最近、母を悩ませているものがあります。
それは今後必要になってくるSSATや英検という試験における語彙との向き合い方。
先日記した通り、保持教室で推奨されている語彙と向き合い方がベースになりながらも、それだけではSSATのボキャブラリーセクション英検準1級には絶対に間に合わない。だからと言って、単語集を一から順に暗記していく手法は、ホームモンテッソーリで育った彼女には、難しいでしょう。
一見遠回りに見えても、我が家にはやはり欠かせないモンテッソーリの言語教育。
この日は、保持教室のGrade4-5クラスでも始まっている“prefix(接頭辞)について再度確認しました。
「持っている知識をベースに積み上げていく」
が基本のモンテッソーリ教育。
もし、”prefix(接頭辞)”という言葉を初めて聞くお子さんがいたとしても、急に新たな何かが出現するのではありません。知っていることから、スタートします。
娘が履くのを楽しみにしている新しいスニーカーがお目見え。
「え!今日、このスニーカー履いておしごとするの?」
「履きはしないんだけれど、使うの。ねぇ、いつもYuzyが学校に履いていっている革靴と、このスニーカーって何が違う?」
「このスニーカーの方がきれい!新しいから!!」
「うん、そうだね。他に何か違う点あるかな?」
「えっと、スニーカーは紐がある!」
「そうだね、紐があるね。紐で結ぶこと、英語だと何て言うか知ってる?」
「“tie”」
「じゃあ、この状態だと何て言う?」
「“untie”! Before you take off a shoe, you must untie the shoelace! (靴を脱ぐ前には、ほどかないと!)」
「That's right! Then, あっ、Yuzyもう一回結んでもらえる?もう一回結ぶことを何て言う?」
「“retie”」
「Oh, now I understand what it would mean to pre-tie a shoelace...(もし“pre-tie”だったらどういう意味か分かった!)もう結んであるから、履けないよね。だから、そんな言葉あまり聞かないのかな。」
英語のおしごとをするときは、親子の会話は常に英語と日本語とミックス(汗)。
幼児期には絶対にしてはいけないと気を付けていたのですが、9歳となった今では、日々の会話がこんな状態の親子です^^;
この日、改めてRoot(語幹)は変わらないのに対し、Prefix(接頭辞)とは単語の頭について様々な種類があることを体験した娘。今まで知識として知っていたことが、具体物を用意すると、これほど楽しくなるというモンテッソーリマジックに再度かかったようでした。
もちろん、この時体験したことは、お手製ノートにしたためておきます(笑)。
寝るまでひたすら“un”“re”“pre”を接頭辞に持つ単語探しだったこの日。
言葉の面白さにますますはまる9歳女子です(笑)。
<参考文献>
6-9 Language Arts 1. NORTH AMERICAN MONTESSORI CENTER, 2015, 24p-26p.
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