小さい頃から書くことが大好きだった娘。
この書くことへの敏感期は9歳の現在も続いています。
今思うと、彼女がこれほどまでに「書く」という動作を楽しんでいる理由は、それぞれ年齢に合ったツールが用意されてきたことも一つの理由なのかもしれません。
5年ほど前に綴った記事の中でも触れていますが、モンテッソーリ教育と出合い、書くための手を育てる準備を沢山してきた彼女。最初から鉛筆を渡すことも当然できたのでしょうが、「書く」という動作から満足感を得るためには、上手くコントロールできるツールをその都度渡すことが非常に大事でした。
鉛筆よりも前にチョークやクレヨンなどで十分に書くことを楽しんだ後、ある程度自分の思い通りに動かせるようになって握った鉛筆。その時には、文字を書く準備もほとんどできていたため、彼女にとってはこれらのツールは自分の想いを形にしてくれるものだったのかもしれません。
最近は、漢字テスト前はもっぱらホワイトボードを使用していた彼女ですが、今回ソウルで新たなものを入手。ペンタブレットのようなこちら。ホームボタンを押せば字が消せる優れもの。軽いので、お絵描き目的で持ち歩いていたiPadよりも手軽なようです。
…ということで、これからは漢字テストの勉強でも、こちらが活躍してくれそうな予感。
幼児期にはお手本のような字が書きたいと一字一字丁寧に書き続けていた娘ですが、小学生となりスピードが求められる今、字の汚さに悩んだ時期もありました。でも、面白かったのは悩んだのは母だけでもなく娘も一緒だったということ(笑)。自分の手から美しくないものを生み出すものは、本人も納得がいかなかったようです。なんとかスピードと満足感のバランスを取ろうと四苦八苦している日々ですが、やっぱり書くことへの興味は失われない様子です。
年齢と共に変化していく書くというツール。
幼児期にやり残したことは多すぎる我が家ですが、「書く敏感期」を育ててあげられたことは、唯一のギフトと言えるかも^^;
大事にしていきたいと思います。