ホームモンテッソーリと書く活動 | モンテッソーリな時間~バイリンガルに魅せられて~

モンテッソーリな時間~バイリンガルに魅せられて~

中2の娘とワーキングママによる2歳からのホームモンテッソーリとバイリンガル育児の足跡を綴っています。


「モンテッソーリ・言語教育「3歳の娘の最上の喜び」」
と記録を残してから、『運筆練習をどのように進めれば良いか』とのご質問をいただきました。・・・と言っても、我が家の娘もまだ3歳^^:お答えするに辺り、チューターとのメールのやりとりを見直していたところ、去年の今ごろ、どうやら母もまったく同じ悩みを抱えていたことが判明(笑)。

我が家の場合、教師養成講座を修了してからは、教具に頼っている部分もあるので、あまり一般的ではないかもしれませんが、この1年の活動を、まとめてみたいと思います。

①ピンセットなどを使ったあけ移し(日常生活の練習)
まず、スポンジを使って水をあけ移すということから始まり、系統性を少しずつ意識。このピンセットなどでつまむという行為を繰り返し行うことで、親指、人差し指、中指の3本指(Pincer Grasp)の強化を試みます。
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あけ移し関連記事:
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モンテッソーリ・日常生活の練習「物を対にするおしごと」
モンテッソーリ・日常生活の練習「あけ移す→切る→掃く」
「お仕事」には見た目も大事な要素!?

②円柱さし(感覚教育)
日常生活の練習を十分に行なった後、ついに導入した感覚教具。円柱さしは感覚教具の系統図の中で最初に位置づけられています。 この円柱さしのノブも3本指でつまみ、指先を鍛えていきます。
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Montessori Cylinder Blocks
Montessori Cylinder Blocks

円柱さし関連記事:
モンテッソーリ・感覚教育「円柱さしと評価」
円柱さしのおしごと発展形 de あそぶ!?
円柱さしのおしごとから得たもの。

クレヨンや鉛筆を正しく持つためには、手と指先を鍛える機会をたくさん用意することが必須。我が家は、まだまだ母の知識が浅く、系統図とは順番が前後してしまうことも多々ありましたが、これらの練習を色々と試みてきました。特にピンセットを使ったあけ移しは、100均の用具などを用いていくらでも用意ができるため、娘の興味に合わせ、色や形を工夫したりしながら、現在も楽しんでいます^^

③メタルインセッツ(言語教育)
ついに初めての筆記具の操作がここで入ってきます。鉛筆を持ち、枠に沿ってなぞる練習からスタート。まだ自分の意思で鉛筆を上手く動かせない子どもでも、枠に沿ってなぞるということがポイントです。上手になぞれるようになるにはまだ時間が必要そうですが、自分で図形が描けた!ということが、満足感に繋がっているようです。
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Montessori Metal Insets with Stands
Montessori Metal Insets with Stands

メタルインセッツ関連記事:
モンテッソーリ・言語教育「3歳の娘の最上の喜び」
モンテッソーリ・言語教育「なぞりたい!なぞりたい!」
マイナスだらけの提示
モンテッソーリ・言語教育「メタルインセッツとご対面」

④砂文字板(言語教育)
視覚、触覚、聴覚と3つの感覚器官を刺激しながら、文字をなぞります。砂文字板と出会う前までに、たくさん手を使ってきたため、なぞるという行為は慣れた様子。何度も練習して、しっかりと筋肉記憶を身につけます。
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ちなみに、砂文字板導入前にお世話になったものは、こちら。くもんシリーズは、言語教育の強い味方です^ ^
ゆびなぞりカードひらがな
ゆびなぞりカードひらがな

英語はJolly PhonicsのFinger Phonicsがお気に入り。
Finger Phonics, Books 1-7: In Print Letters
Finger Phonics, Books 1-7: In Print Letters

砂文字板関連記事:
モンテッソーリ・言語教育「砂文字板に夢中」
砂文字板でアルファベットを感じる。

⑤大きな黒板(言語教育)
実際、砂文字板導入よりもだいぶ前にお絵描きの目的で購入した黒板兼ホワイトボード。チョークを持ってフリーの演技を開始(笑)。描いては消すことができるので、娘も大喜びです。
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箱なしB級品 両面ディスプレイボード 木製イーゼル看板 ホワイトボード&黒板 マグネット可 WB-1607
箱なしB級品 両面ディスプレイボード 木製イーゼル看板 ホワイトボード&黒板 マグネット可 WB-1607

⑥小さな黒板(言語教育)
やはり大きな黒板は立てかけのため、なかなか文字を書くのは難しい様子。文字練習には、線の書いてあるこちらの小さな黒板が使い勝手が良いようです。間違えることを極端に嫌がる娘にとって、黒板はなくてはならない存在。間違えた文字は、とっととさよならします(笑)。
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ちなみにこの日は、「あいうえお」の練習から始め、最終的には自分の大好きなお友達、先生の名前で埋めて終了^^;
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・・・とたらたら書き連ねてみましたが。

今でこそ少しずつ判読可能な文字を書くようになってきた娘ですが、こうやって書き出してみると、「書く」という行為まで長い歴史があったなぁと実感^^;今回はモンテッソーリ教育の系統図に従い並べてみましたが、実際はこれ+何百時間の塗り絵が加わります(笑)。

ただ、言えることは、これらの活動は、決して「文字を書く」ことに繋げようと意識していた訳ではないということ^^;あけ移しの活動も、見よう見まねでスタートし、円柱さしも目的自体は頭では理解していたつもりでも、ただただ、魅力的な教具を母が触ってみたいという不純な動機からスタート(笑)。

こんな風に並べてみると、大人には気が遠くなるようなステップですが、敏感期の子どもにはなんのその。楽しくて仕方がないようです。とは言え、まだまだ指先の力加減が分からず「ママ、しゅうせいテープ!」と叫んでいます(笑)。徐々にコントロールが効くようになるかな。ゆっくりと見守っていきたいと思います(*^^*)

姉妹ブログ「Yuzyな日々~今日も楽しく親子英語~」細々と更新中^^;

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