『鉤の手の原理』のモンテッソーリ教育 | モンテッソーリな時間~バイリンガルに魅せられて~

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中2の娘とワーキングママによる2歳からのホームモンテッソーリとバイリンガル育児の足跡を綴っています。

モンテッソーリ教師養成講座、Upper Elementary(9歳ー12歳)の受講を開始して2週間。果たして、Upper ElementaryとはLower Elementaryとどこが違うのだろうと興味津々で受講を始めましたが、一枚ずつベールがはがれてきています。
 
そして強く思うのは、そこには『鉤の手の原理』が存在しているということ。
 
母がこの原理に一番最初に触れたのは、3歳の頃、娘が『貼る』おしごとを初めてしたときでしょうか。糊付けをするために、筆を3本の指で持ち、これがのちに鉛筆を持つ際につながっていくということを知った時。その場限りにはとどめない『鉤の手の原理』が働くモンテッソーリ教育のおしごとに感動をしたものでした。
 
これは、娘が幼児期(プライマリー)に2〜3年に渡り楽しんだ幾何学立体のおしごと。あの頃は、立体を感覚で十分に感じ、その後は絵カード合わせで立体の名称に触れました。
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これがLower Elementaryになると、ここに円錐の定義のカードも加わります。絵カードも、ひらがなオンリーだった幼児期とは異なり、漢字も加わるようになりました。

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そして現在受講中のUpper Elementaryでは、これらのおしごとに"コマンドカード(Command Card)"(もしくは "タスクカード(Task Card)")と呼ばれる発展活動が加わります。幼児の頃は、名称だけだったのが、小学校低学年となるとその語彙の定義が加わり、小学校高学年となるとさらに発展していくのです。
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これは感覚教具のおしごとを用いた一例ですが、例えば歴史や地理などでも、同じようなパターンでおしごとが徐々にグレードアップしていきます。このコマンドカードは、従来の学校教育でいうのであれば、プリントやワークブックに置き換えらえるもの。それが、一枚ずつカード形式となって、モンテッソーリスクールには分野ごとに用意されています。

 

時には、そのコンセプトを用いたクラフトだったり、レポートだったり、インタビューだったり、ありとあらゆる形式のコマンドカードが用意されています。このクリエイティブなアイディア満載のコマンドカード。我が家でも、早速用意してみたところ、大喜びの娘。何が出てくるか分からない、どこか「お楽しみカード」のような位置付けとなっているようです。

 

こんな楽しい学びであれば、いくらでも子どもは飛びつくのだと実感しています。

 

まだまだ始まったばかりのUpper Elementaryですが、すでに思うことは山のよう。

少しずつ書き留めていきたいと思います。

 

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