自由の中の不自由 | モンテッソーリな時間~バイリンガルに魅せられて~

モンテッソーリな時間~バイリンガルに魅せられて~

中2の娘とワーキングママによる2歳からのホームモンテッソーリとバイリンガル育児の足跡を綴っています。

先日、同僚からこんな質問をされました。

「Yuzyちゃんは、3DS持っている?」

…3DS。

ゲームを指すものだということは分かりましたが、どういったものかすら、よく分からない母(笑)。

持っていないと答えると、さらに質問が・・・。

「欲しがらない?」

うーん…。
欲しがっているのかもしれませんが、それもよく分からず(笑)。
でも、確かに以前お友達がお誕生日にゲームを買ってもらったことを羨ましがっていた娘。

「じゃあ、Yuzyもお誕生日プレゼント、ゲームにする?」

と伝えると、結局もっと欲しいものがあり、そこには辿り着かないのでした。

同僚のお子さんは娘よりも1つ年上。ゲームのしすぎが、ママを悩ませているといいます。「やることをやってからね」というルールは設けているそうですが、時間制限はしていないといいます。日頃から、塾に習い事にと忙しいから、せめてもの息抜きのつもりで、このようにしてきたそうです。

そんな話を聞きながら、ふと感じたのは「自由の中の不自由」でした。

 

きっと、モンテッソーリ教育と出合っていなければ、そんな風には感じなかったのかもしれません。モンテッソーリ教育には、「規律の中に自由」が存在します。

 

まさにこのお友達とは逆の状況です。

 

ルールの中に自由が存在するのです。

 

 

このルールがないと、子どもたちは自分の欲求をどうコントロールしていいのか分かりません。囲いがない分、一見自由に見えますが、まだまだそこをどうコントロールして良いのか分からないのが子どもたち。

我が家のゲームのルールは1日10分。
といっても、彼女はゲーム機は持っていないので、iPadにあるただ一つのゲームで遊ぶだけ…(笑)。

でも、ゲームをする前に母に断る必要もなければ、「やめなさい」「やりすぎ」などと言われることもありません。

 

ただ、タイマーをセットして10分遊ぶ

 

それだけです。もっとやりたがらないのかと聞かれることもありますが、不思議なことにやりたがりません。多分、他にやりたいことが多すぎて、ゲームだけで終わってしまうのは自分自身望んでいないのでしょう。

また年齢が上がれば分かりませんが、現段階では、この「1日10分」のルールは、娘に自由を与えてくれているようです。

もちろん上手くいくことばかりではありませんが、我が家の子育てにおいて、基盤ともなっている「規律の中の自由」

いつも子育てのヒントばかりをいただく同僚に、参考になればとシェアしたお話。
何か解決の糸口になればいいのですが・・・。

 

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