきた母。娘の敏感期にマッチしたものを提供できた時の喜びは格別なもの♡時間をかけてリサーチしたものだけに、こうして娘の笑顔に触れると、それはそれは幸せな気持ちになります。
 
いつもより時間に余裕のあるこの春。
新たな扉を沢山開けて欲しいと思います。
 

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