小3娘、英語が年齢相応になってきた理由!? | モンテッソーリな時間~バイリンガルに魅せられて~

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中2の娘とワーキングママによる2歳からのホームモンテッソーリとバイリンガル育児の足跡を綴っています。

 

現在、英検準1級取得を目指している娘。

 

とは言っても、膨大な数の語彙を暗記したり、使える構文を増やしたりという英検ありきの学習は、まだ時期尚早だと感じている母。

 

ただ、ライティングのトピックの社会問題に関しては、娘が関心を寄せ始めたこともあり、また彼女が日ごろ日本語で得ている知識を英語でアウトプットする良い機会と捉え、ライティングのみスクールのレッスンに組み込んでいただいています。
 
実際英検2級取得までも、この方式で取り組んできた娘。
ライティングの準備だけで、それ以外は特別なことは行なってきませんでした。
 
しかし、8,000語前後必要と言われている英検準1級の語彙を取得するためには、今の娘の読書量では到底追いつかないでしょう。だからと言って、多読だけで理解のできる受容語彙を増やすよりも、実際自分で使うことのできる発信語彙の習得も今の時期は必要だと個人的には感じています。
 
母語も同様で、最近娘の使う言葉が大人びてきました。
母語でも言葉の段階があるように、英語も年齢相応の言葉運びができるようになってもらいたい。英語にて自分の想いをある程度伝えられるようになっても、言葉を知らないが故に、言い回しが冗長になっていたり、細かいニュアンスまでが上手く伝わらなかったりと苦労してきた彼女。
 
しかし、最近、少しずつ彼女の使う言葉が年齢相応になりつつあると感じています。
 
そのポイントは「語彙学習」
 
日本で外国語を身につけるためには、どうしても意識的に行なわなければならない語彙学習。
娘の通う帰国子女保持教室で行なわれている語彙習得における一連のプロセスを見ていると、1つの語彙を使えるようにするまで、かなりの時間が費やされています。
 
新出語彙は例文と共にノートへ
 
最初は、その週に与えられたリーディングパッセ-ジの中で新出語彙に出合います。
語彙の意味、例文を通じての使い方の確認などを先生からレクチャーを受け、
帰宅すると習った語彙を例文と共にノートにまとめます。
理解が深まったところで、同じパッセージを再読。
どのようにその語彙が使われているかを再度確認します。
 
語彙の説明を音声にて確認
 
次に、保持教室より提供されているWebブラウザを利用した教育支援システム『ブラックボード』にて、その週の語彙が説明されている先生による解説の音声を聴きます。
ここでさらにノートを取ればいいのでしょうが、娘は書き入れることよりも、
何度も聴くことに焦点を当てているため、解説の中で出てくる例文を何度も音として聴き、
自分の中で消化しているようです。
 
語彙問題にチャレンジ
 
ここで宿題となっているその語彙を使用した問題にチャレンジ。
4択の中から自然な文章となる語彙を答えとして選びます。
この作業の後は、問題の解説の音声を聴きます。
次にブラックボードで用意されているのは、語彙定着のためのクイズの数々。
スペリングを問われるものもあれば、意味を問われるものもあったり、内容は様々です。
 
最後は実際に使ってみる
 
これらの作業を経て、ある程度定着したら、実際にその週のエッセイで学んだ語彙を使用してみます。
面白いのは、この段階まで来ると、ほとんどその語彙の使い方は間違っていない点。
ある意味時間もかかるし骨の折れる作業ではあるのですが、娘の発信語彙がそれなりに年齢相応となってきた背景には、この作業があるからだと感じています。
 
今思うと、多少形は違っても、母がアメリカの大学へ進学する前にお世話になり続けたNHKのラジオ講座を使用した学習方法と似ていると感じます。それぞれのラーニング・タイプにより向き不向きはあるのかもしれませんが、娘にとっては「音声」がマスト。母も語彙を増やすために、今でもこの実践ビジネス英語の中で行なわれる英語による語彙解説を楽しみに聴いたりします。
 

NHKラジオ実践ビジネス英語 2019年 10 月号 [雑誌]

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親としてはついつい多くのことを願ってしまいがちですが、
小さなことをコツコツと確実にしていく手法ほど近道はないと感じているこの頃。
 
未だに英語圏には一度も足を踏み入れたことのない娘ですが、いつかその日が来たときに、いつもの感覚でいられるよう、英語を身近な存在にしておきたいと思います。
 

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