…と言っても、彼女は当時1年生。
もちろん、まだ理科室を使用するような授業はなく、この空間に立ち入ることができるのは「掃除時間」。
それも、運が良くないと理科室にあたらず、「理科室になりますように!」と毎晩お願いを繰り返すのでした。
あれから2年。
今年に入り、念願の『Newton(ニュートン)』を1冊、祖父に買ってもらいました。
子供の科学同様、定期購読をせがまれながらも、やっぱり『Newton(ニュートン)』はまだ娘には時期尚早。モンテッソーリ教育に傾倒する身としては時期尚早という言葉を使うことは、罪悪感を覚えるのですが、もう少し後のお楽しみに取って置いて欲しいという気持ちもあり、最近購入し始めたこちらのシリーズ。
『Newtonライト』。
驚くほどはまっています(笑)。
Newtonと比べて文字数も少なく簡潔なので読みやすい!!
決してそれぞれのページにインフォメーションが多いわけではないのですが、これがどこかモンテッソーリ教育の「全体を与える」という手法と似ていて、ビッグピクチャーを与えられた後、自分でさらに深めていくという作業が非常に楽しいようです。
Newtonライト『無(ゼロ)のかがく』 (ニュートンムック)
特に、『無のかがく』では、幼児期にモンテッソーリの算数教育で触れた「ゼロの概念」から発展する部分があり、興味津々。最近は親子の会話がひたすら「ゼロ」についてで、ちょっと戸惑っています(笑)。
9歳というまさに抽象に向かう傾向が顕著となってきたこの頃、このシリーズは、子どもの自然な精神に沿った形で、上手く構成されていると個人的に感じています。もちろん、学校にて「授業」の中で順に追って学ぶことは必要なのでしょうが、どこか潜在していた好奇心を呼び起こすというのでしょうか。そういった、仕掛けがひしひしと感じられます。
「ママ、クリスマスプレゼントはこのシリーズがいい。」