出席を取るのは何のため? | モンテッソーリな時間~バイリンガルに魅せられて~

モンテッソーリな時間~バイリンガルに魅せられて~

中2の娘とワーキングママによる2歳からのホームモンテッソーリとバイリンガル育児の足跡を綴っています。

大学の教壇の上が人生の至福時間だという上司。コーヒーブレイクにする彼との教育談義は、メモに書きとめておきたいほど心に響く言葉が沢山あります。
 
この日はこんな話が出ました。
 
「出席を取るのは何のため?」
 
本来であれば「授業に来させる」ことが目的であるはずなのに、「罰を与える」ために出席を取る教員が存在するというのです。
 
授業を欠席した学生の減点に躍起になり、授業に来させるための教員側の努力が足りないという上司の言葉。本来、欠席したくないと思えるような授業であれば、そもそも出席なんて取る必要がない。
 
こういう原点に立ち返ることの大切さを事あるごとに教えていただいています。
 
 
日ごろ、記事を書いたら読み返すことはほとんどないのですが、なぜか昨日は自分の書いた言葉を読み返しました。
 
なぜ「勉強頑張ってね」の一言が後悔なのか。
 
多分、今まであまりそういった声かけをしてこなくても、娘の学びは十分成立していたからだと思います。
 
モンテッソーリな子育て。
もちろん解釈は色々とあるでしょう。
でも、我が家においては、娘に学ぶことを楽しんで欲しい。
それ一点できました。
 
試験前にモンテッソーリのおしごとに没頭する彼女を見て、優先順位はどっちなの?と尋ねたくなった時もありましたが、今のこの敏感期はもう二度と戻ってこないかもしれないと思うと、好きなことをさせてあげたいと自然と思えていたのです。
 
私学でもこの夏休みは塾通いのお友達が増えたことで、どこか焦りがあったのかもしれません。
モンテッソーリ教育にどっぷり浸かっていた幼児期は、悩まなかったことが、日々の忙しさに負けて、なぜか歯車が狂い出す。
 
そんな時期だったのかもしれません。
 
でも、上司の一言で、改めて原点に立ち返ることができた気がしています。
決して他人と同じレールでなくとも、娘自らが選んだ学びをとことん追求して欲しい。

大好きなおしごとを沢山用意して、彼女が学びやすい環境を作り上げることを、また一から楽しみたいと思います。 


 

ご訪問、誠にありがとうございますハート