悲しむのではなく、感謝する | モンテッソーリな時間~バイリンガルに魅せられて~

モンテッソーリな時間~バイリンガルに魅せられて~

中2の娘とワーキングママによる2歳からのホームモンテッソーリとバイリンガル育児の足跡を綴っています。

 
モンテッソーリ教育を知ってから、今まで数々のモンテッソーリアンの恩師と呼べる方たちとの出会いがありました。直接お会いしたことある方は、実際には娘の通う子供の家の園長先生のみで、あとはすべてオンライン上でのお付き合い。当然、娘を見たことあるわけでもなければ、知っているわけでもないのに、いつも的確なアドバイスを下さり、素晴らしい出会いに感謝をしながら過ごしています。
 
そんな中、ある恩師にご不幸があったことを最近知りました。
最愛のご子息を不慮の事故で亡くされていたことを知ったのは仕事から帰る電車の中。
AMIのトレーニングで学んだことをすべて私たち受講生に伝えてくれようと、息子さんを相手に提示する様子をビデオに収め、公開してくださっていた恩師。
そこで何度も何度もお世話になったあのお子さんがもうこの世にいないだなんて。
目の前が真っ暗になりました。
 
エレメンタリー講座はただでさえオンラインで学べる機会が限られているのに、その中で受講生一人一人の質問に丁寧に答えて、マニュアルを作成し、さらに最近ではビデオ作成まで。すべては、モンテッソーリ教育を心から愛する気持ちが根底にあったからだと思います。
 
現実を受け入れられないまま帰宅すると、母の異変を察知した娘。
今まで、あまり自分自身の学習について語ることはなかったのですが、誰かに話さずにはいられず、この苦しい胸の内を9歳の彼女に打ち明けました。
 
「ママ、悲しむ気持ちではなくて、感謝の気持ちを持って。」
 
そう言われて、はっとしました。
 
この恩師と息子さんの存在がなければ、成り立っていなかった我が家のホームモンテッソーリ。
 
娘より6歳年上のお兄ちゃん。
モンテッソーリのホームスクール育ち。
本当に笑顔が素敵な青年でした。
 
今まで教わったこと、そしてこれからも教わるであろうこと。
一つ一つに感謝の気持ちを持って、今はただただ祈りを捧げたいと思っています。
 
Thank you, Joshua, forever in our hearts...
 

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